赤ちゃんの「かわいい」には理由がある⁉
出産後、毎日寝不足の日々を過ごしているママも多いかと思いますが、どんなに大変でもやっぱりわが子の顔を見ると「かわいいなぁ」と思いませんか。
寝ている時、おっぱいを飲んでいる時など、様々な赤ちゃんのしぐさ・表情がとても愛らしいですね。
この赤ちゃんをかわいいと感じることには、実は、本能的な理由があるとも言われています。
今回は、赤ちゃんを「かわいい」と思う理由についてご紹介します。
赤ちゃんが「かわいい」のは本能?
自分の子はもちろんですが、街で見かける赤ちゃんのこともかわいいと感じますよね。
それには、以下のような赤ちゃんならではの身体的特徴があるからだと言われています。
《赤ちゃんならではの身体的特徴》
・体に対して頭が大きい
・目がクリクリしている
・ぷにぷにとした体つき
・手足が短く、ずんぐりむっくりな体型
・目や鼻などの顔のパーツが低い位置にある
このような赤ちゃんの身体的特徴を「ベビースキーマ(baby schema)」と言い、1943年に動物行動学者であるコンラート・ローレンツという人が定義づけたものです。
上記に挙げたような身体的特徴を見ると、人は自然と、本能的に「かわいい」と感じるものなのだとか。
だからこそ、赤ちゃんを見ると、お世話せずにはいられなかったり、守ってあげたいと思ったりするのだそうです。
赤ちゃんに限らずとも、人気のアニメのキャラクターやぬいぐるみ、子猫や子犬などにも同じような感覚を抱くと言われています。
もしかしたら、赤ちゃんがかわいい体つきやしぐさをしているのは、まだ1人では生きていけないこそ、誰かに守ってもらうため・愛情を注いでもらうためのもので、自然の摂理なのかもしれませんね。
わが子だからこそ「かわいい」理由
赤ちゃんをかわいいと思うのは、先述のとおり、赤ちゃん特有の愛らしい身体的特徴があるからと言われていますが、自分の子の場合はそれだけではありません。お世話をしていく中で感じる様々なことも理由になっています。
これまでそんなに子どもが好きではなかったけど、出産したらすごくかわいいと思えた…などというママは、以下のような理由が関係しているのかもしれませんね。
【①授乳をするから】
女性が、ママになったんだと実感する瞬間といえばやはり「授乳」ですよね。
自分のおっぱいを一生懸命に吸ってくれるその姿を見ると、「かわいい・愛おしい」と感じます。
赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれる姿そのものに愛情が湧くのはもちろんですが、実は授乳の時に分泌される「オキシトシン」「プロラクチン」という2つのホルモンの働きによっても赤ちゃんを愛おしいと感じるのだと言われています。
オキシトシンというのは、愛情ホルモンや幸せホルモンという別名があり、このホルモンの分泌によってストレスが緩和されたり、幸福感を感じたりします。
一方、プロラクチンには、リラックス効果があるため、授乳をして赤ちゃんを見つめているだけでも「幸せ・心地いい」という感情が溢れてきます。
これは、おっぱいを吸う際に分泌されるホルモンの効果だと言われていますが、肌と肌が触れ合うことでも起こると言われているため、ミルク育児でも同じ効果があるのだそうです。
だからこそ、赤ちゃんの授乳タイムはとても大切。幸福感を感じるためにも大切にしてくださいね。
【②赤ちゃん特有の匂いを感じるから】
生まれたばかりの赤ちゃんの匂いって、甘いミルクのようないい匂いがしますよね。
この赤ちゃん特有の「いい匂い」も、赤ちゃんをかわいいと思う理由の1つ。
赤ちゃんの匂いを嗅ぐことで、ママは快楽中枢を刺激されると言われており、癒されたり、リラックスしたりするのだそうです。
どんなに赤ちゃんのお世話が大変でもかわいいと思えるのは、このようなリラックス効果のおかげなのかもしれませんね。
赤ちゃんがかわいいと感じる瞬間は?
ママたちが子育てをしていて、赤ちゃんをかわいいと感じる瞬間とはどんな時でしょうか?
赤ちゃんならではの愛らしい瞬間あるあるをまとめました。
【手をグーにしてバンザイ寝】
赤ちゃんは両手をぎゅっと握ったままバンザイポーズで寝ることが多いですよね。赤ちゃんならではの寝方で非常にかわいいです。
【おっぱいを探してパクパクする】
まだ目が見えにくい赤ちゃんは、ママの匂いでおっぱいを探して口をパクパクします。探し当てた時は美味しそうに飲んでくれるのがたまらなくかわいいですね。
【歯のない笑顔】
まだ歯が生えていない頃の赤ちゃんならではの表情が、とても愛らしいです。
【沐浴時の顔】
沐浴の時に見せる気持ちよさそうな表情はこの時期ならではのかわいさです。
まとめ
赤ちゃん特有のかわいさを感じられる瞬間というのは、本当にあっという間。
成長するにつれ、赤ちゃんらしさはどんどん失われていくでしょう。嬉しいような、寂しいような…複雑な気持ちですよね。
だからこそ、赤ちゃん特有のかわいい時期を思う存分楽しんでください。
忙しい毎日の中でも、わが子の表情やしぐさを目に焼き付けておきましょう。
この一瞬一瞬が、子どもにとってもママにとってもかけがえのない宝物になると思います。