夜泣きを上手に「放置」する方法とは

夜泣きを上手に「放置」する方法とは

アメリカでは夜泣きを放置するってホント?

赤ちゃんがなかなか寝てくれない、寝てもすぐに起きてしまうなど、ママを悩ませる夜泣き。
夜泣きが続くと、ママも寝不足になり辛いですよね。育児ストレスの大きな原因にもなりがちですが、海外ではどのような対策が取られているのでしょうか。

 

アメリカでは赤ちゃんとママは寝室を分ける、という話をよく聞きますよね。住宅事情にもよりますが、実際赤ちゃんの自立性を育てるため分けられることが多いようです。
自立性とは赤ちゃんが自分で寝られるようになること。

 

寝かしつけをせず、赤ちゃんが自分で寝てくれるのもママにとっては理想的ですよね。では、アメリカのように寝室を分けて放置すればそれだけでいいのかというと、そうではありません。放置と言っても上手に放置して、赤ちゃんの夜泣きに対応しているようです。

 

上手に夜泣きを放置する方法とはどのようなものか、またその際の注意点も合わせてご紹介します。

夜泣きを放置する具体的な方法とは?

夜泣きを上手に放置する方法を見ていきましょう。

 

【①泣いている理由を見極める】
まずは赤ちゃんが泣いている理由を見極めます。おむつが汚れている、お腹が空いている、空調が不快、体調不良など眠れない原因があるなら、その原因を取り除いてあげることが1番です。

 

原因は特になく、抱っこしてもらいたい、遊びたいなどの夜泣きの場合は、「夜は寝るもの」と生活リズムをつけるためにも放置する方法を考えてみましょう。寝ぐずりと言ってうまく寝られない場合も赤ちゃんは泣いてしまうことがあります。赤ちゃんが自分で寝られるようにサポートするのにも放置は効果的です。

 

また、ママがイライラし過ぎている場合も一旦赤ちゃんから離れてみましょう。イライラしたまま夜泣きに付き合っていると、その気持ちが赤ちゃんに伝わり、泣いてしまうこともあるからです。

 

【②放置する時間はまず5〜10分】
放置すると言ってもずっと放置するのはNG。放置していたら泣き疲れて寝てしまうこともありますが、毎日それではかわいそうですよね。最初は5〜10分ほど、様子を見ながら放置してみましょう

 

放置している時間、ママは深呼吸して心を落ち着かせます。そして、本当に赤ちゃんが泣いている理由に心当たりがないか考えてください。心当たりがあった場合は、その原因を取り除きにいきましょう。

 

アメリカでは赤ちゃんとママの寝室が違っても、ベビーモニターを使って赤ちゃんの様子を確認している場合が多いようです。赤ちゃんが泣いたらベビーモニターでしばらく様子を見て、様子がおかしければ見に行っているようです。

 

【③寝かしつけに労力をかけすぎない】
しばらくしても泣きやまない様子なら、ママの気持ちが落ち着いてから、赤ちゃんの元へ行きましょう。その際、すぐに抱っこはしないこと。いつも寝かしつけの時に抱っこしていると、抱っこしてもらわないと寝られなくなってしまいがちです

 

いつまでも抱っこして寝かせるのは、ママも大変ですよね。とんとんする、歌を歌うなど、決まった寝る前の儀式をします。この儀式はできるだけママが楽にできる、労力をかけ過ぎないものがおすすめです。

 

【④放置→寝る前の儀式を繰り返す】
寝る前の儀式が終わったら、また部屋から出て放置します。すぐに泣いてしまうかもしれませんが、儀式が終わったら寝る時間だと分かってもらうためです。自分で寝られる力をつけるため、放置して、しばらくしたら様子を見に行くというサイクルを繰り返しましょう

夜泣きを放置する場合の注意点

夜泣きを放置する場合、注意しなければいけないこともあります。

 

【①安全に配慮する】
放置している間、赤ちゃんが転倒したり、布団が顔にかかったり、誤飲などがあっては大変。特に夜はベビーベッドで寝る場合も多いので、転落も心配ですね。しっかり事前に安全対策はしておきましょう

 

【②体調不良時には放置しない】
体調不良時は赤ちゃんも体がしんどく、不安になりやすいです。体調不良の期間は放置せず、しっかりそばにいて付き合ってあげてください

 

【③授乳後は放置しない】
授乳後は吐き戻しが心配です。夜泣きで泣いてしまうと、むせて喉が詰まってしまいやすくなります。赤ちゃんの安全面を考慮し、授乳後すぐは付き添って様子を見てあげましょう。

 

【④日中にはスキンシップをしっかり】
夜泣きを放置して、自分で寝られる力をつけるのも大切なことですが、やっぱり赤ちゃんはママに甘えたいもの。生活リズムをつけるために夜は割り切って放置してみても、日中はスキンシップを取ってあげてください。日中のスキンシップで赤ちゃんの心が安定すると、夜泣きが減ったという場合もよくあるようですよ!

まとめ

赤ちゃんの夜泣きには上手に付き合うことで、気持ちにも余裕を持つこともできます。放置している間は心配になるかもしれませんが、ママが心を落ち着かせる大切な時間。赤ちゃんも自分で寝られるようになるためのトレーニングだと考えてみましょう。

 

ただし、安全性だけはしっかり確保することが重要です。赤ちゃんと毎日笑顔で過ごせるよう、夜泣き対策のひとつとして、試してみてください。

この記事を書いたライター

おかだ うみ
おかだ うみ

2人の男の子を育児中のママライター。うどん県出身、お蕎麦の美味しい北陸在住。趣味はカフェ巡り、キャンプ、音楽鑑賞。子どもたちとの些細なできごとを100%楽しめるような毎日にしたい!と日々模索中。その中で学んださまざまな情報をお届けできたらと思っています。

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