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授乳中に苦しそうな時の原因と対策

授乳中に赤ちゃんが苦しそう!

授乳中に赤ちゃんが苦しそうな様子だと、ママはとても心配になってしまいますよね。

「赤ちゃんはこんなものなの?」「それともなにか原因がある?」と、授乳の度にママはハラハラ。

「このままだと窒息してしまうかも!」と、どんどん不安になってしまうママもいるのではないでしょうか。

 

授乳中に赤ちゃんが苦しそうにしているのには、きちんと理由があるのです。

今回は、赤ちゃんが授乳中に苦しそうにしている場合の、原因対策についてご紹介します。

落ちついて対処できるよう、チェックしておいてくださいね。

 

授乳中に苦しそうな時に考えられる原因と対策

赤ちゃんが授乳中に苦しそうにしている原因は、ひとつではありません。

原因によって対策方法が違うので、なぜ苦しそうにしているのか、赤ちゃんをよく観察して見極めることが重要です。

考えられる原因と対策について、まとめました。

 

原因①【母乳やミルクの勢いが良すぎる】

生まれて間もない赤ちゃんは、まだ母乳やミルクを飲むことに慣れていません。

母乳やミルクの勢いが良すぎて飲み込めず、呼吸がしづらくなっていることも考えられます。

 

〈対策 母乳の場合〉

≪勢いが治まるまで待つ≫

苦しそうだったらまずは乳首を離しましょう。

母乳は赤ちゃんが乳首を吸って、分泌がはじまった最初の頃が最も勢いよく出ます。

勢いが治まるまでタオルなどに受けて待ち、落ち着いたら授乳を再開するのもひとつの方法です。

 

≪搾乳する≫

勢いを調整するために、授乳する前に搾乳をするという対策もあります。

赤ちゃんは飲みやすくなりますが、搾乳しすぎると赤ちゃんの必要量とママの母乳の分泌量のバランスが取れなくなるので、注意が必要です。

 

≪授乳姿勢を工夫する≫

母乳の勢いが良すぎる場合、授乳姿勢で改善することもあります。

ママが背もたれにゆったりと寄りかかり、その上に赤ちゃんを乗せてうつ伏せに近い姿勢で授乳する、レイドバックを試してみましょう。

その際に、首のねじれがないか、鼻がつぶれていないか、呼吸がスムーズにできているか、都度しっかり確認しましょう。

この姿勢だと、赤ちゃんが飲みきれない母乳は口からこぼれるため、むせにくくなりますよ。

赤ちゃんの成長に伴って飲むのが上手になり、飲む量と母乳の量が合ってくれば、自然と苦しがることもなくなるかもしれません。

 

〈対策 ミルクの場合〉

月齢と、哺乳瓶の乳首の大きさが合っていない可能性があります。

また哺乳瓶の乳首の穴は吸う力によって、丸型Y型のスリーカットX型のクロスカットなどの種類があります。

月齢とサイズが良くても、乳首の穴の形が合っていないこともあるので、赤ちゃんに合うものを探してみましょう。

 

原因②【母乳やミルクを与えすぎ】

生後3~4ヶ月頃には満腹中枢が発達し、おっぱいから顔を背けて「いらない」の意思表示ができるようになりますが、生まれて間もない赤ちゃんは、お腹がいっぱいでも反射で乳首に吸い付きます。

そのため与えただけ飲んでしまい、飲みすぎで苦しくなっているのかもしれません。

 

〈対策 母乳の場合〉

本当にお腹が空いているのか、赤ちゃんの様子をしっかりと見て授乳しましょう。

母乳の場合、授乳を重ねるうちにママの母乳量と赤ちゃんの飲む量が合ってくるようです。

 

〈対策 ミルクの場合〉

もちろん個人差はありますが、月齢によって必要なミルクの量はだいたい決まっています。

よく飲むからと規定量を大幅に超えないよう、必ず目安量をチェックしてあげてくださいね。

 

原因③【鼻がつまっている】

赤ちゃんの鼻腔は狭く、副鼻腔もまだ未発達なため、ただでさえ授乳中はフガフガしがち。

鼻水や鼻づまりがあると、余計に苦しそうになります。

 

〈対策〉

鼻吸い器で、鼻水や鼻づまりを取り除いてあげましょう。

赤ちゃんが嫌がって吸引できなかったり風邪の可能性があったりするときは、早めに受診すると安心です。

 

原因④【お腹に空気が入って苦しい】

赤ちゃんは、母乳やミルクと一緒に空気も飲み込んでいます。

まだ授乳が上手でない時期は余計に空気を飲み込んでしまい、苦しくなっている可能性があります。

 

〈対策〉

授乳中でも、苦しそうにしていたらゲップをしてあげましょう。

また横抱きではなく、縦抱きで授乳をするのもおすすめです。

 

原因⑤【飲みにくい授乳姿勢】

赤ちゃんによっても授乳姿勢に好みがあり、今の授乳体勢が苦しいのかもしれません。

 

〈対策〉

いろいろと授乳の姿勢を試してみて、赤ちゃんが楽に飲める姿勢を探しましょう。

 

原因⑥【ママのおっぱいで鼻がふさがれている】

ママのおっぱいが赤ちゃんの鼻をふさいでいることも考えられます。

 

〈対策〉

授乳中の赤ちゃんの鼻がふさがれていないか、毎回確認してくださいね。

授乳姿勢を変えてみるのもおすすめです。

 

授乳中に苦しそうで不安な場合は?

いろいろな対策を試しても改善しない場合や不安な時は、医師や助産師に相談しましょう。

また赤ちゃんが授乳中に苦しそうにしており、

 

・チアノーゼ

・顔色が悪い

・息が止まっている

・授乳の度に大量に吐き戻す

 

などの症状が出た際は、すぐに受診してくださいね。

 

まとめ

赤ちゃんが授乳中に苦しそうにしているのは、さまざまな原因があります。

原因を見極めて、きちんと対策をしてあげましょう。

 

授乳は赤ちゃんにとって食事であり、生きるために必要なもの。

心安らげる、授乳タイムにしてあげたいですね。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

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