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お産後の頭痛の原因と対策

お産後の頭痛の原因と対策

お産後には頭痛が起こりやすい!

これまで片頭痛を感じたことのある人、そうでない人に関わらず、お産後は頭痛が起こりやすいと言われています。
ただでさえ赤ちゃんのお世話に追われ、睡眠不足が続いている時期なのに、頭痛に悩まされてしまうのはつらいですよね。

 

頭痛は比較的誰にでも起こりうる症状のため、軽く見られがちですが、酷くなると育児に支障をきたすだけでなく、もしかしたら重い病気のサインかもしれません。あまり繰り返し頭痛が続いたり、徐々に症状が悪化するようであれば、一度医療機関で診てもらうようにしましょう。

 

今回は、お産後に起こる頭痛の原因とその対処法についてご紹介します。頭痛にお悩みの方は是非最後までご覧ください。

お産後の頭痛の原因とは?

お産後に起こる頭痛の原因はどんなものが挙げられるでしょうか。

 

【①水分不足】
育児中は特に水分不足に陥りやすいと言われています。赤ちゃんのお世話に追われて、つい自分の水分補給を忘れてしまったり、授乳によって水分が不足してしまったりするからです。特に夏場など汗をかきやすい時期は注意しましょう。
水分が不足してしまうと、代謝が悪くなり、血液もドロドロになるため、血流が悪くなってしまいます。血流が滞ることで頭痛が引き起こされますので、育児中は意識して水分補給をするようにしましょう

 

【②貧血】
産後のママは体がボロボロな上に、お産の出血や毎日の授乳によって鉄分が不足しがちです。鉄分が不足すると、貧血が起こりやすくなります
貧血状態になると、体や脳に十分な血液が巡らなくなり、血中に含まれる酸素が脳に供給されません。脳の酸素不足は頭痛の原因となるだけでなく、動悸や息切れ、立ちくらみなどの原因となりますので、早めに対処しましょう。鉄分を補う食生活を送ったり、病院で鉄剤などを処方してもらったりしてください

 

【③首や肩の凝り】
まだ慣れない赤ちゃんの抱っこにより、首や肩が凝ってしまうことがあります。授乳する際も、腕や肩に負担がかかってしまうため、血液循環が悪くなり、頭痛を引き起こしてしまいます

 

【④ストレスや睡眠不足】
昼夜問わず泣いて起きてしまう赤ちゃんのお世話で、ママはなかなかぐっすり眠ることができませんよね。
睡眠不足は自律神経のバランスを崩してしまいます。これによって、筋肉のこわばりや血管の膨張を引き起こし、頭痛を起こすのです

 

【⑤ホルモンバランスの乱れ】
ストレスや睡眠不足だけでなく、妊娠〜出産によってホルモンバランスが崩れてしまっていることで、頭痛が引き起こされることもあります。

病気が原因の頭痛には要注意!

頭痛には、前述したような生活習慣の乱れやホルモンバランスの乱れが原因のものだけでなく、産後特有の病気が原因で引き起こされることもあります。
頭痛以外の症状で気になるところはないか、考えてみましょう。以下のような症状の場合は、早めに医師に相談してください。

 

【①産褥熱(さんじょくねつ)】
頭痛だけでなく、発熱がある場合に懸念すべき病気です。

 

産褥熱の場合、頭痛だけでなく、出産後2〜10日以内に38度以上の発熱が2日以上続きます。主な原因は、子宮内の感染が関係しており、なかには重症化して敗血症(様々な臓器の機能不全が現れ、酷い場合は命を落とす危険があります)を引き起こすことがあります。

 

お産後は、「頭痛と発熱=風邪」と自己判断せず、医師に相談しましょう

 

【②産後うつ病】
産後うつ病はその名の通り、産後2〜4週間以降に起こる病気です。
およそ10%前後の確率で発症するといわれており、頭痛以外に気分の落ち込みや不安、焦燥感、不眠などが主な症状です。

 

これらの症状が2週間以上続く場合は、一度医師の診断を仰ぎましょう。

お産後の頭痛の対処法

頭痛には様々な原因が隠れている事が分かりましたよね。
ここでは、生活習慣の乱れが原因で起こりうる軽度の症状の場合に有効な頭痛の対処法についてご紹介します。

 

【ストレッチをする】
不慣れな赤ちゃんの抱っこや授乳で、筋肉が緊張し、頭痛の原因となる肩こりや首こりを引き起こしている場合、ストレッチで和らげる事ができます。
首をぐるっと回したり、肩甲骨周りをほぐすイメージで、大きく両腕・両肩を回したりするだけでも効果的です
時間のあるときは、ゆっくり入浴して、筋肉を温めてあげる事も改善につながります。

 

ただし、産後1ヶ月の間は無理は禁物です。1ヶ月検診で医師から許可が出てから行うようにしましょう。

 

【安静にする】
赤ちゃんがお昼寝をしている間などは、ママも横になり、ゆっくり休むようにしましょう。頭痛が起こった時は、なるべく部屋を暗くし、安静にすることが大切です。片頭痛の場合は、ドクンドクンと血管が収縮し、痛みがあると思います。その場合は、痛みのある側を冷やすと痛みを和らげることができます

まとめ

産後は、かわいい赤ちゃんのため、ついつい頑張りすぎてしまうことも多いでしょう。しかし、育児はまだ始まったばかりです。「たかが頭痛」と軽んじず、家族に協力してもらい、時には休息する時間を設けるようにしましょう。

この記事を書いたライター

みはる
みはる

料理が好きでブログも運営しているマルチライター。プレママやこれから妊娠を予定している方に役立つ知識を、分かりやすくお届けします!

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