保育園は第何希望まで書いたら良い?
認可保育園を考えているママと赤ちゃんにとって、大事な保育園選び。
初めての「保活」で、ちゃんと決まるかどうか不安な方も多いのではないでしょうか。
認可保育園に通わせるために、申請書類を作成することになります。
その書類に記入する項目のうち、今回は保育園の希望順位について解説していきます。
保育園の希望順位と指数
保育園の希望順位とは、どのようなものなのでしょうか。
【保育園の希望順位】
認可保育園の申込書類に、希望順位を書く欄があります。
例えば
第一希望:〇〇保育園
第二希望:△△保育園
第三希望:◇◇保育園
・・・
このように、いくつかの保育園を希望する順位で記入します。
【希望順位の考え方】
もし第一希望の保育園の定員が埋まってしまった場合、次の第二希望で調整する、という理由から希望順位を付けて申し込む必要があります。
希望順位は自治体によって異なりますが、待機児童の多い自治体だと第8希望まで欄がある場合も。
希望する保育園に通わせるために、とても大切な項目ということが分かりますね。
【指数によって入所できるか決まる】
希望する保育園に入所できるかどうかは、「指数」によって大きく左右されます。
「指数」とは認可保育園の入園希望者を選考する際に用いる数値で、高ければ高いほど希望の園に入所しやすくなります。
希望する順位が同じ世帯がある場合、指数の高い世帯は入所することができて、指数の低い方は外れてしまう、という仕組みです。
保育園は第何希望まで書くべき?
第何希望まで、という順位の多さは自治体によって異なりますが、全て埋めた方が良いのか、それとも第一希望だけの方が有利なのか、悩みどころが多いのではないでしょうか。
希望順位の書き方について今度はみていきましょう。
【第一希望しか書かない方が有利?】
第何希望まで埋めてしまうと、希望の上位の順位から外れてしまうのでは?
それなら、第一希望だけ書いた方が入所しやすくなる?
このように考える方も多いかもしれません。
実際には、第一希望だけしか書かないからといって、第一希望に決まりやすくなるわけではありません。
指数や保育園の倍率によっては、第一希望が通らない可能性の方が高くなるため、第一希望だけ書くというのは避けた方が良いでしょう。
【第何希望まで書くべき?】
それなら、たくさん希望順位を埋めた方が良い?と考える方も多いのではないでしょうか。
待機児童の多い地域の場合、なんとしてでも、どこかの保育園に入所させたいですよね。
そのような場合は、できるだけ多く希望順位を埋めるのが良いでしょう。
また、希望する園が多い場合や、どうしても入所して欲しい場合は、欄外に希望順位の保育園を記入できるケースもあるので、自治体に確認してみても良いでしょう。
保育園の希望順位の決め方って?
まだ通っていない保育園に対して、希望順位をつけるのはなかなか難しいですよね。
ですが、申請書類には順位として記入する必要があります。
どのように希望順位を決めたら良いのでしょうか。
【希望する園を選ぶ】
まずは、希望する園を調べて選ぶことから始めましょう。
選び方の順としては、
① 通える園を全てピックアップしてリストを作成する
② 希望の園に入所できた世帯の過去の最低指数を調べる
③ ②の情報を①に付け加える
④ 新設する保育園があるか調べる
⑤ 自分の指数を調べる
⑥ 自分の指数と過去の最低指数を比べ、入れそうな園と難しそうな園で分ける
以上のような手順で進める方が多いのではないでしょうか。
希望する園を手当たり次第見学に行くのは時間も労力もかかりますし、ある程度、戦略を立ててから保活を進める方が良いでしょう。
最低指数について、例えば自分の指数が40だった場合、過去に50点以上の指数の世帯しか入園していない園だと入所が難しいかもという判断材料にすることができます。
過去の最低指数については、役所などで教えてくれる場合もあります。
その際は、選び方の順①で作成したリストを持っていくとスムーズでしょう。
【希望する園の順位の付け方】
入れそうな園をピックアップできたら、今度は希望順位を付けていく必要があります。
希望順位の考え方は、待機児童が多い自治体かどうかによって大きく異なります。
待機児童の少ない自治体の場合、単純に希望する園の順番で記入するのが良いでしょう。
第8希望まで書く必要がある自治体の場合だと、倍率の高い園を上位に書いても入所できる確率は少ないかもしれません。
希望する度合いと倍率の高さのどちらも考えながら、順位を付けていくのが良いでしょう。
まとめ
申請書類に記入する必要のある、保育園の希望順位について今回は解説いたしました。
初めての保活で、何から準備すれば良いのか不安になりますよね。
手当たり次第保育園に見学に行っても、赤ちゃんと一緒にいるとあまり時間も労力もかけられないかもしれません。
まずは通える園をリサーチすることから始めて、自分の指数と過去に入所できた世帯の指数を確認しましょう。
また、新設の保育園の情報も忘れずにチェックしておきたいですね。
保活は大変ですが、ある程度戦略を立てて取り組み、スムーズに決まるよう進めていきましょう。