赤ちゃんの風邪予防対策に10のヒント

赤ちゃんの風邪予防対策に10のヒント

ママからの免疫はいつまで続く?

赤ちゃんがママから免疫をもらって産まれてくるということはよく知られていると思います。
では、その免疫によってどのくらいの期間赤ちゃんは守られるものなのでしょうか?

 

実は、赤ちゃんがママからもらった免疫は生後6ヶ月を過ぎる頃から徐々に減り始め、1歳になる頃にはほとんどなくなってしまいます
免疫がなくなると風邪をひくことも増え、咳や発熱などの症状が出てくることがあります。

 

成長につれて自分自身の免疫ができることで体は丈夫になっていくとも言いますが、できれば予防してあげたいものですよね。

 

今回は、赤ちゃんの風邪予防対策をご紹介しますので、取り入れやすいものから実行してみましょう。

 

赤ちゃんの風邪予防①ウイルスや菌対策

風邪の感染経路は咳やくしゃみによる飛沫(ひまつ)感染が多いので、予防するには菌やウィルスを体内に取り込まないことが大切です。

 

【うがい、手洗い】
大人の風邪予防の基本はうがい、手洗い、マスクではないでしょうか。
でも、赤ちゃんは上手にうがいをしたりマスクをすることはできませんから、お湯で絞った清潔なタオルで口周りを拭いてあげるようにしましょう
その時に一緒に手と指の間も拭いておくようにします。

 

【水分補給】
のどの粘膜が乾燥していると風邪ウィルスが付着しやすくなります。
また、乾燥によってのどの炎症も起きやすくなり、さらにそこにウィルスが付着することにより風邪をひきやすくなります。
予防のためには水分補給が大切です。母乳やミルクでも良いですが、ミネラル成分を含む赤ちゃん用麦茶なども良いでしょう

 

【部屋の加湿】
風邪ウィルスは乾燥した環境で増殖しやすい性質を持っています。
風邪予防のためには、赤ちゃんが過ごす部屋の湿度を50~60%に保つようにしましょう
加湿器が便利ですが、ない場合は濡らしたタオルや洗濯物をハンガーに掛けておくだけでも湿度が上がります。

 

【人混みを避ける】
人混みでは風邪ウィルスが漂っている確率が高くなります。
風邪が流行している時期は、なるべく人の多い場所には出向かないようにしましょう
赤ちゃんのお世話は誰かにお願いしてママひとりで買い物に行ったり、公園へのお散歩は避けるようにするなど、工夫してみましょう。

 

【こまめな着替え】
ウィルスを家の中に持ち込まないためには、外出から帰ったらすぐに着替えてしまうのも良いですね。
帰宅後すぐに入浴してしまうのもひとつの方法です。体に付いたウィルスを洗い流すことができますね。

 

【除菌製品】
最近では様々なタイプの除菌製品が市販されていますので、状況に応じて使い分けてみましょう。
ウェットシートタイプのものは、手肌だけではなくおもちゃなどの除菌にも使えます。

 

赤ちゃんの風邪予防②免疫力をアップ

ママからの免疫が切れた後は赤ちゃん自身の免疫を強化することも風邪予防につながります。

 

【十分な睡眠】
免疫細胞は睡眠中に活性化すると言われています。免疫力が高まると、風邪などに対する自然治癒力も高まっていきます。
保育園などに通っている赤ちゃんは就寝の時間が遅くなることがありますが、十分な睡眠時間を取るよう心掛けましょう。

 

【バランスの取れた食事】
栄養素の中でも特にビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、たんぱく質は風邪予防に効果的と言われています。
離乳食に取り入れやすい食材にも含まれていますので、上手にメニューに加えてみましょう。

 

〈ビタミンA:免疫機能アップ〉
鶏レバー、みかん、にんじん、ほうれんそうなど

 

〈ビタミンC:抗酸化作用〉
ブロッコリー、かぼちゃ、赤ピーマンなど

 

〈ビタミンD:免疫機能アップ、カルシウム吸収促進〉
鮭、サンマ、キノコ類など

 

〈たんぱく質:筋肉や臓器を作るもと〉
白身魚、肉類、とうふ、乳製品など

 

【厚着をさせない】
大人が思っているよりずっと赤ちゃんは汗っかきです。
もともと体温が高いうえに、手足を良く動かしているので背中などは冬でも汗ばんでいることもあります。
汗が冷えると体を冷やしてしまい風邪をひきやすくなりますから、厚着をさせず重ね着で調整するようにしましょう
自分で暑い寒いを主張できませんから、ママやパパがこまめにチェックしてあげてください。

 

【ベビーマッサージ】
リンパの流れを促進し、新陳代謝や免疫力をアップさせるベビーマッサージも風邪の予防に有効です。
基本的には赤ちゃんを裸にしてマッサージするので、すでに風邪の兆候のある時は避けたほうが良いでしょう。

 

まとめ

風邪のウィルスは100種類以上あると言われており、まったく風邪をひかずに成長するということはまず不可能です。
風邪をひくたびにウィルスに対する抵抗力をつけていくので、あまり神経質になり過ぎず、かかってしまったら重症化させないように心掛けましょう。

 

また、家族みんなで風邪予防対策をとることが大切です。
もし家族が風邪をひいてしまったら、家の中でもマスクをしたり赤ちゃんとは別室で過ごすなど、みんなで協力していきましょう。

この記事を書いたライター

北村 美涼
北村 美涼

関西在住、1男1女を持つワーキングママです。 産休、育休、フレックス、時短、在宅、テレワーク、といろいろな勤務体系経験済み! ハワイとたこ焼きと太陽の塔が大好き!どれも私のパワーのみなもとです。

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