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乳幼児にとって知育玩具は教材
おもちゃで遊ぶなら、できるだけ赤ちゃんの成長を促すようなものがいいと考えるママも多いのではないでしょうか。そんなママに人気なのが、遊びを通して乳幼児の能力を引き出す知育玩具です。乳幼児にとって知育玩具はまさに教材。
しかし、選び方をひとつ間違えると、あまり遊んでくれない、遊ぶのを嫌がるなど、知育玩具そのものが意味のないものになってしまいます。
そこで今回は乳幼児期の知育玩具の選び方についてご紹介します。選ぶ時の参考にしてみてください。
①月齢に合ったものを選ぶ
知育玩具に限らず、おもちゃには対象年齢(または月齢)があることがほとんどですよね。
対象年齢はそのおもちゃを安全に、正しい遊び方ができる年齢の目安です。あくまで目安ではありますが、安全に楽しく遊ぶにはできるだけ月齢に合ったものを選ぶのがポイントです。
賢い子に育てたいから、長く遊べるからといってわが子の月齢よりも上の月齢を対象とした知育玩具を選ぶ方もいるでしょう。
しかし、発達段階に合わない玩具だと、正しい遊び方が分からないまま、そのおもちゃに飽きてしまうこともあります。
②小さすぎないサイズを選ぶ
乳児の場合は特に何でも口に入れてしまう子がいますよね。
誤飲などの事故を防ぐためにも乳幼児期は、口に入ってしまうサイズのおもちゃは避けましょう。
目安となるのは、トイレットペーパーの芯の太さ。
トイレットペーパーの芯の太さよりも小さいものだと、誤飲の危険性がありますので注意しましょう。
③自然素材を使ったものを選ぶ
乳幼児が触れるものは、たとえおもちゃであっても素材もしっかりと見極めたいもの。
特におすすめなのは布製や木製など自然素材のおもちゃで、質感やぬくもりを感じられるものです。
このような玩具は、乳幼児期の子どもの情緒を安定させると言われており、知育だけでなく心の発達にも良い影響を与えてくれます。
また、何でも口に入れてしまう時期の赤ちゃんには、舐めてしまっても安全な素材、塗料などを使っているかどうかも意識して選んでみてください。
積み木などの木製のおもちゃは、シンプルだからこそ長く遊べるものです。
そして遊び方を自由に変えられるのも魅力の1つでもあります。
想像力・創造力をはぐくんでくれる知育玩具としてぴったりですね。
④子どもの好みに合うものを選ぶ
知育玩具で遊ぶのはママではなく、子どもです。
だからこそ、選ぶ時は子どもの好みに合うものを選ぶこともポイントです。
赤ちゃんの頃は好みがはっきりしなくても、1歳2歳と年齢を重ねるにつれ、好きな色や遊びに個性が表れ始めます。
個性やこだわりが出てきたら、子どもの好みに合わせて選ぶことも大切です。
子ども自身が好きなおもちゃなら、楽しく積極的に遊んでくれるようになるでしょう。
⑤受動的になりすぎないものを選ぶ
近年、スマートフォンやタブレットなどの急激な普及により、乳幼児のための知育アプリなどもたくさん見られるようになりました。
昔からあるような知育DVDやデジタルおもちゃも同じで、映像を見ているだけ、ボタンを押せば決まった音が鳴るだけ、など遊びの発展がしづらいおもちゃも存在します。
もちろんそれらも知育にはつながりますし、カラフルでピカピカ光るようなおもちゃは、子どもの興味を引きやすいものでもあります。
しかし、乳幼児期はおもちゃひとつでもさまざまな遊び方を発見したり、工夫したりできる時期です。
その創造力を更なる知育につなげるために、デジタルな知育玩具だけに頼りすぎず、いろんな遊び方がうまれそうな知育玩具を選ぶようにしましょう。
⑥目的に合ったものを選ぶ
知育玩具を選ぶ時には、子どもにこういう能力をつけさせたい!という目的を持っている場合もありますね。
・言葉の発達を促したい
・数や形の概念をつけさせたい
・集中力をアップさせたい
・指先の発達を促したい
・全身の運動能力をアップさせたい
・考える力を身につけさせたい
・外国語を習得させたい
・音感やリズム感を身につけさせたい
など、あくまで親の希望にはなってしまいますが、いろいろな目的があることでしょう。
教育方針は各家庭によって異なります。幼稚園受験対策などを考えている方もいるでしょうし、わが子の得意なところを伸ばしてあげたいと考える方もいるでしょう。
伸ばしたい能力をしっかりと決め、その目的に合った知育玩具を適切に選ぶことも大切です。
まとめ
知育玩具はおもちゃではありますが、遊んでいく中でたくさんの学びや発見を与えてくれるものです。
創造力を膨らませたり、遊びの幅を広げたりなど、乳幼児期のさまざまな発達に良い影響を与えてくれるでしょう。
ご紹介したような選び方のポイントを参考に、子どもに合った知育玩具を選んで、成長を見守っていけるといいですね。
ただし、ただ遊ばせるだけではなく、ママやパパなどの大人が一緒になって遊ぶことも大切です。
遊びながら親子のコミュニケーションが取れれば、遊ぶ楽しさ、遊びを発展させる面白さ、何より大好きなママやパパと遊ぶ幸せを感じられるます。
能力をアップさせることだけにこだわらず、今しかないわが子との時間を大切にしてみてくださいね。