哺乳瓶は自分で持たせてもいいの?
赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持って飲んでいる姿は、とても可愛らしいものです。
ゴクゴクと一生懸命な様子は、思わず写真に撮りたくなりますよね。
哺乳瓶を自分で持てるようになると、授乳中はママもほっと一息つけます。
しかしなんだか思っていた授乳と違い、赤ちゃんに哺乳瓶を持たせることを、躊躇するママもいるでしょう。
もちろん無理やり持たせるのは良くありませんが、赤ちゃんが持ちたがる場合は、自分で持たせても良いのです。
自分で持ちたい気持ちが芽生えたり、実際に手を動かして持ったりするのは、成長の証でもあります。
そこで今回は、赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持ちたがる場合についてのお話です。
「自分で持ちたがるのはいつから?」「持たせる際のコツや注意点はある?」などの疑問について、お答えします。
哺乳瓶を自分で持ちたがるのはいつから?
赤ちゃんがいつ頃哺乳瓶を自分で持ちたがるかは、個人差があるようです。
一般的には、好奇心や自立心が芽生えた生後6ヶ月を過ぎた頃、自然と哺乳瓶を持ちたがる赤ちゃんが増えます。
しかしなかには、生後3~4ヶ月で持ちたがる赤ちゃんや、反対に卒乳まで自分で持とうとしない赤ちゃんも。
哺乳瓶を自分で持とうとするかどうかは、手の力や機能も関係しますが、赤ちゃんの気持ちや性格にもよるようです。
そのため自分で持たなくても心配はなく、特に練習などもする必要ないでしょう。
哺乳瓶を自分で持ちたがる時の対処法
前述のように、哺乳瓶を自分で持ちたがるのは成長の一環。
赤ちゃんが持ちたいのであれば、持たせてあげると良いですよ。
しかしまだ小さすぎるから心配、飲むのに時間がかかるなど、持たせたくない場合は以下の方法を試してみましょう。
【声かけをする】
まずは「おてて離そうね」「持たないよ」など、優しく声かけをしましょう。
赤ちゃんと視線を合わせて優しく声かけしながら授乳すると、哺乳瓶への興味を逸らせるかもしれません。
【持ちたがったら授乳を中断する】
哺乳瓶を持ちたがったら、口から乳首を離します。
手を出す度に繰り返せば、そのうちしなくなる可能性も。
【手を握る、手を繋ぐ】
授乳クッションなどを使ってママの手が片方空く状態にしておき、手を出してきたら優しく握ったり、手を繋いだりするのもひとつの方法です。
【手になにか持たせる】
手にぬいぐるみやタオル、お気に入りのおもちゃを持たせておけば、哺乳瓶を自分で持ちたがることも少なくなるかもしれませんね。
【一緒に持たせる】
赤ちゃんが哺乳瓶に手を添えてきたら、一緒に持たせてあげましょう。
完全に自分で持っているわけではありませんが、満足してくれることも。
哺乳瓶を自分で持たせる時のコツ
「できるなら自分で哺乳瓶を持って飲んで欲しい!」と思っているママもいますよね。
哺乳瓶を持たせる時のコツには、どのようなものがあるのでしょうか?
【コツ①手を添えてきたら好きにさせる】
赤ちゃんが自分で持ちたがり、哺乳瓶に触ってきたら持たせてあげましょう。
最初はママが支えていても、慣れると1人で持てるようになりますよ。
【コツ②プラスチック製の哺乳瓶を使う】
ガラス製の哺乳瓶だと重すぎ、途中で顔に落としてケガをする可能性があります。
また、飲み終わった赤ちゃんが哺乳瓶をポイっと投げ、割れてしまうことも。
そのため赤ちゃんに自分で持たせるのであれば、プラスチック製の哺乳瓶がおすすめです。
もちろん、プラスチック製でも顔に落としたり割れたりすることはありますが、ガラスよりはケガをするリスクを避けられるでしょう。
【コツ③便利グッズを使う】
赤ちゃんが自分で持つのをサポートするため、哺乳瓶に取り付けるタイプの便利グッズを使うのもひとつの手です。
掴みやすいよう網目状のものや、両手で持てるハンドル型など、さまざまな種類があります。
好奇心旺盛な赤ちゃんは、喜んで持ってくれますよ。
哺乳瓶を自分で持たせる時の注意点
哺乳瓶を自分で持たせる際の、注意点についても確認が必要です。
【目を離さない】
自分で飲んでいるからといって、目を離すのは危険です。
赤ちゃんは思いもよらない動きをすることがあるため、必ず側で見守りましょう。
【誤飲に気をつける】
水平な所に寝っ転がって飲んでいると、むせたり誤飲をすることがあります。
タオルやクッションなどを使って、上半身を高くして飲ませましょう。
【スキンシップを大切に】
自分で哺乳瓶を持って飲んでくれたらママは楽ですが、授乳はスキンシップの時間でもあります。
できれば抱っこし、赤ちゃんの顔を見ながら授乳するのが理想ですよね。
・毎回自分で持って飲ませるのはやめる
・自分で持たせても、必ず抱っこはする
など工夫をして、授乳でのスキンシップも大切にしたいものです。
まとめ
赤ちゃんが哺乳瓶を自分で持ちたがるのは、成長の証でもあります。
自分でやりたい気持ちを尊重し、持たせてあげると良いですよ。
持たせる際のコツや注意点を参考に、危険やケガのないようにしてあげましょう。
その上で、授乳でのスキンシップも忘れずに。
自分で哺乳瓶を持てるようになってもなるべく抱っこし、今しかできない赤ちゃんとの触れ合いを大切にしたいですね。