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赤ちゃんのいる部屋で暖房を使う時の注意点

赤ちゃんのいる部屋で暖房を使う時の注意点

赤ちゃんと過ごす部屋で暖房を使うには

寒い冬。
赤ちゃんと過ごすお部屋の気温や湿度に気を配っていますか?

 

赤ちゃんは体温調節機能が未熟で、部屋の気温に合わせて自分の体温も上下してしまいます。
暑い部屋にいると体温も高くなり、寒い部屋で過ごすと体が冷えすぎてしまうので注意が必要です。

 

さらに、「暑い・寒い」を言葉で伝えることができないので、周りにいるママやパパがこまめに赤ちゃんの様子を見て、室温を管理しなければなりません。
そこで活躍するのが、エアコンやヒーターなどの暖房器具。
しかし、大人だけで過ごす部屋と異なり、赤ちゃんの生活するお部屋での暖房器具の使用にはいくつか注意点があります。

 

今回は、そんな赤ちゃんと過ごす部屋で暖房を使用する際に気を付けたいポイントについてまとめましたのでご覧ください。

 

①室温は赤ちゃんにとって快適か

体温調整がうまくできない赤ちゃん。
新陳代謝が活発なうえ汗腺の数は大人とほぼ同じなので、冬でも大人が思う以上に汗をかきます。
寝返りやはいはいなど動きが活発になる月齢の赤ちゃんであれば、余計に暑く感じるかもしれませんね。

 

寒い時期に赤ちゃんと過ごす部屋の気温は20~25℃くらいが適温と言われています。
暖房器具の設定温度に関わらず、背中に汗をかいていないか、手足が冷たくなっていないかなど、こまめにチェックしてあげてください。

 

寒い冬でも厚着をさせすぎないようにし、薄手のものを重ね着するように心がけましょう!
また、足が冷たいからと言って室内でも靴下を履かせてしまうと、熱がこもりやすくなってしまいます。
必要であれば足先が出せるレッグウォーマーなどを活用するといいですよ。

 

②適切な湿度を保とう

暖房を付けた部屋で気を付けたいのが湿度です。
特にファンヒーターやエアコンなど、温風で部屋全体を温めるタイプの暖房器具は室内が乾燥しがちです。
赤ちゃんと過ごす部屋の湿度は40~60%くらいになるように調節しましょう。

 

【湿度が40%以下になると】
ウィルスの働きが活発になり風邪をひきやすくなります。目やのど、皮膚も乾燥するため、鼻が詰まったり咳が出ることもあります。

 

部屋の湿度を上げるためには加湿器を使用するのがおすすめです。
まだ動き回らない赤ちゃんの場合は、濡れタオルを干しておいたり、部屋の空間に向かって霧吹きでシュッと水を吹きかけるのも良いでしょう。

 

【湿度が60%以上になると】
室内、壁や寝具にカビやダニが発生しやすくなります。湿度が高い中、暖房を付けていると蒸し暑く感じることも。
特に体温の高い赤ちゃんは寝苦しく機嫌が悪くなることもあります。

 

エアコンなどの除湿機能を使う、定期的に窓を開けて換気する、部屋の片隅に除湿剤を置いておくなど湿度を調整するようにしましょう。

 

③暖房器具の設置場所には要注意

ねんねの時期の赤ちゃんも足をもぞもぞ動かしたりして気が付けば数10センチ移動していることがあります。
また、いつ寝返りができるようになるかもわかりません。

 

そのため、暖房器具は必ず赤ちゃんから離れたところに設置し、うっかり倒してしまってヤケドや火事などの事故が起きないようベビーゲートなどでガードしておくようにしましょう。
特にストーブやファンヒーター、カーボンヒーターなどの表面が熱くなるタイプのものは、赤ちゃんが触れてヤケドをすることもあります。

 

また、エアコンなどの温風が赤ちゃんに直接当たらないように、設置向きを工夫することも大切です。

 

子どもが小さいうちは、このようにベビーゲートでガードするだけでなく、赤ちゃんがいても安心して使えるような暖房器具を選ぶことも1つです。
転倒時自動停止機能のあるものや、チャイルドロック機能のあるものを選べばより安心ですね。

 

④暖房器具の付けっぱなしに要注意

寒い冬は、赤ちゃんが風邪をひかないようにと、つい1日中暖房器具を付けっぱなしにしてしまうこともあるでしょう。
特に就寝時は注意が必要です。

 

夜間も暖房器具を付けっぱなしにすると、布団の中に熱がこもって汗をかき、知らない間に脱水症を引き起こしてしまうこともあります。
また、空気が乾燥して鼻が詰まったりのどが痛くなるということもあります。

 

就寝時は、暖房器具のタイマー機能を利用して自動でオンオフできるようにしておくと安心です。
また、夜間のおむつ替えや授乳の際に、赤ちゃんの体調やご機嫌を確認するのも忘れないようにしましょう。

 

日中も、なるべく換気をする時間を設け、空気の入れ替えをするといいかもしれませんね。

 

まとめ

赤ちゃんと過ごす部屋の暖房について、気を付けたいポイントをご紹介しました。
お部屋の温度や湿度は、室温計などを使い、定期的にチェックするのがおすすめです。

 

また、暖房器具の取り扱いについては、ヤケドや誤操作のないように注意をしましょう。
手軽な暖房器具としてエアコンを使う場合も、リモコンは赤ちゃんの手の届かないところに置くなど工夫するといいですね。

 

お部屋の温度を調節する以外にも、赤ちゃんの服装や寝具などにも気を配り、快適に過ごせるようママやパパがしっかりと見てあげるようにしてください。

この記事を書いたライター

北村 美涼
北村 美涼

関西在住、1男1女を持つワーキングママです。 産休、育休、フレックス、時短、在宅、テレワーク、といろいろな勤務体系経験済み! ハワイとたこ焼きと太陽の塔が大好き!どれも私のパワーのみなもとです。

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