赤ちゃんと一緒に手持ち花火を楽しみたい
夏の定番といえば家庭でできる手持ち花火です。
赤ちゃんにも夏らしさを感じてもらうために、一緒に楽しみたいと考えている方もいるかと思います。
しかし、家庭でできる手持ち花火は、赤ちゃんと楽しむために気を付けなければいけないことがたくさんあります。
赤ちゃんと一緒に手持ち花火を行う際の注意点を押さえておきましょう。
赤ちゃんは手持ち花火ができるのはいつから?
赤ちゃんが手持ち花火をしている様子を見るだけでしたら、生後何ヶ月からでも可能です。
ただし、手持ち花火が自分で持てるようになるのは、3歳以降でしょう。
・火が危ないものだと認識ができる
・ママの話を聞いてじっと動かず花火を持つことができる
・花火は人に向けないことなど約束が守れる
ようになることが、目安です。
ただし、お子さんによっては手持ち花火を怖がったり、以上のような約束を守るのが難しかったりするため、手持ち花火ができる年齢にも個人差があります。
1人で手持ち花火ができるようになるまでは、離れた安全なところで花火を見て楽しみましょう。
赤ちゃんが手持ち花火を楽しめる環境と準備
赤ちゃんが家庭で安全に手持ち花火を楽しむためには、環境や準備を整える必要があります。
【必ず大人が側で見守ろう】
花火をする際は、必ず大人が側に付き添い、赤ちゃんから目を離さないことです。
歩けない赤ちゃんでも、花火に手を伸ばそうとしたり、手に取った花火を口に入れようとしたり、バケツに興味を持ったりするためです。
また、花火は暗い環境で行うので、どんな危険があるかわかりません。
歩行ができる赤ちゃんでも、できればベビーカーか抱っこで花火を楽しめると、より安心ですね。
【虫よけ対策は万全に行おう】
家庭で手持ち花火をしていると、蚊や他の虫が寄ってくることがあります。
赤ちゃんの肌は薄くてデリケートなので、蚊に刺されると悪化しやすく、大きく腫れてしまうこともあります。
赤ちゃんにも使える虫よけスプレーやミスト、テープ、リングなどで、虫よけ対策をしましょう。
また、ベープを炊いたり、花火に使える虫よけの蝋燭を使ったりするのも効果的です。
【花火から離れて楽しもう】
大人や大きい子ども達が楽しそうに手持ち花火をしていると、近くで見せてあげたいと思うかもしれません。
しかし、赤ちゃんは花火が危険であるものだとは理解しておらず、思いがけない行動をすることがあります。
また、手持ち花火の煙は、風向きが変わると赤ちゃんの方向に流れてくることもあり、吸ってしまう可能性があります。
赤ちゃんは、花火をしている場所から極力離れて楽しむようにしましょう。
できれば小さいうちは、安全を考慮してお家の中で窓から見て楽しむといった選択をするのもいいかもしれません。
赤ちゃんが手持ち花火を安全に楽しむための注意点
赤ちゃんが家庭で手持ち花火を楽しむ際には、以下の点には十分注意しなければなりません。
【花火の煙は有害と知っておこう】
手持ち花火には、火薬や化学薬品が使用されているため、花火の煙も体に全く害のない物とは言い切れません。
とはいえ、家庭で遊べる手持ち花火の煙は、大人が一般的に楽しみ誤って吸ってしまう分には問題のないものです。
しかし、体が未熟な赤ちゃんにとっては、少しの煙でも刺激になります。
(煙を吸うと気管支に刺激を与えて気持ちが悪くなる、目に入ると染みるなど)
花火の煙を浴びない工夫が必要です。
手持ち花火の煙を浴びないためには
・風下に行かない
・赤ちゃんは花火をしている場所の近くにいかない
・通気性の良い屋外で行う(車庫などはNG)
などを心がけましょう。
【花火は赤ちゃんの刺激になる可能性がある】
花火の光は、赤ちゃんが見ることで強い刺激になることがあります。
長時間行うと、赤ちゃんの脳が興奮してしまうこともあります。
また、家庭で楽しめる噴射花火などは、光だけではなく大きな音も伴うため、赤ちゃんはびっくりしてしまうことも。
びっくりするような激しい花火は避けるようにし、手持ち花火も短時間楽しむのに留めましょう。
【花火は持たせない・近づかない】
繰り返しになりますが、赤ちゃんは思いがけない行動を取ることがあります。
手持ち花火は大人が手を添えていたとしても、赤ちゃんが持って楽しむことはできません。
赤ちゃんの皮膚は薄いため、万が一火花が手や足に少しでも触れると、ヤケドをしてしまう可能性があります。
見た目は小さなヤケドでも、後から水膨れになってしまい、重症化することもあります。
花火の危険性が分からない赤ちゃんは、花火を振り回す、火花に手を出す、手持ち花火を口に入れるなど、予想もつかない行動を取ってしまい、事故に繋がりかねません。
花火は持たせない、近づかないは、徹底するようにしましょう。
まとめ
気を付けたいことが多い赤ちゃんとの手持ち花火ですが、夏を感じるためにもできる範囲で楽しませてあげたいものです。
安全に考慮しつつ、無理なく家庭での手持ち花火を楽しんでみてくださいね。