子育てのコツは「頑張らない」こと
子育てをしているママは、毎日が大忙し。
特に子どもが赤ちゃんのうちは、基本的な赤ちゃんのお世話に加え、家事をこなし、夜泣きや夜間授乳にも対応しなければならず、ママは息をつく暇もないのではないでしょうか。
そんなバタバタの毎日ですが、子育てをしていく上での最大のコツは「頑張らないこと」です。
「『頑張らない子育て』ってどういうこと?」と思うママもいるかもしれませんね。
そこで今回は、頑張らない子育てについて、そのポイントや実践方法などについてご紹介します。
「頑張らない子育て」のポイント
【「頑張らない」ことを意識的にしよう】
「頑張らない子育て」と聞くと、怠けているように感じるかもしれませんが、決してそういう意味ではありません。
ママは、今でも十分に頑張っています。
「頑張らないで」と言われても、無意識のうちに頑張ってしまっていることでしょう。
しかし、頑張りすぎてしまうと、ママ自身が潰れてしまいます。
そのため、意識的に「頑張らない」ように意識をすることが大切です。
【完璧にこなすことをやめる】
子どもが生まれる前までは、きれいな部屋を保ち、料理も何品か作り・・・と、家事を頑張っていたかもしれませんね。
知らず知らずのうちに「完璧主義」になってしまっているママは、赤ちゃんが生まれてからもそのように動いてしまいがち。
子育ては、完璧にこなそうとすればするほどそのハードルが高くなってしまいます。
手を抜けるところは手を抜いて、「これくらいでいいか」というくらいがちょうど良いのです。
赤ちゃんや家族の健康や命に関わることだけはしっかりと行い、あとは良い意味で「適当にする」のが頑張らない子育てのポイントでもあります。
【誰かに甘える・頼ることを覚える】
誰かに甘えたり、頼ることを覚えましょう。
まずは身近なパパはもちろん、おじいちゃんやおばあちゃんなど、どんどんと頼ってください。
「申し訳ないな」と思う気持ちがあるかもしれませんが、赤ちゃんはママ一人の子どもではありません。
みんなで助け合いながら、子育てをするようにしましょう。
【他人と比べない】
子育てをしていると、どうしても他の家庭のことが気になってしまいますよね。
自分で知ろうとしなくとも、支援センターや保育園、SNSなどにより嫌でも情報が入ってくることもあるかもしれません。
そして、自分の子育てと比較をしてしまい、落ち込んでしまうママも多いのではないでしょうか。
また、「自分の頑張りが足りない」と感じてしまうママもいるかもしれませんね。
しかし、マイナスの部分をあえて他人に見せる人はいませんよね。
ママが見ている他人の素敵な部分は、日常から切り取られた一部にしかすぎないということを忘れないようにしましょう。
「頑張らない子育て」の実践方法
【母乳や手作りにこだわりすぎない】
赤ちゃんを育てていると、「母乳でなければ」と思っているママも多いのではないでしょうか。
しかし、ママにとって母乳育児が負担になっている場合は、母乳育児にこだわりすぎる必要はありません。
粉ミルクでも栄養満点ですし、母乳にはないメリットもありますよ。
同様に、赤ちゃんの離乳食が始まると手作りにこだわるママは多いかもしれませんね。
しかし、離乳食は手作りでなくても問題ありません。
特に離乳食初期は、赤ちゃんの食べる量もほんの少し。
その割には、裏ごしをしたりと手間がかかる時期でもあります。
アレルギーだけには気を付けて、活用できるベビーフードはどんどんと活用して、手を抜くようにしましょう。
ベビーフードばかりは少し気が引ける、というママはおかゆだけはまとめて作っておいて凍らせておくと楽ですよ。
【減らせる家事は減らす】
減らする家事はとことん減らすようにするのも、頑張らない子育ての方法のひとつです。
たとえば、
・洗濯物は畳まずに、ハンガーにかけたままクローゼットに収納する
・アイロンがけ短縮のため、しわになりにくい素材の服を選ぶ
・詰め替えボトルのまま使えるシャンプーなどを導入する
など、日々の負担になる家事や、積み重なると大変な「名もなき家事」を減らせる工夫を探して実践すると良いですよ。
【自分の時間を確保する】
ママになると「自分のために時間を使うなんて」と思う人もいるかもしれませんが、自分の時間の確保は非常に大切です。
ママのストレスをためないためにも、リフレッシュできる方法を見つけて、積極的に自分の時間を確保するようにしましょう。
「頑張らないようにしよう」と思っていても、無意識に頑張ってしまうのがママです。
そのため、知らず知らずのうちにたまったストレスを発散するのは、先が長い子育てにおいて重要なポイントですよ。
まとめ
「頑張らない子育て」をすることで、ママ自身の負担が減るのはもちろんのこと、ママの心にも余裕ができて赤ちゃんやパパにも優しくすることができるかもしれません。
「母親は頑張って当たり前」「母親だからこそ苦労するのが美学」というのは、時代遅れの考え方です。
ママは、すでに十分に頑張っているのです。
少しだけ肩の力を抜いて、今よりも頑張らない子育てを意識して生活してみてくださいね。