トイレトレーニングが後退した時の対策

トイレトレーニングの後退とは?

トイレトレーニングは失敗を繰り返しながら、少しずつ進んでいきます。

はじめる時期やおむつの卒業までにかかる期間は個人差が大きく、ママの悩みのタネでもありますよね。

 

トイレトレーニングでは「ほとんどトイレでできるようになっていたのに、急に失敗が続くようになった。」というのもよくあることです。

トイレやパンツを嫌がるようになったり、当たり前のようにおもらしをするようになったり。

このような状態をトイレトレーニングの後退」といい、多くのママが経験するようですよ。

 

よくあることとはいえ、せっかく進んでいたトイレトレーニングが後退してしまうと、ママは焦りや不安を感じますよね。

どうして良いか分からず、イライラしてしまうこともあるでしょう。

 

そこで今回は、トイレトレーニングが後退した時についてのお話です。

後退する理由や対策、気をつけたいことをまとめましたので、トイレトレーニングに悩むママはチェックしてみてください。

 

トイレトレーニングが後退する理由

トイレトレーニングが後退する理由はさまざまです。

大人にとっては些細なことでも子どもは不安やストレスを感じ、トイレを失敗する原因になってしまいます。

 

【失敗した時に叱られた】

失敗した時に叱られると、トイレが嫌になる大きな原因になるようです。

叱られたくないと緊張することでストレスを感じ、反対に失敗が増えてしまうことも。

 

【生活環境の変化】

ママの仕事復帰や引っ越し、下の子の誕生など、生活や周りの環境に変化がある時期は、後退しやすくなります。

 

【トイレの環境の変化】

壁紙やインテリアを変えるなどのトイレ内の変化が「トイレに行きたくない。」という気持ちに繋がることもあるようです。

またトイレが寒い、便座が冷たいといったことも、原因のひとつになるかもしれません。

 

【体調不良や便秘】

体調不良だと、トイレも行きたくなくなりますよね。

尿路感染症や便秘など、排尿や排便の際に痛みがあって、トイレを嫌がっている可能性もあります。

 

【おむつを履く機会が増えた】

風邪やお出かけなどトイレに行きづらい時や心配な時に、おむつを履かせるママは多いのではないでしょうか。

子どもにとってもおむつの方が楽なので、それが頻繁になると、パンツやトイレを嫌がるようになることも。

 

【褒めてもらえなくなった】

トイレトレーニングが進んでくるとトイレが当たり前になり、だんだんと褒めることが少なくなりますよね。

トイレに行っても褒めてもらえなくなり、やる気を失っている可能性も考えられます。

 

トイレトレーニングが後退した時の対策

トイレトレーニングが後退した時は焦らず、いろいろな対策を試してみてくださいね。

 

【体調・環境を整える】

まずは子どもの体調をチェックするとともに、安心してトイレに行ける環境かどうか見直しましょう。

 

【失敗しても続ける】

パンツでおしっこをするのは、子どもにとっても気持ちの悪いもの。

ママがストレスでなければ、失敗しても続けるのも方法のひとつです。

 

【基本を思い出す】

・早めの声掛け

・トイレに行ったことをしっかり褒める

・成功した時のご褒美

 

など、トイレトレーニングの初期を思い出して基本に戻ってみるのもおすすめです。

 

【子どもの希望を聞く】

トイレは無理強いすると、余計に嫌がり逆効果になります。

おむつが良いかパンツが良いか、子どもの気持ちを尊重してあげるのも大切ですよ。

 

トイレに気持ちが向くまで、焦らずに待ちましょう。

 

【新しいパンツを買う】

子どもに選んでもらい、新しいパンツを買うのも効果的です。

新しいパンツで気持ちが切り替わりやすいうえ、自分で選ぶことでトイレへのやる気も出るかもしれません。

 

【トイレトレーニングをお休みする】

トイレトレーニングの進み具合は子どものやる気や発達、タイミングなども関係しています。

後退してなかなか進まずお互いストレスになるようなら、思い切ってお休みするのも良いでしょう。

 

また0からのスタートかと落ち込むかもしれませんが、子どもはちゃんと覚えており、しばらく休んだからといってあまり影響はないともいわれています。

時期をみて再開したらスムーズに進み、あっという間に完了した、ということもあるようですよ。

 

トイレトレーニングの後退時に気をつけたいこと

トイレトレーニングに必死になりすぎて、失敗した時に叱ったり怖い顔になったりしていませんか?

後退した時に最も気をつけたいのは「失敗しても叱らないこと」です。

 

トイレやパンツに嫌なイメージがついてしまうと、余計に行き詰まってしまいます。

またおむつを卒業する時期は個人差が大きいため、周りと比べるのも避けましょう。

トイレに行けなくなった気持ちや理由を否定せず、子どものペースを大切にしてあげてくださいね。

 

まとめ

トイレトレーニングの後退はよくあることであり、またなにかのきっかけで進みだすことがほとんどです。

ママは焦らず子どもの気持ちに寄り添ってしっかり話を聞き、後退の原因を見極めましょう。

 

トイレトレーニングは一進一退を繰り返しながらも、着実に進んでいきます。

「いつかは必ず終わる。」とママ自身が前向きでいることが、また進みだすきっかけになるかもしれませんよ。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

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