赤ちゃんが昼夜逆転して夜に寝ない!
赤ちゃんの睡眠に関する困りごとは、子育て中のママ達の大きな悩みのタネ。
「日中は良く寝るのに、夜は全然寝てくれず昼夜逆転している」ということも珍しくありません。
赤ちゃんが昼夜逆転していると、ママの生活リズムも崩れて睡眠不足になり、とても辛いですよね。
寝不足の状態が続くと精神的ストレスが大きくなるだけでなく、体調を崩してしまう原因にもなってしまいます。
そこで今回は、赤ちゃんの昼夜逆転について詳しく調べてみました。
昼夜逆転してしまう原因や対処法をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
赤ちゃんの昼夜逆転が起こる原因とは?
赤ちゃんの昼夜逆転は、新生児から生後4ヶ月位の低月齢の時期に起こることが多く、その原因は「体内時計の未発達」であるといわれています。
ママにとっては「昼間は起きて活動し、夜は寝る」というサイクルが当たり前ですが、赤ちゃんはそうではありません。
生まれたばかりの赤ちゃんに昼や夜の認識はなく、2~3時間ごとに起きては母乳やミルクを飲み、また寝るというのを繰り返す生活。
夜にしばらく寝なくても、赤ちゃん自身「夜に起きている」という感覚はありません。
そのためママとリズムが合わないのは当たり前であり、赤ちゃんには普通でも、ママは昼夜逆転と感じてしまうのです。
この昼夜逆転は、成長するにしたがって改善していきます。
個人差はありますが、生後4ヶ月を過ぎる頃には昼夜のリズムができてきて、夜にまとめて寝るように。
生後6ヶ月頃になると昼夜の区別がはっきりし、生活リズムや睡眠サイクルも整います。
ママにとってはつらいですが、昼夜逆転は一時的な現象です。
赤ちゃんの発達過程では当たり前に起こることであり、成長に伴い直るので安心してくださいね。
赤ちゃんの昼夜逆転への対処法
体内時計の未発達が原因で起こる赤ちゃんの昼夜逆転は、生活リズムを整え、昼夜の区別をつけることで改善します。
新生児や低月齢の時期はまだ難しいですが、この頃から少しずつ意識することで、早い段階で昼夜逆転が直るかもしれません。
生活リズムを整え昼夜の区別をつきやすくするには「日中は明るく活動的に、夜は暗く静かに過ごす」など、メリハリが重要です。
そのためにできることを、ご紹介します。
【朝日をしっかり浴びる】
朝日を浴びると体内時計がリセットされ、昼夜のリズムが整いやすくなります。
【日中は活動的に過ごす】
適度に疲れて夜に眠りやすくするために、日中は遊んだりお散歩したりと、活動的に過ごしましょう。
【日中のお昼寝はリビングで生活音のある状態で】
夜寝る時とは違い、あまり静かにしすぎる必要はありません。
【夕寝は長すぎず】
長すぎる夕寝は、夜の睡眠に悪影響です。
タイミングを見て起こしてあげましょう。
【夕方から徐々に照明をトーンダウンさせる】
昼夜のリズムをつけるには、外の明るさに合わせるのが効果的です。
夕方からは室内の照明をトーンダウンし、静かに過ごしましょう。
【夜寝る時は部屋を真っ暗に】
光はまぶたを通して目に入ってきます。
豆電球などの光は思った以上に明るいものであり、仰向けで寝ていると刺激になって目が覚めることも。
光を感じる環境での睡眠は昼夜のリズムがつきにくくなるため、夜は真っ暗な部屋で寝るのがおすすめです。
また赤ちゃんが寝た後にママ達が起きている場合は、テレビの音や生活音、照明の使い方に気をつけてくださいね。
【夜の授乳は暗いまま話しかけずにする】
赤ちゃんを覚醒させないためにも、夜の授乳は暗いまま話しかけず、淡々としましょう。
必要な時だけ、足元を優しく照らす暖色系のライトを使うと良いですよ。
【起床・就寝・離乳食・お風呂など毎日決まった時間で】
毎日の生活で決まった時間に決まったことをすることで、生活リズムは整いやすくなります。
起床・就寝・離乳食・お風呂など、なるべく毎日決まった時間を心がけましょう。
【赤ちゃんに合わせた生活】
お風呂や寝かしつけをパパが担当している場合、帰宅時間によって時間がまちまちになってしまいがちです。
しかし昼夜の区別をつけ生活リズムを整えるには、パパではなく赤ちゃんに合わせた生活をする必要があります。
遅くなりそうならママが変わるなど、夫婦で協力し、なるべく同じ時間にできるのが理想です。
赤ちゃんの昼夜逆転を乗り切るポイント
赤ちゃんの昼夜逆転は、ママの睡眠不足に繋がり辛いものです。
赤ちゃんが寝たら一緒に寝る、夜のお世話はパパにも協力してもらうなど、少しでも睡眠時間を確保できるよう工夫しましょう。
また昼夜逆転は一時的なものです。
今はこれが当たり前でもいつかは直ると割り切り、おおらかな気持ちで向き合うのも、ストレスをため込みすぎないコツですよ。
夜に起きてもあまり心配しすぎず、授乳やおむつでなければ安全を確保した上で見守る、位が良いかもしれませんね。
まとめ
昼夜逆転は、低月齢の赤ちゃんにはよくあることです。
成長して昼夜の区別がつき、生活リズムが整えば徐々に改善するため、毎日の過ごし方を工夫してみましょう。
睡眠不足が続いてママにとっては辛い時期ですが、いつまでも続くものではありません。
ママ自身の健康に気づかい、パパにも協力してもらいながら乗り越えましょう!