https://www.babys-care.net/life/

赤ちゃんのしゃっくりが止まらない原因と対策

赤ちゃんのしゃっくりが止まらない

赤ちゃんが頻繁にしゃっくりをすることに、驚いたママもいるのではないでしょうか。

大人ももちろん出ますが、中には1日に何度もしゃっくりが出て、なかなか止まらない赤ちゃんもいるようです。

 

ママになったばかりだと、赤ちゃんの少しの変化でも心配になりますよね。

しゃっくりが止まらないと疲れてしまわないか、眠れなくならないかなど、いろいろと考えてしまいます。

このまま放っておいても良いのか、対処法にも悩んでしまうでしょう。

 

そこで今回は、赤ちゃんのしゃっくりが止まらない時の原因や、止め方についてご紹介します。

原因や止め方を知っておけば、ママも安心できますよ。

 

赤ちゃんのしゃっくりが止まらない原因は?

しゃっくりとは、肺とお腹の間にある横隔膜という筋肉が、何らかの原因でけいれんすることで起きます。

 

実は赤ちゃんは、ママのお腹の中にいる時からしゃっくりをしているんですよ。

お腹の中では飲み込んだ羊水を出したり、呼吸の練習をしたりする時に、しゃっくりが起こるといわれています。

赤ちゃんに限らずしゃっくりが出るのは生理現象であり、心配いらない場合がほとんどのようです。

 

では、赤ちゃんが大人に比べてしゃっくりが出やすいのはなぜでしょうか?

その原因をいくつかご紹介します。

 

【体の器官(横隔膜)が未発達だから】

赤ちゃんの体は発達段階であり、しゃっくりが起こる場所である横隔膜も、まだ未発達の状態です。

そのため少しの刺激でもけいれんを起こしやすく、しょっちゅうしゃっくりが出て止まらなくなる大きな原因になっています。

 

体の成長や発達に伴いしゃっくりの頻度は少なくなり、出ても短時間で治まるようになるようですよ。

 

【膨らんだ臓器が刺激になっている】

授乳でお腹がいっぱいになったり空気を飲み込んだり、うんちが溜まっていたりと、膨らんだ胃や腸などの臓器が横隔膜を刺激すると、しゃっくりが起きやすくなります。

まだ体の小さい赤ちゃんはお腹の中も狭いため、横隔膜が膨らんだ臓器の影響を受けやすいようです。

 

【体が冷えている】

体の冷えが刺激となり、しゃっくりが起こることもあります。

体温調節が苦手で周囲の温度変化の影響を受けやすい赤ちゃんは、濡れたおむつや汗をかいたことがきっかけになることも。

 

赤ちゃんのしゃっくりの止め方 

赤ちゃんがしゃっくりをするのは自然なことであり、止まらない場合もほとんどは心配いりません。

だいたいがそのうちに止まるため、そのまま様子を見るのが良いようです。

ママは心配ですが、赤ちゃんにとってはそんなに気にならないともいわれていますよ。

 

大人だとびっくりさせるという止め方もありますが、赤ちゃんを急に驚かせるのは危険なため、避けた方が良いでしょう。

またうつぶせにしたら止まったという意見もあるようですが、赤ちゃんのうつぶせは窒息の可能性もあり、おすすめできません。

 

赤ちゃんのしゃっくりがどうしても気になる場合は、以下の方法を試してみてくださいね。

 

【ゲップをさせて胃の中の空気を出す】

溜まった空気が出れば胃の膨らみが抑えられ、止まりやすくなります。

 

【体を温める】

体が冷えているとしゃっくりの原因になることがあるため、温めてあげましょう。

衣類やブランケットなどでの体温調節や、ホットタオルでお腹や背中を温める、ママの手で手足を優しく包むのも効果的です。

 

【おむつが濡れていないかチェック】

濡れたおむつがそのままだと、体が冷えてしまいます。

寒い時期は特に気をつけてあげたいですね。

 

【背中をマッサージする】

マッサージで体が温まってリラックスすれば、しゃっくりが止まりやすくなることも。

優しくさすることで、ゲップも出やすくなりますよ。

 

【少しだけ授乳する】

母乳やミルクを飲んだことが刺激になり、しゃっくりが止まる可能性があります。

次の授乳に差し支えない程度に、少量飲ませてみましょう。

 

【授乳姿勢を変える】

授乳の後に頻繁にしゃっくりをしているようなら、授乳姿勢を変えてみるという方法もあります。

空気を飲み込みにくい姿勢だと、しゃっくりの頻度も少なくなるかもしれません。

 

赤ちゃんのしゃっくりで受診が必要な時

前述のようにしゃっくりは生理現象であり、時間が経つと自然におさまります。

続いていても、基本的には見守っていれば大丈夫。

しかししゃっくりに加えて以下のような様子があれば、受診してみましょう。

 

・機嫌が悪く母乳やミルクを飲まない

・熱や嘔吐などの症状がある

・ぐったりしている

・お腹が張っている

・顔色が悪い

 

その他でもいつもと違うと感じたり、心配な点があったりすれば、1人で抱え込まず気軽に相談してくださいね。

 

まとめ

まだ体が未発達な赤ちゃんは、しゃっくりが出やすいものです。

過度に不安になりすぎず、様子を見てみましょう。

 

しかしあまりに頻繁で止まらないと、心配になってしまいますよね。

そんな時は、今回ご紹介した内容を是非試してみてください。

しゃっくりの頻度が減ったり、短時間でおさまったりするかもしれません。

 

しゃっくりは、赤ちゃんが成長すれば自然に出にくくなります。

それまではおおらかな気持ちで、付き合っていければ良いですね。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php