子育てをきっかけに専業主婦になるのはあり?
結婚や出産など、生活の変化で働き方を変えることは珍しくありません。
なかでも出産は大きなターニングポイント。
今までとはガラッと変わり、子ども中心の生活がはじまります。
子育てをしながら家事や仕事を今まで通りこなすのは、想像以上に大変です。
そのため出産をきっかけに「子育てに専念したい。」「仕事との両立が難しい。」などの理由から仕事を辞め、専業主婦になるママもいるでしょう。
また住んでいる地域によっては復帰したくても保育園に入れず、専業主婦なったというママもいるかもしれませんね。
子育てをきっかけに専業主婦になることは、女性の人生の中での選択肢のひとつです。
しかし今まで働いていた場合、専業主婦になるのに不安を感じることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、子育てをきっかけに専業主婦になるメリットや、専業主婦のママたちの悩みについてご紹介します。
子育てをきっかけに専業主婦になるメリット
子育て中に専業主婦でいると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
【子どもの成長を間近で見られる】
子どもの側で成長を見守れるのは、専業主婦になる最大のメリットです。
日々成長し、さまざまなことができるようになる幼少期。
その可愛い盛りの時期に一緒に過ごすのは、今しかできない貴重な経験ですよ。
【時間に追われなくて済む】
子育て・家事・仕事をこなしながらの生活は、朝起きた瞬間から寝る時までとにかく時間に追われます。
平日は常に急いでいて、ゆっくり子どもと向き合う時間が取れないことも多いかもしれません。
専業主婦で時間に余裕があれば、何事もあせらず取り組めるのではないでしょうか。
【急な体調不良に対応できる】
働くママの大きな悩みのひとつが子どもの体調不良です。
小さな頃は頻繁に熱を出すため、ママも早退や欠勤をしなくてはならなくなり、それがストレスになることも。
専業主婦なら子どもの急な体調不良にもすぐに対応でき、側で看病してあげられますよね。
【マイペースに家事ができる】
子育てと家事をしながら仕事もしていると、部屋がぐちゃぐちゃのまま出勤したり、帰宅後の食事作りが疲れてできなかったりと、思うように家事ができないこともあるでしょう。
子育てをしながらでも、その日の空いた時間で家事ができるのは専業主婦のメリットのひとつ。
自分のペースでできるので、溜め込むことも少なくなりますよね。
【平日の行事に参加できる】
まだ少し先ですが、幼稚園や小学校などに行きはじめると、行事が平日にあることも少なくありません。
専業主婦なら、そういった子どもの行事に気兼ねなく参加できますよ。
専業主婦で子育てをするママの悩み
反対に、子育て中に専業主婦でいることで生じる悩みもあるようです。
【大変さや努力を理解されにくい】
専業主婦だと子育てや家事は「して当たり前」であり、大変さや努力を理解されにくい面があります。
また、中には専業主婦を楽だと思っている人も。
周りの声はともかく、せめてパパにはわかってもらいたいですよね。
専業主婦だからといって、子育てや家事のすべてをママ1人で背負う必要はありません。
しっかりと話し合ってそれぞれに合った役割分担をすることで、お互いを思いやることに繋がるかもしれませんよ。
【自分の自由な時間がない】
いくら子どもが可愛くても、常にべったり一緒で自分の時間がないと、窮屈に感じてしまいます。
パパに協力してもらったりおじいちゃんおばあちゃんに預けたりして、適度に1人の時間を作りましょう。
一時預かりを利用するのも良いですよね。
【孤独を感じやすい】
子育て中は子どもと2人きりで過ごすことが多く、ママは社会から取り残された感覚に陥り、孤独を感じやすくなります。
少し億劫でも子育て広場や支援センターなど、小さな赤ちゃんを連れていきやすい場所へ積極的に出かけましょう。
外の世界と接点を持ち大人と会話をすると、気分が晴れて交友関係も広がりますよ。
【金銭面の不安】
ママが専業主婦になるとその分収入が減るため、金銭面の不安が出てくることもあります。
また仕事をしていないと、ママが自分のためにお金を使うのに罪悪感を覚えることも。
もし今後また働く予定があるのなら、今はそういう時期だと割り切るのも大切です。
またパパと話し合い、家計の見直しや節約など今できることをやってみましょう。
【キャリアアップや復帰への不安】
専業主婦の期間があることで、今後の仕事への影響についても不安になりますよね。
比較的時間の都合がつけやすい専業主婦の時だからこそ、少し先の未来も見据えて動き出すチャンスでもあります。
子育てや家事の合間に資格の勉強をはじめたり、情報収集をしたりしておくと、今後のキャリアアップに役立つかもしれませんよ。
まとめ
子育てをきっかけに専業主婦になったママも、子どもの成長や環境の変化によって、考えや働き方は変わっていくでしょう。
なにもかもが完璧な選択は難しいですが、その時々に応じて柔軟に変えることで、ママのストレスや負担も減り、より前向きに子育てに向き合えるかもしれません。
自分の選択に自信を持ち、今しかない子育てをしっかりと楽しんでくださいね。
出産後の働き方に悩むママの参考になれば幸いです。