冬生まれの赤ちゃんの服の着せ方とは?
冬生まれの赤ちゃんの場合、風邪をひいてしまわないか心配で、つい厚着をさせてしまいますよね。しかし、大人と違って体温の高い赤ちゃんは、少し厚着をさせてしまうと、逆に汗をかいて体調を崩しやすくなってしまいます。
では、どのような服を着せてあげたら良いのでしょうか?
そこで今回は冬生まれの赤ちゃんの服の着せ方や素材の選び方などについてご紹介します。
お住まいの地域によって体感に多少の違いがあるかもしれませんので、ひとつの目安として参考にしてみてください。
冬の服装(新生児期)
新生児の冬は、おうちで過ごすことが多くなるでしょう。厚着をさせるのではなく、重ね着や室温調整によって寒さ対策しましょう。
【何を着せる?】
短肌着+コンビ肌着または長肌着を重ねて、その上に2WAYオールやカバーオール、ベストなどを着せてあげましょう。
肌着を2枚着せるのは難しい…と感じるママもいるかもしれません。あらかじめ肌着同士の袖を通し2枚重ねた状態にしておくと着せやすいですよ。
重ね着で肌着の紐のごろつきが気になる場合は、スナップや面ファスナータイプのものを選ぶと良いでしょう。
新生児期はまだ長時間外出することはないと思いますので、この時期に着るアウターは必要ないかもしれません。どうしても…という場合は、抱っこひも+ママコートの組み合わせがおすすめです。
【おすすめ素材は?】
赤ちゃんには、肌触りが良く通気性に優れた綿100%素材のものを選びましょう。
目の詰まったスムースや、肌触りの良いニットガーゼ、保温性に優れたパイルやニットキルトなどが寒い季節におすすめです。
春の服装(生後3~5ヶ月頃)
少しずつ睡眠や授乳のリズムが整ってきます。1日の寒暖差が大きいので重ね着で調節します。
【何を着せる?】
新生児肌着がサイズアウトしたら、次は抱っこしてもお腹の出ない半袖ボディシャツなどを用意すると良いでしょう。
かぶりタイプはおすわりができるようになってから。ねんねの時期は前開きタイプが着せやすいですよ。
ボディシャツまたはコンビ肌着+カバーオールが基本のスタイルです。肌寒い時はベストやカーディガンなどを重ねます。
【おすすめ素材は?】
綿100%素材の中でもオールシーズン使えて伸縮性や吸湿性に優れたフライスや天竺などがおすすめです。
夏の服装(生後6~8ヶ月頃)
寝返りやはいはい、おすわりなど、動きが活発になってきます。おうちの中ではエアコンなどを上手に利用して快適な環境を作ってあげましょう。
【何を着せる?】
肌触りが良い素材のTシャツやショートオールなら肌着なしでも良いでしょう。
一見Tシャツのように見えてつなぎタイプになっているものもあります。パンツやスカートなどをプラスしてあげましょう。
お風呂上りにはガーゼ素材の甚平も涼しげですね。
外出時は、薄手のカーディガンやレッグウォーマーなどで必ずUV対策を。室内の冷房対策にもなるので1着持っていると便利です。
【おすすめ素材は?】
通気性や吸汗性に優れたガーゼやメッシュ、フライスがおすすめ。タオルのようなパイル生地も汗をよく吸ってくれます。肌に合うようであれば、最近よくある吸水速乾素材の下着も良いでしょう。綿素材より早く吸水し早く乾きます。
秋の服装(生後9~11ヶ月頃)
ママの後追いが始まることもあるでしょう。目が離せない時期なのでおうちの中の安全対策にも気を配りましょう。
【何を着せる?】
たっちができるようになれば、上下セパレートの服も着替えやすくなります。
お腹が出ないように、肌着はボディシャツなどつなぎタイプのもののほうが良いでしょう。
肌着+トレーナーまたは長Tシャツ+パンツが基本アイテムです。女の子はスカート+レギンスの組み合わせも可愛いですね。
足の動きも活発で、寝ている時に布団を蹴ってしまうこともあります。寝冷えが気になる場合は、スリーパーを着せてあげましょう。
お出かけ用には動きやすいジャンパーやブルゾンがおすすめです。
【おすすめ素材は?】
肌寒くなってきましたが綿100%でオールシーズンOKのフライスや天竺などがおすすめです。伸縮性が良いので重ね着してもすっきりします。
冬の服装(生後1歳頃)
1歳の冬はお出かけの機会も増えますが、ママからの免疫が切れる頃です。インフルエンザなどの感染症には注意しましょう。
【何を着せる?】
ボディタイプの肌着+トレーナー+パンツまたはスカート+レギンスなど、セパレートのお洋服を楽しみましょう。
動きがますます活発になってくるので、着せすぎによるあせもには注意してください。赤ちゃんは大人よりも1枚少ない枚数がちょうど良いと言われています。
アウターは、抱っこでのお出かけが多いようならポンチョがおすすめ。
ベビーカーでのお出かけが多い場合はジャンプスーツが暖かくて便利ですが、おむつ替えの時に全部脱がせることになるので少し面倒かもしれません。
【おすすめ素材は?】
寒い時期でも赤ちゃんはよく汗をかきます。吸汗性に優れた綿100%素材のものを選びましょう。
薄手のものを重ね着して体温調節するのがポイントです。
まとめ
冬は、外の気温が低いですが、室内は暖房で暖かいことが多い季節。
あまり厚着をさせすぎると、逆に暑くなりすぎて汗をかいてしまうので要注意です。
また、モコモコと厚着をさせることで赤ちゃんの運動の妨げになることもあります。薄手のものを重ね着させ、様子を見ながら調節するようにしてあげてください。