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赤ちゃんのおもちゃの色はなぜカラフル?

赤ちゃんのおもちゃは色鮮やか!

赤ちゃんのおもちゃの色というと、赤や黄色などのカラフルなものが多いですよね。

色鮮やかで、見ているだけでもワクワクするような可愛いおもちゃばかり。

 

実は、赤ちゃんのおもちゃに使われる色がカラフルなのには理由があるんです。

そこで今回は、赤ちゃんのおもちゃが色鮮やかなのはなぜか、その秘密に迫ります。

 

赤ちゃんの視力の発達と色の認識

赤ちゃんは、生まれた頃からしっかりと目が見えていた訳ではありません。

成長と共に少しずつ視力が発達し、色を認識する力がついてくるものです。

成長期別に、赤ちゃんの視力の発達度合いを見ていきましょう。

 

【新生児~生後1ヶ月】

この時期の赤ちゃんの視力は、およそ0.01~0.02。

ぼんやりと見えている程度で、認識できる色も、白・黒・グレーのみです。

まだ焦点を合わせることができないので、おもちゃを与えても、物の形などを認識することができません。

 

【生後2ヶ月~3ヶ月】

両目の焦点が徐々に合って来るので、人や物をぼんやりと認識できるようになります。

追視も始まる頃なので、おもちゃを持って赤ちゃんに見せると、動きに合わせて目で追うようなしぐさが見られるでしょう。

色は、赤色が最初に認識できる色と言われています。

その後、段々と黄色や緑色なども認識できるようになります。

 

【生後4ヶ月~7ヶ月】

この頃になると、物の奥行きもわかるようになるので、おもちゃを見せると手で追うしぐさをすることもあります。

また、生後4ヶ月くらいになると、赤や黄色に加えて、オレンジや青、紫色など様々な色を認識できるようになります。

動きも活発になる生後6~7ヶ月くらいになれば、より多くの色を認識し、ハッキリと色の区別もできるようになるでしょう。

 

赤ちゃんのおもちゃが色鮮やかな理由

これまでご紹介したように、赤ちゃんの視力や色の認識には、段階があることがわかりましたよね。

では赤ちゃんのおもちゃが色鮮やかである理由とは、一体何なのでしょうか。

 

【①赤ちゃんが認識しやすいから】

赤ちゃんのおもちゃに使われる色は、ほとんどが赤や黄色、オレンジなどの明るい色ですよね。

これは、赤ちゃんにとって認識しやすい色だからだと言われています。

 

見えやすい色のおもちゃであれば、赤ちゃんが手に取りやすくなりますし、「何だろう?」と興味を持って触れることが多くなりますよね。

大人にとっては、少しカラフル過ぎるかな…?インテリアに合わないな…?と思える色も、赤ちゃんにとってはカラフルなおもちゃの方が親しみやすいのです。

おもちゃはもちろん、絵本などで使われている色がカラフルなのも、このような理由からだと言われています。

 

【②赤ちゃんの脳を刺激してくれるから】

明るく鮮やかな色のおもちゃは、視覚の刺激になり、赤ちゃんの脳の発達を促してくれると言われています。

そのため、赤ちゃんのおもちゃやベビーグッズには、カラフルな色が使われていることが多いんです。

 

一方、白や黒など色があまりない環境で育った赤ちゃんは、色の認識力が低くなる恐れがあると言われています。

最近では、ナチュラルインテリアやモノトーンインテリアがトレンドですが、赤ちゃんが過ごす部屋は、色彩豊かなお部屋にしてあげた方が、赤ちゃんの発達に良い影響を与えてくれますよ。

 

赤ちゃんの目に見える範囲に、好きな色のおもちゃを置いておくといいかもしれませんね。

 

赤ちゃんのおもちゃの色の選び方

赤ちゃんのおもちゃの色を選ぶ際は、明度に気をつけて選ぶようにしましょう。

明度とは、色の明るさのことを指します。

同じ赤や青でも、大人が好むくすんだ色よりも明るく鮮やかな色味の方が、赤ちゃんに好まれるからです。

海外製のおもちゃは、原色を使ったカラフルな色のおもちゃが多いのでおすすめですよ。

 

【パステルカラーのおもちゃは?】

赤ちゃんのおもちゃや、ベビーグッズには優しい色味のパステルカラーも人気がありますよね。

パステルカラーは、明度の高い原色カラーに比べると、赤ちゃんが認識するにはやや時間がかかるため、低月齢の赤ちゃんにはあまり見えていないかもしれません。

 

しかし、パステルカラーというのは、なんとなく私たちの気持ちを癒し、心穏やかにしてくれますよね。

逆に暗い色は気持ちが落ち着く、赤やピンクなど明るい色は気分が高揚するなど、色は人の気持ちに影響を与えることがあるんです。

パステルカラーのおもちゃも、赤ちゃんの周りに置いておくことで「心を穏やかにしてくれる」という効果が期待できるかもしれません。

 

まとめ

赤ちゃんのうちから、多くの色に触れさせておくことは、脳の発達や感受性の豊かさにつながる大切なこと。

月齢が低いうちは、まだたくさんの色を認識できませんが、視覚が発達してきたら、おもちゃや絵本などを使ってたくさんの色を見せてあげましょう。

 

色には、それぞれ異なった”刺激”があります。多くの色に触れることができれば、それだけ脳が刺激を受け、活性化されるということです。

もちろん、色彩感覚を養うことにもつながりますので、遊びを通して赤ちゃんにたくさんの色を見せてあげましょう。

この記事を書いたライター

たけだ あおい
たけだ あおい

東京都出身、埼玉県在住。 現在、パートにて事務職の仕事をしながら、在宅ライター、幼稚園児の娘の母と3つの顔を持っています。 毎日ちょっぴり反抗期の娘の子育てに奮闘中!! 働くママという目線から、同じように子育てに悩み、楽しんでいるママたちのためになる情報をお届けしたいと思っています。

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