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赤ちゃんの部屋の適切な温度と湿度は?

赤ちゃんの部屋の温度と湿度

赤ちゃんが過ごす部屋は、なるべく快適な温度や湿度にしておきたいですよね。
しかし、赤ちゃんは大人のように不快感を言葉にして伝えることができません。
そのため、まずは目安として温湿度計を設置して快適な温度と湿度を保つようにしましょう。

 

今回は、赤ちゃんの部屋の温度と湿度について、以下で詳しくご紹介します。

 

赤ちゃんの部屋の適切な温度

【赤ちゃんの部屋の適切な温度】
赤ちゃんの過ごす部屋の適切な温度は、

 

・夏場は26度~28度
・冬場は22度~23度

 

と言われています。

 

【温度が高すぎる場合】
室温が高すぎる場合、エアコンで適温まで温度調節をしましょう。
赤ちゃんは大人以上に暑がりなため、大人が「暑い」と感じるならばそれ以上に暑さを感じていることもあります。

 

特に寝ている間は、夏場でもエアコンをつけたくないというママもいるかもしれませんが、赤ちゃんと同じ部屋にいる以上はエアコンを使用しましょう。

 

しかし、赤ちゃんの寝ている場所によってはエアコンの風が直接当たってしまうということもあるので、サーキュレーターを併用するなどして直接風が当たらないように工夫をしましょう。

 

【温度が低すぎる場合】
温度が低すぎる場合は、まずは暖房機器で室温を上げるようにしましょう。
暖房機器を使う場合、湿度が下がってしまいがちなので湿度対策も忘れないようにしてください。

 

また、温度が低すぎると、「たくさん着せなくては」と、赤ちゃんについ厚着をさせてしまうママもいると思います。
しかし、先述したように赤ちゃんは大人以上に暑がりです。
生後3ヶ月を超えた赤ちゃんの場合は、「大人マイナス1枚」を意識して、服を着せるのが基本です。

 

裏起毛やボア素材の服を着せるママもいますが、これらの素材は化学繊維でできているものが多く、赤ちゃんの敏感な肌には合わないこともあります。
暖房の効いた室内では、これらの素材の服は必要のないことがほとんどです。
できれば綿素材のものを重ね着する方が、赤ちゃんの様子を見ながら着脱させられるのでおすすめですよ。

 

赤ちゃんの部屋の適切な湿度

【赤ちゃんの部屋の適切な湿度】
赤ちゃんの部屋の湿度は、50~60%ほどが快適に過ごせると言われています。
快適に過ごすために、加湿器を使用することがほとんどだとは思いますが、加湿のしすぎは窓の結露に伴うカビや、ダニの発生にもつながるので注意しましょう。

 

【湿度が高すぎる場合】
湿度が高すぎる場合、特に夏場は実際の温度よりも暑く感じることがあります。
湿度が高すぎる場合、除湿器やエアコンのドライモードを活用したり、除湿剤を置いたりすると良いでしょう。

 

赤ちゃんの寝具や服を通気性の良いものにすると、じめじめとした不快感も多少は軽減させることができますよ。

 

【湿度が低すぎる場合】
湿度が低すぎる原因としては、

 

・エアコンの使用
・冬場での空気の乾燥

 

があげられます。
部屋の湿度が低いと、喉や肌の乾燥を引き起こすほかに、インフルエンザなどのウイルスの活性力が増すとも言われています。

 

湿度が低いと感じたら、加湿器を使用するなどして部屋の湿度を上げるようにしましょう。
加湿器は、加熱式タイプの場合赤ちゃんが触るとやけどの危険があるため、赤ちゃんが動き始めたら手の届かない場所へ設置するようにしましょう。コードを引っ張ることもあるので要注意です。

 

加湿器がない場合、濡れたタオルを干しておくだけでも加湿効果が期待できるのでおすすめです。

 

温度・湿度測定の際の注意点

【温湿度計の配置に注意する】
温度や湿度を知る目安として、温湿度計を設置するママは多いと思います。
しかし、温湿度計を置く場所には注意が必要です。

 

基本的には、赤ちゃんがよく過ごす場所付近に設置するようにしましょう。
寝室であれば、ベビーベッドの柵などに取り付けるのがおすすめです。

 

同じ部屋でも、窓やエアコンなどからの距離によってもその数値は大きく異なります。
窓の近くならば、窓から離れた場所に比べて、その温度はもちろん、湿度も大幅に変わってくるので注意が必要です。

 

【数値を過信しすぎない】
温湿度計を部屋に置いていると、どうしてもその数値を目安に行動してしまいますよね。
しかし、実際の数値と、実際に赤ちゃんが感じるものとでは違いがあることは珍しくありません。

 

先述したように、温湿度計と赤ちゃんの過ごすスペースが離れていれば誤差が生じます。
また、例えばエアコンの風によって乾燥してしまったり、実際よりも寒く感じたりといったこともあるのです。

 

まずは赤ちゃんの様子をしっかり見ながら、赤ちゃんが寒くないか・暑くないかを判断し、温湿度計の数値はあくまで参考程度にすると良いでしょう。

 

はじめは赤ちゃんが寒がっているか・暑がっているかを判断できないかもしれませんが、だんだんと分かるようになってきますよ。

 

まとめ

赤ちゃんの部屋に温湿度計を設置すると、どうしてもその数値を気にしてしまいがち。
先述したように、やはり1番はママの感覚です。

 

最適な温度と湿度の目安はあるものの、やはり赤ちゃんも人間なので感じ方には個人差があります。
赤ちゃんの様子をしっかり観察しながら、赤ちゃん自身にあった快適な環境を作ってあげてくださいね。

この記事を書いたライター

小橋 まな
小橋 まな

2歳の娘を育児中のママライター。出産前は子供がとても苦手だったのに、今では娘を溺愛しすぎてたまに我に返ることもあるほどです。育児休暇後職場復帰の予定が、実父の体調不良をきっかけに退職し在宅ライターの道へ。心配性で神経質になってしまった0歳児育児の過去の自分を振り返り、ママたちが安心して育児ができるような記事をお届けしたいと思います。

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