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乳幼児期の親子関係が心を育てる

乳幼児期の親子関係は心の成長に影響する

生まれてから小学校に入学するまでの6年間の乳幼児期は、人間として必要なことを築いていく準備期間と言われています。 この時期に心の土台をしっかり築いて、成長を促してあげたいですよね。

 

そのためにも親子の関係というのはとても重要。 ママやパパが子どもにとって、精神的に安心できる場所になっているからこそ、子どもはのびのびと色んなことに興味を示したり、挑戦したりできるのです。

 

時々子どもは、ママやパパの言うことを聞かず、わがままを言って癇癪を起こすこともあるでしょう。 そんなわが子にイライラしてしまうこともあると思います。 しかしそれは、全部ママやパパが大好きで、信頼しているからこそできるもの。 ママやパパが安心する存在となるために、乳幼児期の親子の関わり方について考えていきましょう。

 

乳児期の親子の関わり方

生まれてから1歳前後くらいまでを乳児期と言います。 まだミルクや離乳食を飲んでいて、あんよができるかできないか…といった赤ちゃんの頃までですね。 生まれたての赤ちゃんは寝て起きてミルクを飲んでの繰り返し。まだ遊ぶことはできません。

この時期の関わり方のポイントを以下のようにまとめてみました。

 

【目を見てたくさん話しかけてあげる】

まだ言葉の分からない時期ではありますが、おむつ替えや授乳など様々な赤ちゃんのお世話をする際に、目と目を合わせてたくさん話しかけてあげることが大切です。

 

育児に慣れてくると、ついテレビを見ながら…スマートフォンを見ながら…と行ってしまう赤ちゃんのお世話ですが、赤ちゃんはどんな時もママのことをよく見ています。 徐々に赤ちゃんの目が見えるようになり、欲求を訴えるようになった時に、しっかりと赤ちゃんの目を見ながら優しく声かけしてあげる・抱っこして包み込んであげるということで、親子の信頼関係が築かれていくでしょう。

 

【スキンシップでたくさんふれあう】

乳児期の赤ちゃんは、ママとのスキンシップが大好きです。 お世話の時だけでなく、遊びの時間もたくさんスキンシップをとってあげましょう。

 

幼児期の親子の関わり方

あんよが上手になり、1語の単語が出るようになった1歳すぎ。 そこから就学前までの6歳ごろの時期が幼児期です。 いろんなことが自分でできるので、乳児期とは生活が大きく変わります。 成長と環境の変化に伴い、家族以外との人とふれあう機会も多くなり、社会性がどんどん育まれる時期です。

 

そんな幼児期の親子の関わり方のポイントは以下のとおりです。

 

【共感して褒めてあげる】

幼稚園や保育園へ通うようになり、ママやパパ以外のお友達や先生と過ごす時間も増えていきます。 お友達と喧嘩をしたり、先生に叱られたりして、これまで感じたことのなかった「寂しい」「くやしい」などといった感情を持つことがあるかもしれませんね。そんな時は、子どもの目を見てしっかり話しを聞いてあげましょう。

 

そして子どもの気持ちに寄り添い、共感してあげることが大切です。 たくさん褒めてあげることはもちろんですが、たとえ子どもが誤ったことをしていたとしても、頭ごなしに叱らずに話を聞いてあげることが重要です。 「何があってもママは味方」そんな風に子どもが思える関係性を築いていけるといいですね。

 

【スキンシップをとる】

もう赤ちゃんではない幼児期ですが、やはりスキンシップはとても大切。 抱っこをしたり手を繋いだり、さりげない行動ですが子どもにとってはスキンシップで心が満たされます。

 

ちょっとしたスキンシップの積み重ねでも、子どもは親からの愛情をしっかり受け止めています。 大きくなってしまうと恥ずかしくなってしまうこともありますから、いまのうちにたくさんスキンシップをとってあげましょう。

 

幼児期の叱り方は?

親子の関わり方で悩ましいのが、叱るときですよね。 叱らない育児なんて言葉を聞きますが、実際は、子どもを叱らなければならない場面はいくつもあるでしょう。

 

【危ないことをした時はしっかり叱る】

急に道路に飛び出したり、物をお友達に投げてしまったり…ママやパパが危険だと感じたことは、しっかりと叱り、言い聞かせるようにしましょう。 まだ物事の善悪がわからない時期だからこそ、今のうちに根気よく伝えていくことが大切です。

 

【親の機嫌で叱らない】

ついイライラしてしまうと、子どものちょっとした行動でも怒ってしまうことがありますよね。 その気持ちは分かりますが、理不尽なことで怒ることはやめましょう。 子どもの心も傷つきます。

 

【理由をしっかり伝える】

叱る時は「なぜダメなのか」をしっかり伝えましょう。 ただ怒鳴るだけでは、子どもは「怖かった」ということしか残らないため、また同じ過ちを繰り返してしまいます。

 

【メリハリが大切】

叱った後はそのままにしないで、最後は必ず許してあげることです。 子どもが自分を否定されたという気持ちを残さぬよう、抱きしめてあげるようにしてくださいね。

 

まとめ

乳幼児期の親子関係は、将来の子どもの人格形成にも大きく影響を与えると言われています。 日ごろから、親子のコミュニケーションを大切にし、しっかりと絆を結んでいきましょう。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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