赤ちゃんの絵本には昔話もおすすめ
赤ちゃんの絵本には様々な種類がありますが、ママやパパが子どもの頃から読んでいた定番の昔話は代々受け継がれる様に店頭に並んでいます。
昔の話なのに「なぜこんなにも人気があるのだろう?」と疑問に思った事はありませんか?昔話よりも、新作の方が絵もかわいらしいからついつい手にとってしまう・・・そんなママやパパもいるかもしれませんね。
けれども、長く読み継がれてきた昔話の絵本にはその分名作が多く、赤ちゃんへの読みきかせにもとても適しています。ママやパパが親しんできた昔話を、赤ちゃんともう一度楽しんで伝えていくことも素敵なことですね。
この記事では昔話の絵本がおすすめの理由や、赤ちゃんにどんな良い影響があるのかご紹介していきます。我が子に絵本を読んであげるときには、ぜひ昔話も候補に入れてみてください。
赤ちゃん向けの昔話の絵本の選び方
【内容を重視する】
昔話の絵本はイラストのタッチが変わっても、内容が大きく修正される事はありません。昔から親しまれ、愛されてきたストーリーだと言えます。一般的な絵本と違って、昔話には現実的な展開が繰り広げられる事が多く、教訓として学べる様な内容が主流となっています。
誰もが知っている定番の昔話を選ぶことがまずは間違いない選び方です。
時には悲しい展開にもなりますが、物語として読む事で世の中にはいろいろな人がいる事や、今とは違う時代背景を知る事もできます。
現在では耳にすることが少ない古典的な言い回しも、読み聞かせなら耳から楽しむ事ができますね。
【イラストのタッチで選ぶ】
昔話の絵本は、かわいらしいイラストで描かれたものもありますが、時代背景に合わせた渋いタッチで描かれた物もあります。
普段赤ちゃんが見慣れている絵本はポップでカラフルなタッチなものが多いと思いますが、ときには違うタッチの絵の昔話絵本を選ぶと視覚からの刺激を与えることにもつながります。
【ママやパパが子どもの頃に読んだ経験があるもの】
ママやパパが子どもの頃に読んでもらった昔話を選ぶのも良いですね。大人になって読み返す事で新たな発見もあるかもしれません。
自分が読んできたからこそ、読み聞かせるときにはより感情を込められるのも良い点です。
【文字数が少ないもの】
赤ちゃんに読み聞かせる昔話という事で、1ページにいくつもの文章があるものでは少し退屈させてしまう事も考えられます。
赤ちゃんが好きな擬音語が入っているものや、文章が少なく難しい言い回しがないものを選ぶのがコツです。
昔話の絵本は学力にも関係している?
昔話の絵本を読む事で、学力向上にも良い影響を与えるという考え方があります。主な理由は2つあります。詳しく見ていきましょう。
【メリット①想像力がつく】
昔話は人間の意地汚い面やや悪の部分を描いているものもあります。
赤ちゃんの頃から昔話に触れておく事で、自分で読み始めたときに「なぜそうなったのだろう?」と考える力も身につく様になっているのです。
昔話によって、大人では考えつかない様な想像力が昔話によって引き出されていきます。
【メリット②古書に親しみが湧く】
赤ちゃんの時代に幅広い内容の絵本に触れることは大きな意味があります。
小さい頃から昔話に触れてきた子なら、そのルーツとなった昔の文章にも興味を持つことができるのではないでしょうか。昔の言い回しが使われている絵本にも親しんでおくことで、自分で本を読むようになったときにも抵抗なく手に取り、読み進める土壌作りができると思います。
学生時代になると古文を習う機会もあると思いますが、現代では使わない様な言葉の響きを赤ちゃんの頃から聞いておく事で、潜在的に受け入れ態勢ができていくかもしれませんね。
赤ちゃんにおすすめの昔話絵本3選!
ママやパパに人気が高い昔話絵本は沢山ありますが、中でもおすすめの昔話の絵本を3点ご紹介します。
【かさじぞう】
お地蔵様という、普段生活していてあまり馴染みのない存在にスポットライトが当てられた作品です。
しかし、信じる心や相手を思う心のすばらしさを感じられる内容は我が子に読ませたい本として選ばれています。
【大きなかぶ】
大きなかぶは、簡単な内容の割にどんどん登場人物が増えていくので、目で見る楽しさがあります。
言葉が理解できないからこそ、次々にめくられていくページを楽しむ赤ちゃんもいます。
【ももたろう】
昔話の定番ですが、人間と動物、果物も出てくるので、赤ちゃんが成長していくにつれて名前を覚えるのにも役立ちます。
「どんぶらこー」という響きを面白おかしく読んであげるのも、喜んで貰えるポイントです。
まとめ
絵本に昔話を取り入れた方が良い理由についてご紹介してきました。赤ちゃんに選ぶ絵本は可愛いイラストでカラフルなものが選ばれることが多いですが、それだけに限定するのはもったいないです。
赤ちゃんの絵本を選ぶ時には、現代風なものばかりでなく、昔ながらのタッチの絵の昔話も選んでみて下さいね。
赤ちゃんによっては、絵を怖がることがあるかもしれませんが、そんなときは無理をせず、もう少し大きくなってから再度挑戦してみるのも良いと思います。
昔話は、赤ちゃんに読み聞かせる絵本の幅を広げてくれます。ぜひ楽しんでみてくださいね。