よく泣く赤ちゃん…なにか理由はある?
言葉が話せない赤ちゃんは、欲求や不快感を「泣く」ことでママにサインを送っています。
赤ちゃんは泣くものだとわかっていても、毎日一緒にいるママとしては、一日中何度も泣かれ、なかなか泣き止んでくれない…ということが続けば、さすがに疲れてしまいますよね。
ではどうして赤ちゃんはよく泣くのか、その理由について、一緒に探っていきましょう。
赤ちゃんがよく泣く理由①性格によるもの
赤ちゃんの中でも、
・よく笑う子
・よく眠る子
・よく泣く子
など、性格によって様々な個性があります。
よく泣く子は、比較的感受性が豊かで、色々なことに良く気がつく子が多いと言われています。
そのため、聞きなれない音や見慣れない場所や人に不安を覚えて泣いたり、ママが緊張していることに不安を感じて泣いたりすることがあります。
成長と共に、少しずつ「これは大丈夫なことだ」と赤ちゃんが認識するようになれば、改善されていきますので、温かく見守ってあげることも必要ですね。
赤ちゃんがよく泣く理由②不快感
赤ちゃんが泣く理由として挙げられる「不快感」。
具体的にどのような不快感が原因で泣くのでしょうか?
【眠い】
赤ちゃんは眠いことを伝えるために泣きます。
また、眠いのになかなか寝付けない…という時も泣き出します。
本格的に泣き出してしまうと寝つきがさらに悪くなることも。
そんな時は一度、部屋を移動してみたり、外の空気を吸ってみたりと気分転換をしてみるのもいいかもしれませんね。
【空腹】
お腹が空いた時も赤ちゃんは泣くことで教えてくれます。
授乳時間を確認してみるといいですね。
お腹が空いて頻繁に泣くようであれば、母乳やミルクの量が足りていないのかもしれません。
体重の増加とともに、再度ミルクの量の見直しをしてみましょう。
【おむつの濡れ】
おむつの濡れに敏感という赤ちゃんもいます。
ほんの少し濡れただけでも不快感を訴える子もいますので、ママは大変ですがこまめに取り替えてあげましょう。
【体のかゆみ】
赤ちゃんに多い肌トラブル。
肌が乾燥してカサカサしていないか、汗疹はできていないか見てあげましょう。
また、肌着の中に髪の毛が入ってしまったり、服についたタグが肌に触れたりすることでも、かゆみの原因になっていることがあります。赤ちゃんはどこが不快かまでは訴えられないので、気を付けてよく見てあげましょう。
【体調不良】
赤ちゃんが生後6ヶ月以降になると、ママからもらっていた免疫が切れてしまうため、風邪をひくことがあります。
軽めの風邪でも鼻が詰まったり、喉が痛くなることで不快だなと感じるものです。
少しでも風邪の症状が見られたら、いつも以上に体調に気を付けてあげましょう。
ひどくなるようであれば、早めに病院を受診しましょう。
赤ちゃんがよく泣く理由③泣き過ぎ
赤ちゃんは、自分でもどうして泣いているのかわからないほど泣き過ぎてしまったり、不快感が消え去った後も泣き続けてしまったりすることがあります。
◎環境を変えて外気に触れてみる
◎お気に入りのおもちゃを見せてみる
◎お気に入りの歌や音楽を流してみる
などして、気分転換させてみましょう。
成長につれて泣く理由が異なることもある
赤ちゃんの体と心の成長により、泣く理由が異なることもあるようです。
月齢によってどう違うのか、見ていきましょう。
【新生児期】
ママのお腹の中から出てきたばかりの赤ちゃん。
暗いお部屋の中で羊水に浸かり、気持ちよく過ごしてきた時と外の世界は環境が大きく異なります。
外の世界に慣れるまでは、ちょっとした光や音でびっくりして泣く赤ちゃんも多いです。
【生後3ヶ月以降】
夕方に訳も分からず泣き始める「黄昏泣き(コリック)」が始まる時期です。
原因は判明しておらず、この時期の赤ちゃんにはよく見られる現象です。
ほとんどの場合は成長と共に落ち着くので大丈夫です。
【生後6ヶ月以降】
赤ちゃんの情緒の発達に伴って、泣き出すことがあります。
・夜泣き
・人見知り
・場所見知り
・後追い
これらが始まるのは、赤ちゃんの心が発達している証拠。
また、ママと赤ちゃんの絆が深いという証拠でもあるんです。
赤ちゃんが、「大好きなママ」と他人を区別できたり、信頼できるママが見えなくなることで不安を覚えているということですから、少々大変ではありますが、温かく成長を見守っていきましょう。
まとめ
泣き方がいつもと違う時や、あまりに泣き止まないという時は、何か体に異常がある可能性も考えられます。
ママが「おかしいな?」と感じたら、病院を受診してみましょう。
泣いたくらいで?と思うかもしれませんが、結果何も問題がないというのであれば、安心です。
病院が混み合ってなかなかみてもらえない時もありますので、受診をする前に病院に一度問い合わせてみましょう。
今回ご紹介したように、赤ちゃんがよく泣くのには、様々な原因があります。
でもいろいろやっても泣きやまない時もあるのです。
ママも赤ちゃんと一緒に気分転換をしながら過ごしていきましょう。