働くママ、2人目の子のつわりとどう向き合う？
子育てをしながら仕事をこなす働くママにとって、2人目の子を望むというのは大きな決断です。
子どもがもう1人増えても、今と同じように働けるのかという不安もあると思いますが、妊娠した後にまず心配になるのが「つわり」という方もいるかもしれません。
このつわり自体が、2人目妊娠へのネックとなっている方もいるでしょう。
つわりは個人差があり、また同じママでも妊娠のたびに症状の程度、種類が違って、予想ができるものではありません。
だからこそ、もし「つわり」がひどく、仕事を休まなければいけなかったり、1人目の子の子育てに支障が出たりしたらどうしようと不安になる人もいるでしょう。
2人目は欲しい、また2人目妊娠して嬉しいけれど、まず「つわり」で仕事や子育てに影響が心配という場合、どのように乗り越えていくといいでしょうか。
今回は、働くママの視点から、2人目の子妊娠でのつわりとの向き合い方について考えます。
2人目の「つわり」はひどくなる？楽になる？
1人目と比べて、2人目のつわりは「ひどかった」と聞いたり、反対に「楽だった」と聞いたり、周りから色んな話を聞いたことがある方がいるかもしれません。
先述したように、つわりは個人差が大きく、1人目のときはそれほどひどくなかった人も、2人目では予想以上に強い症状に悩まされることがあります。
反対に1人目はひどかったけれど、2人目はつわりだと気付かないくらいだったという人もいます。
このように、つわりがどのようなものであるのかは、妊娠してみないと分からないことが多いです。
また、つわりの原因ははっきりしていない部分が多いため、働いていることや2回目の妊娠であることが直接関係はしません。
ただし、ストレスや生活習慣の乱れがつわりを悪化させる要因になることはあると言われています。
もし、仕事や育児で何らかのストレスを抱えていたり、生活習慣が乱れがちになっていたりすると、つわりが通常時よりもひどいと感じることがあるかもしれません。
働くママのつわりの乗り越え方
働くママにとっては、仕事と家事、育児をこなしながら「つわり」を乗り越えることに、大きな不安を覚える人は多いでしょう。
少しでもそのような不安を軽減し、楽に過ごせるようにするには、工夫やサポートを活用することが大切です。
【周りのサポートを頼る】
2人目の妊娠では、上の子どもの世話や家事など、1人目以上にサポートが必要になります。
パパや他の家族などの周りに協力をお願いすることは、ママがつわりを乗り越えるために不可欠です。
特に、家事や育児の分担については、具体的に話し合ってサポートをお願いしましょう。
上の子どもにも「ママは今、ちょっと疲れているからお手伝いしてね」「立って抱っこするのは難しいから、抱っこは座ってさせてね」などと声をかけ、協力してもらうのもいいでしょう。
また、自治体や地域の子育て支援サービスを活用するのもおすすめです。
リフレッシュ目的で託児所を利用したり、家事代行サービス利用を補助金で利用したりなど。
お住いの地域で、どんなサポートが利用できるかを妊娠したらすぐに調べておき、必要に応じて頼ることをためらわないようにしましょう。
【仕事環境を調整する】
職場にはできるだけ早めに状況を伝え、仕事の環境を整えておくことが重要です。
つわりは薬の服用である程度症状を抑えられる体調不良とは異なり、症状が悪くなったり良くなったり波はあるものの、続くものです。
テレワークや時短勤務を検討したり、勤務時間を調整したりするなど、体調に合わせた柔軟な働き方が可能であれば、それを利用しましょう。
「迷惑をかけてしまうのでは・・・」と思う方がいるかもしれませんが、妊娠は病気ではないものの、体の大きな負担となる症状です。
その点は割り切って、自分の体調を優先に、かかりつけの医師にも相談に乗ってもらいながら仕事を調整しましょう。
【つわり対策を工夫する】
妊娠が分かったら、早めに自分に合った対策を見つけることも大切です。
もちろん1人目の時の症状と違った症状が現れ、同じ対策しても効果がなかった、逆効果だったということもあるかもしれません。
それでも考えられる対策のために準備をしておくことが、「つわりがきても大丈夫」という安心につながることがあります。
また、症状が重い場合は、必ずかかりつけの医師に相談しましょう。
妊娠悪阻といって、入院治療が必要となるケースもあります。
【自分を大切にする、甘やかす時間を作る】
2人目の妊娠では、上の子どもや仕事で忙しい中、つわりという体調不良が重なり、精神的にもストレスとなることがあります。
そんなストレスを少しでも緩和できるよう、短い時間でもリラックスできる時間を作りましょう。
周りのサポートを得ながら、自分の好きなことを優先し、心穏やかに過ごせる時間を過ごすのです。
上に子どもがいると、なかなか自分優先にできない方も多いですが、だからこそ意識して、自分を大切にする、甘やかす時間を作りましょう。
でもそれは実は、自分のためではなく、お腹の赤ちゃんのためにしていることです。そう考えると、安心してゆっくりできるかもしれないですよね？！
その時間をつらいつわり症状を乗り越える励みにするのもおすすめです。
まとめ
2人目の妊娠では、つわりの症状や体調の変化に加え、上の子どもの世話や仕事の負担もあるため、より一層の工夫が必要です。
しかし、1人目の妊娠で得た経験や、周囲のサポートを上手に活用することで、つわりを乗り越えやすくなります。
自分に合った方法を見つけ、少しでも快適に過ごし、笑顔で新しい命を迎える準備を整えていきましょう。
