0歳児も保育園でストレスを感じる?
ママの仕事復帰に伴い、0歳児であっても保育園を預けることは決して少なくありませんよね。
1歳児や2歳児に比べるとまだ自我が芽生えていない子もいるため、0歳児はスムーズに保育園に慣れてくれるとも聞きますが、赤ちゃんによっては0歳児でもストレスを抱えてしまうことがあるようです。
そんな話を聞くと、「小さな体でストレスを抱えてしまうなんて、とてもかわいそう…」と、入園を迷ってしまうママもいるかもしれませんよね。
しかし、保育園としっかり連携を取り、考えられる原因を1つずつ対処していけば問題ありません。
そこで今回は、0歳児が感じる保育園でのストレスの原因と対処法についてご紹介します。
0歳児が感じる保育園でのストレスとは?
0歳児クラスの方が保育園に入園させやすいため、赤ちゃんを預けるママは多くいます。
しかしその一方で、以下のようなことが原因で赤ちゃんがストレスを感じていることもあるようです。
保育園に行くのを極端に嫌がったり、体調が悪化したりするような場合は、その原因を探ってみましょう。
【原因1.ママと離れるのが不安】
これまでずっとママと過ごすしてきた赤ちゃんにとって、突然ママと離れて、見知らぬ人と過ごすということは、やはりストレスになってしまいますよね。
「ママはどこ?」と不安になって、一生懸命泣いて探してしまう赤ちゃんもいるかもしれません。
【原因2.人見知りや場所見知りで慣れない】
すでに人見知りが始まっている赤ちゃんの場合、ママ以外の大人や他の園児たちを見て不安になってしまう場合があります。
慣れない人、慣れない環境というのは、0歳児にとっても非常に大きな負担になっていることでしょう。
【原因3.十分な保育が受けられていない】
0歳児クラスの場合、3人の子どもに対して1人の保育士がお世話をするのが基本です。
やはり家庭で過ごす時とは違って、1対1の保育ではないため、こまめなケアがされていないこともあるでしょう。
「おむつが濡れた」「お腹が空いた」「寂しい」など、赤ちゃんは泣いて訴えるしかなく、自分で対処することができませんから、十分な保育が受けられていない場合、ストレスが溜まってしまうかもしれません。
【原因4.お友達が嫌】
保育園は集団生活の場です。
お友達ができるのは嬉しいことではありますが、おもちゃの取り合いなどでトラブルになることもあります。
特に0歳児クラスの場合、まだ言葉が話せないため、叩いたり、嚙みついたりしてしまうことも多いもの。
このようなお友達トラブルが原因で保育園のストレスを感じる子もいるでしょう。
0歳児の保育園ストレスを解消するには?
0歳児の場合、ストレスを感じると情緒不安定になったり、体調不良になったりすることもあるため、早めに対処してあげることが大切です。
以下のような対処法を参考に、赤ちゃんのストレスを少しでも解消してあげましょう。
【対処法1.保育園とよく話し合う】
保育園での生活は、担当の保育士でないと分からないもの。
・1日どのように過ごしていたか
・最近変わったことはなかったか
・お友達同士のトラブルはないか
など、保育園での様子について聞いてみましょう。
その上で必要な対処法があれば、保育士と一緒に考えていきます。
赤ちゃんの性格をよく知るママだからこそ、伝えられることはあるはずです。
赤ちゃんがストレスを感じているようであれば、保育園としっかりコミュニケーションをとることが大切です。
【対処法2.ママといる時間はたっぷり愛情を注ぐ】
ママと過ごす時間は、赤ちゃんにとって一番安心できる時間。
働きながら育児をすることは、とても大変ですが、保育園から帰ってきた後、お風呂の時間や食事の時間、寝かしつけの時間を有効に活用し、赤ちゃんとのスキンシップをしっかりとってあげましょう。
愛情を注ぐ時間というのは、量ではなく”質が大事”です。
短い時間であっても、赤ちゃんが疲れた心を満たせるよう、たっぷりと愛情を注いであげてくださいね。
【対処法3.預ける時はママも笑顔で】
保育園でのストレスが溜まっていると、赤ちゃんを預けて働きに出ることに後ろめたさを感じるママもいますよね。
その後ろめたさや不安から、毎朝赤ちゃんを預ける時にママが不安そうな顔をしてはいませんか?
保育園に赤ちゃんを預ける時は、ママも元気に、笑顔でいることを心がけましょう。
ママが「保育園は楽しい場所なんだよ…」という雰囲気を出すことで、赤ちゃんは安心してくれるようになるでしょう。
まとめ
様々な原因が重なって、0歳児の赤ちゃんでもストレスを感じることはあります。
言葉でハッキリ伝えられない分、赤ちゃんの気持ちに寄り添うことが大切です。
今回ご紹介した対処法を踏まえながら、赤ちゃんが健康に楽しく通える環境づくりをしてあげましょう。
もしどうしても赤ちゃんが保育園に慣れない場合は、もう一度”慣らし保育”からやり直すことも検討してみてください。
赤ちゃんになるべく負担がかからないよう、保育園と一体となってより良い方法を考えてくださいね。