赤ちゃんは抱っこで寝かしつけた方がいい?
赤ちゃんを寝かしつける時、方法はさまざまですが、抱っこで寝かしつけをしている人もいるでしょう。
抱っこでしか寝ない赤ちゃんもいるかもしれません。
しかし、ずっと抱っこをしていると腕が疲れますし、赤ちゃんが重くなると肩や腰に負担が掛かることも。
抱っこで寝てくれたと思っても、布団に降ろした瞬間、いわゆる「背中スイッチ」が発動し、起きてしまって困っているというママも少なくないと思います。
そこで今回は、抱っこで寝かしつけをするメリットデメリットに焦点をあげながら、抱っこ以外の寝かしつけ方法や、抱っこ以外の方法への移行の仕方などを紹介していきます。
抱っこでの寝かしつけのメリット
赤ちゃんを抱っこで寝かしつけするのは、定番の方法です。
昔は抱き癖が付く、などと言われることもありましたが、今はむしろ抱っこは推奨されているので、悪いことではありません。
寝かしつけの際も赤ちゃんを抱っこをしてあげることで、次のようなメリットがありますよ。
【赤ちゃんが安心感に包まれ、快適に寝られる】
抱っこされていると、赤ちゃんはママやパパの体温を感じ、ちょうど耳はママやパパの心臓の位置なので、鼓動を聞くことができます。
大好きなママとパパの温かさに包まれ、心地よい音に赤ちゃんは安心感を得て、快適で落ち着きながら眠ることができるでしょう。
また、抱っこではリラックスした状態になることもできます。
抱っこしながらママやパパに話しかけられると、赤ちゃんも緊張がほぐれます。
信頼しているママとパパに抱かれているからこそ、不安感や心配事から離れ、すーっと眠りにつくことができます。
【よく眠れる】
抱っこされた状態は、環境の変化や刺激が少なく、眠りが深くなることがあります。
抱っこの体勢を変えるなど、何かの刺激で起きたとしても抱かれた状態が変わらなければ、また安心感とリラックス状態になり眠りにつくことが多いでしょう。
【親子のスキンシップにも◎】
抱っこは親子のスキンシップにもいいですよね。
赤ちゃんに安心感があるだけではなく、ママやパパも赤ちゃんの体温やにおいなどを抱っこを通して感じることで、リラックス状態になれることがあります。
抱っこでの寝かしつけのデメリット
さまざまなメリットのある抱っこでの寝かしつけですが、デメリットも存在します。
【抱っこでしか寝られない】
抱っこで寝かしつけされることが続くと、赤ちゃんが抱っこでしか寝られないという状態になることがあります。
寝ぐずりして寝かしつけに時間がかかったり、夜中に起きてしまったりした時も、抱っこをしなければいけないと思うと、大変ですよね。
【ママとパパの負担になる】
なかなか寝かしつけられない時や、赤ちゃんが成長に伴い体重が重くなってきた時など、長時間の抱っこがキツく感じることもあるでしょう。
そんな時も抱っこでしか寝かせられないのは、体力的にもつらいですね。
また抱っこをしていると両手が塞がり、他のことができません。
他にやりたいことがある時なども、ママとパパの行動が制限されることがあります。
【抱っこができない環境での寝かしつけに困る】
お家で寝かしつける時には抱っこでよくても、例えば保育園のお昼寝時や、赤ちゃんが入院しママとパパが付き添えないなどの状況になった時、ママやパパの抱っこでしか寝られない状況であれば、赤ちゃんが寝入ることができないこともあります。
赤ちゃんのお世話を任された保育士や看護師も、1人抱っこしていると行動が制限されてしまうため、要求に応えられない場合もあるかもしれません。
抱っこ以外の寝かしつけ方法は?
抱っこ以外の寝かしつけ方法には、次のような方法があります。
・寝る前のルーティンを決めて、そのルーティンを繰り返して習慣化
・ベビーベッドに寝かせ、最初は寄り添いながらリラックス状態を作り、少しずつ離れる
など。
いわゆる「ねんねトレーニング」「ネントレ」と呼ばれるもので、赤ちゃんが自分で寝られる力をつけられるようサポートする方法です。
【抱っこ以外の寝かしつけ方法に移行するには】
抱っこ以外の寝かしつけ方法に移行するには、少しずつ移行するのが良いでしょう。
急に他の方法で寝かしつけられると赤ちゃんもびっくりしてしまいます。
まずは抱っこしたままベッドに横になり少しずつ体を離したり、ベッドに寝かせて声をかけながら少しずつ距離をとるなど。
泣いてもすぐには抱っこせず、声をかけたり、赤ちゃんの胸をトントンとしたり抱っこ以外の落ち着く方法を試してみましょう。
また、ルーティンを決めたなら、そのルーティンを根気よく続けることが大切です。
途中で気持ちが揺らいで、他のルーティンをすると、赤ちゃんが戸惑う原因になります。
まとめ
赤ちゃんを抱っこで寝かしつけをする場合、メリットももちろんありますが、気になるデメリットもあります。
赤ちゃんにとっても効果や影響は様々のため、もしデメリットの方が大きいと考えるのであれば、他の寝かしつけ方法を試みるのもいいでしょう。
ママとパパ、そして赤ちゃんにとって最適な寝かしつけ方法を選択してみてくださいね。