赤ちゃんの睡眠の質は成長に影響する?
夜中に途切れ途切れで起きてしまう赤ちゃん。
お世話をするママも大変ですが、赤ちゃんがちゃんと眠れているか心配になりますよね。
そこで今回は、赤ちゃんの睡眠の質を上げる環境づくりのためにはどうしたら良いかをご紹介します。
【赤ちゃんの睡眠時間】
赤ちゃんはどれくらい眠っていたら良いのでしょうか。
目安としては、以下のように言われます。
・新生児(生後1ヶ月)・・・15~20時間
・生後2~3ヶ月・・・14~15時間
・生後3~6ヶ月・・・13~14時間
・生後6ヶ月~1歳・・・11~13時間
生後2~3ヶ月から昼夜の区別が少しずつつき始め、生後6ヶ月になると夜中に6時間くらい続けて眠れるようになる赤ちゃんもいます。
月齢が小さい赤ちゃんは、まとまって眠る時間が短いため、トータルで眠れているか確認をしましょう。
【睡眠による成長への影響】
赤ちゃんがあまり眠れていない場合、成長への影響も気になりますよね。
「寝る子は育つ」というように、赤ちゃんの成長に欠かせない「成長ホルモン」は寝ている間に分泌されます。
朝起きてぐずったり眠そうな様子であれば、夜間の睡眠の質を上げてぐっすり寝てもらえるようにしたいですね。
睡眠の質を上げる環境①生活リズム
それでは具体的に、どうやって赤ちゃんの睡眠の質を上げたらい良いのかみていきましょう。
赤ちゃんが夜にぐっすり眠るためには、まずは日中の過ごし方がポイントです。
月齢が小さい時は日中の区別がついておらず、生活のリズムもまだ安定していない場合が多いですよね。
最初は、赤ちゃんが眠いときに寝かせる、という方が多いですが、生後2~3ヶ月すぎた頃から生活のリズムを意識するようにしましょう。
例えば1日の流れとして、このように生活リズムを意識すると良いでしょう。
【朝の過ごし方】
・起きたらまずカーテンを開けて太陽の光に当たる
・お散歩するなど無理のない範囲で外気に触れる
【昼の過ごし方】
・お昼寝をさせる(いくらでも寝かせるのではなく、トータルの睡眠時間を考慮する)
・できるだけ赤ちゃんと触れ合い楽しく過ごしてもらう
【夜の過ごし方】
・沐浴はぬるま湯(38~39度)で行う
・寝る1時間前には部屋の照明を落とす
・寝る前にはテレビなど刺激になりそうなものは消す
このように、日中はしっかり起きて、夜は暗くなるのでもう寝る時間、というように1日でメリハリをつけてあげることが、睡眠の質の向上につながります。
睡眠の質を上げる環境②寝具選び
赤ちゃんが快適に眠ってもらうためには、直接肌に触れる寝具選びも重要です。
寝具の選び方と、安心して眠るための注意点についてもご紹介いたします。
【ベビーベッドか布団どっち?】
ベビーベッドか畳の上に布団を敷くか、どちらにしようか迷う方は多いのではないでしょうか。
省スペースであまり場所をとらないのは布団ですが、床のハウスダストが気になる方は、高さのあるベビーベッドの方がおすすめです。
月齢が小さいと赤ちゃんが頻繁に起きるので、世話がしやすい方を選ぶと良いでしょう。
【寝具の硬さについて】
ふわふわの寝具の方が気持ち良さそうですが、赤ちゃん用の敷布団(マットレス)には硬さのあるものを選びましょう。
柔らかい寝具だと赤ちゃんが沈み込んでしまうため、寝返りがうまくできず窒息してしまう恐れや、熱がこもりやすくなる場合があるためです。
また、赤ちゃんは体温が高く汗をかきやすいため、通気性の良いものがおすすめです。
睡眠の質を上げる環境③部屋の温度
大人でも夜中に暑いとなかなか眠れないですよね。
特に赤ちゃんはもともと体温が高く、寝るとさらに体温が高くなるので、大人よりも暑さを感じています。
赤ちゃんが快適に眠れるように、環境を整えてあげましょう。
【温度と湿度】
夏の暑い日は室温を25~27℃くらい、冬の寒い日は20~22℃を目安にしましょう。
また、湿度は季節に関わらず45~60%になるように調整してあげましょう。
【照明】
まだ寝返りができない赤ちゃんは天井の照明を見る時間が多いため、夕方から寝る前までにかけて、徐々に暗くしていくなど工夫が必要です。
寝る1時間前には暗くして、もうそろそろ寝る時間だよ、ということを教えてあげるようにしましょう。
【テレビやスマホなどの電気機器】
テレビやスマホなどのライトは赤ちゃんにとって、とても刺激があります。寝る間に見てしまうと興奮してしまい、なかなか寝付けにくくなる原因にも。
照明と同様に、寝る1時間前には見ないようにして、親子で眠るモードに入りましょう。
まとめ
まだ生活リズムが整っていない赤ちゃんは、思ったように寝てくれないこともありますよね。
赤ちゃんの成長には欠かせない睡眠ですが、睡眠時間を何時間とぴったりと取らないといけないと神経質になる必要はありません。
睡眠時間は目安と考えて、まずは徐々に生活リズムが作れるように促してあげましょう。
赤ちゃんにぐっすり眠ってもらうために、日中の過ごし方や寝具の選び方などの環境づくりについてご紹介しました。
睡眠の質を上げるコツをつかんで、ぜひ試してみてくださいね。