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赤ちゃんでも乗り物酔いはするの?

赤ちゃんと乗り物酔い

車やバスなど、大人でも乗り物酔いをする体質の人は多くいます。
特に乗り物に弱い人は、乗り物に乗る際には必ず酔い止めが必要な場合もありますよね。

 

それでは、赤ちゃんも大人同様に、乗り物酔いをすることはあるのでしょうか。
そこで今回は、赤ちゃんと乗り物酔いについて、その時期や症状、対処法などについてご紹介します。

 

乗り物酔いはなぜ起こる?

そもそも、乗り物酔いが起こるメカニズムとはどのようなものなのでしょう。

 

私たちは、目の前に見えている視覚の情報を、小脳で処理しています。
一方で、乗り物に乗っているときの揺れや振動をとらえ、体のバランスを保つのが耳の中にある三半規管という部分です。

 

これらの視覚の情報と三半規管のバランス感覚が一致せず、自律神経が崩れて平衡感覚に異常をきたしてしまうと、乗り物酔いが起こります。

 

乗り物酔いは何歳から?

一般的に、乗り物酔いをしやすいのは4歳~12歳頃までと言われています。
この時期は小脳が発達し始める時期であり、外部からの刺激に敏感に反応しやすく、乗り物酔いを起こしやすいのです。

 

しかし、早くて2~3歳頃から、乗り物酔いを起こす子も出てきます。

ただし、乗り物酔いは子ども全員が起こすわけではありません。
大人でも乗り物酔いをする人・しない人がいるように、子どもでも乗り物酔いを全くしない子とそうでない子がいて、個人差が大きいです。

 

 

【0歳の赤ちゃんも乗り物酔いをすることも】
2~3歳頃から乗り物酔いの症状が出ることもあると先述しましたが、稀に0歳の赤ちゃんでも乗り物酔いをすることはあります。
低月齢期ではなく、1歳が近くなってくると症状がでることがあるようです。

 

基本的には赤ちゃんは乗り物酔いをしづらいため、あまり神経質にならなくても良いですよ。
しかし赤ちゃんは、自分の体調の変化を言葉で伝えることができないため、長時間乗り物に乗せる際は、こまめに様子を見てあげるようにしましょう。

 

赤ちゃんの乗り物酔いの症状と対処法

【赤ちゃんが乗り物酔いをした時の症状】
赤ちゃんが乗り物酔いをした時の症状は、

 

・嘔吐
・不機嫌
・顔色が悪くなる

 

などがあげられます。
これらの症状は乗り物酔いをしていなくとも起こることがあり、ママにとっては少し判断が難しいかもしれません。

 

しかし、乗り物酔いでなかったとしても赤ちゃんの体調変化の何らかのサインであることは変わりありません。

赤ちゃんと乗り物に乗る際は、赤ちゃんの様子をしっかりと見てあげるようにしましょうね。

 

 

【赤ちゃんが乗り物酔いをしてしまった時は】
赤ちゃんが乗り物酔いをしてしまったとママが気付く時は、赤ちゃんに嘔吐の症状が出た場合がほとんどです。
念のため、赤ちゃんと乗り物に乗る際は

 

・タオル
・着替え

 

などは用意しておくと良いでしょう。
また、使い捨てのペット用のトイレシートを用意しておくと、嘔吐物を吸収してくれて便利です。

 

しばらく様子を見て繰り返し嘔吐をする場合は、乗り物酔い以外の原因があるかもしれないので、念のため小児科へ相談するようにしましょう。

 

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赤ちゃんの乗り物酔いの予防策

【空腹・満腹を避ける】
空腹時は自律神経が乱れやすく、乗り物酔いを起こす原因となります。
逆に満腹な状態でも酔いやすいため注意が必要です。

 

赤ちゃんを乗り物に乗せる前は、離乳食や授乳の時間を調整し、空腹や満腹の状態を避けるようにしましょう。
特に食後は、赤ちゃんにしっかりとげっぷをさせて30分ほどあけてから、乗り物に乗るようにすると良いでしょう。

 

 

【スマートフォンやタブレットを見せない】
赤ちゃんが乗り物に乗っていてぐずってしまうと、ついスマホートフォンやタブレットの映像などを見せてしまうママは多いかもしれません。
しかし、スマートフォンやタブレットなど、一点をじっと見ながら乗り物に揺られていると、乗り物酔いを起こしやすくなるので避けましょう。

 

これは赤ちゃんだけでなく、大人も同様なことが言えます。
普段から乗り物酔いを起こしやすいママは注意すると良いでしょう。

 

 

【締め付けの少ない服を着せる】
きつめの服を着せると赤ちゃんを締め付けてしまい、乗り物酔いを起こしやすくなります。
特に自家用車ではチャイルドシートのベルトで赤ちゃんを固定してしまっているため、赤ちゃんはとても窮屈に感じています。

なるべく服はゆったりとしたものを着せてあげましょう。

 

 

【優しい運転を心がける】
車を運転する際は、なるべく優しい運転を心がけましょう。
大人でも、荒い運転の車に乗ると酔ってしまうことはありますよね。それは赤ちゃんも同様です。

 

急発進や急停車を避けて、スピードの出し過ぎに注意しましょう。

それは、赤ちゃんの乗り物酔いを防止するだけでなく事故防止にもつながります。

 

まとめ

一般的には、0歳児の赤ちゃんではあまり乗り物酔いをすることはありません。
しかし、その日の体調によっては、嘔吐などを引き起こすこともあります。

車やバスなどでお出かけをする際は、事前に赤ちゃんの体調をよく観察し、無理のない範囲でお出かけを楽しみましょう。

 

また、乗り物酔いした際の対策をしっかりとして、万が一のときも慌てないようにしておくと良いですね。

この記事を書いたライター

小橋 まな
小橋 まな

2歳の娘を育児中のママライター。出産前は子供がとても苦手だったのに、今では娘を溺愛しすぎてたまに我に返ることもあるほどです。育児休暇後職場復帰の予定が、実父の体調不良をきっかけに退職し在宅ライターの道へ。心配性で神経質になってしまった0歳児育児の過去の自分を振り返り、ママたちが安心して育児ができるような記事をお届けしたいと思います。

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