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夜間保育園を利用して仕事を続けるには

夜間保育園を利用して仕事を続けるには

夜間保育園とは?

多用な職業があり、共働きが求められている現代。
就労時間や残業などから、保育園が開いている夕方18時のお迎えが厳しいという職業の家庭もあることでしょう。
それに、看護や介護、マスコミ、飲食などのサービス業でも、夜勤があるという職業はたくさんありますよね。

 

夜間保育園は、国からの認可を受けて、夕方以降にも子どもを預かってくれる保育園のこと。
通常保育の18時以降も延長して夜間~深夜も預かってくれ、おおよそ22時までの開園となっていますが、中には延長保育が利用できたり、24時間開園しているという保育園も存在します。

 

認可保育園ですので、児童福祉施設としての基準を満たしており、かつ職員もスキルを持っている保育士を配置してくれるなど、保育の質が保たれており、安心して子どもを預かってもらえる施設となっています。

 

【子どもの預け時間】
夜間保育を行っているからと言って長時間預けられるわけではありません。
原則として、夜間保育園の開園は11時間となっており、11時〜22時までの保育が基本となっています。(それ以降は延長保育の利用が可能な園もあります。)

 

【18時以降の過ごし方】
夕方以降は子どもも疲れがたまっている時間。
日中の活動的な過ごし方とは反対に、お部屋でゆったりできるようなおもちゃなどの遊びをします。
その後、夕食を食べて入浴を済ませ、歯磨きをして就寝。

 

園によって流れは異なりますが、おおよそこのような形でお迎えを待つことになります。

 

認可の夜間保育園と認可外夜間保育施設

現在、全国で夜間保育を行っている認可保育園は81ヶ所。うち6ヶ所が、24時間開園している保育園です。
夜間保育のニーズが高まる現代、この数は少なく感じるかもしれませんね。

 

認可夜間保育園には基準が定められており、保育士不足の背景などもあることから、なかなか増えない傾向にあります。

 

【認可外夜間保育施設とは】
認可外夜間保育施設とは、ベビーホテルや夜勤のある企業の施設内などで行っている事業所内保育のこと。
夜8時以降も子どもを預かってくれたり、宿泊を伴う保育にも対応してくれるところもあり、こちらを利用している方も多くいます。

 

夜間保育園のメリット

夜間保育と聞くと「子供がかわいそう…」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
夜間保育を利用するメリットは多くあるんですよ。

 

【働く親をサポート】
夕方以降も子どもに合わせた過ごし方ができるよう、ゆったり過ごしています。
安心して子どもを任せることができ、夕食やお風呂も済んでいるため、家庭に帰ってからもバタバタせずに寝かしつけられます。
パパやママは仕事に専念できるため、仕事のキャリアが保てるというメリットがあります。

 

【規則正しく過ごせる】
保育園は集団生活ですから、個々の成長に合わせつつ、規則正しく夜の時間を過ごします。
仕事が遅くなると夕飯も遅くなってしまうし、きちんとした食事が作れずに総菜で済ます…なんてこともあるかもしれません。
その点夜間保育園では、栄養面も考えられた食事が提供され、決まった時間に就寝できます。
お家で慌ただしく過ごすより、落ち着いた環境で過ごして規則正しく生活できるというメリットがあります。

 

【保育士のケア】
夜も暗くなってくると、子どもは心細い思いをしてすごすかもしれませんね。
アットホームな環境でゆったり過ごし、なるべくさみしくないよう職員もケアに心がけてくれています。

 

【子どもへの影響はないと考えられる】
夜間保育の子どもへの影響に関する研究(※1)では、「子どもの発達状態には、「保育の形態や時間帯」ではなく、「家庭における育児環境」及び「保護者の育児への自信やサポートの有無」などの要因が強く関連していた。」とされています。

 

一定の保育の質が保たれた夜間保育園であれば、子どもへ与える生活リズムの乱れや情緒への影響はないと考えられており、家庭環境のほうが重要視されています。
※1:データー参考 J-STAGE(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja)日本保健福祉学会誌 夜間保育の子どもへの影響に関する研究(https://www.jstage.jst.go.jp/article/hwelfare/7/1/7_KJ00007499457/_article/-char/ja/)より抜粋

 

夜間保育園を利用する子どものケア

夜間保育園を利用している子どもへは、どのようなケアを大切にしてあげたらいいのでしょうか。

 

【規則正しい生活】
家庭で生活習慣が乱れていると、集団生活を送っている保育園では負担になってしまうことも。
利用していない日も早寝・早起きを心がけて、子どもの体調管理に努めてあげたいですね。

 

【子どもとの時間を大切に】
夜間保育園を利用している子どもにとって、家庭でゆったり両親と過ごせる時間は、とても貴重な時間といえるでしょう。
一緒のお風呂やお布団でスキンシップをとり、子どもとの時間を大切に過ごしたいですね。

 

夜間保育園を上手に利用しよう

共働き家庭にはかなり心強い夜間保育園。
家庭での過ごし方に気を付ければ子どもの成長へも心配はないですし、メリットも多くあります。

 

しかし、子どもは心細い思いをしている可能性もありますから、一緒にいる時間は大切に過ごしたいですね。
夜間保育園を上手に利用しながら、仕事を頑張っていきましょう。

この記事を書いたライター

月子
月子

親の病を機に九州へ舞い戻る一児のママライター。 おかしな方言の使い方をする子どもに笑い、癒されながら、バタバタ過ごす毎日です。 趣味は料理とベランダ菜園。育てたものはおいしく食べています! 心がほっとするような、楽しく役立つ情報をたくさんお届けしていきたいです。

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