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お宮参りにつける縁起小物とは?

お宮参りの小物は縁起物!

お宮参りは赤ちゃんが生後1ヶ月になったら神社に出向き、神様のご加護を受けながら健やかに成長することを祈るお祝いです。赤ちゃんが生まれてから初めてのおでかけになる家庭も多く、ママやパパにとっては一大イベントですよね。

 

お宮参りというと、赤ちゃんに羽織らせる産着などに目がいきがちですが、お宮参り特有の縁起のいい小物たちがあることはご存じでしょうか?

これらの小物は絶対に必要!というわけではありませんが、それぞれに赤ちゃんの成長や健康を祈る意味が込められています。

今回は、そんなお宮参りで使用する縁起小物についてご紹介します。

 

縁起のいいお宮参りの小物をご紹介

お宮参りに使う小物の意味をご紹介します。地域によって揃える小物に違いはありますが、基本的にはセットで借りたり購入できたりします。

 

【熨斗扇子】

扇子の形は末広がりです。赤ちゃんのこれからの人生が、末広がりでどんどん良くなっていくようにという願いが込められています。

また、扇子は広げて使うのではなく、扇子専用ののし袋に入れてのし袋に麻の紐を通します。麻の紐は白と決まっていて、白髪になるまで長生きできるようにという意味があります。

熨斗扇子は、お参り後一定期間飾った後は奉納したりお焚き上げをしたりします。タイミングは七五三の時やお正月でOKです。

 

 

【でんでん太鼓】

でんでん太鼓は、裏も表も音が鳴る仕様ですよね。そこから、裏表のない子に育つ、丸い太鼓は角がないので柔らかい性格の子に育つ、とされています。また、音を出して邪気を払うので、魔除けとしての役目もあります。

お参り後は、赤ちゃんのおもちゃとして使って遊ぶこともできる小物です。

 

 

【紐銭】

紐銭は、主に関西で見られる風習です。将来お金に困らないように、親族や近隣の方から頂いたお祝い金を結びつけます。穴のあいた小銭を麻の紐に通したり、金封に穴を開けて水引で結んだり麻の紐に通したりします。

お金をたくさん持ち歩くのが不安だったり、紙の金封が破けて落ちたりしてしまわないよう、中身のお金は入れていなくてもOKです。

 

 

【犬張り子】

見た目も可愛い犬の張り子のお守りも、お宮参りの小物の一つです。犬の赤ちゃんが丈夫で元気に育つことにあやかって、子が健康で丈夫に育つよう願いが込められています。

他にも犬は邪気を払う霊獣として厄除けとなり、3歳までの赤ちゃんの厄災の身代わりにもなるのだそうです。3歳まで赤ちゃんのそばに置き、七五三の時に神社で奉納します。

 

 

【お守り袋】

お守り袋は、神社でお参りをした時に授与されたお守りを入れるために用意します。一般的には鶴の刺繍の絵柄が多く、長生きできますようにという意味が込められています。男の子は白い房、女の子は赤い房のお守り袋を選びます。

 

 

【誕生記】

誕生記はお焚き上げや奉納はせず、手元に持っておける記念品です。巻物状で、誕生日や名前から、命名式、お食い初めなどの節目の記録や成長の記録もできます。後から見返すのが楽しくなる小物ですね。

誕生記は地域によってはつけない場合もあります。レンタルをする時に小物のリストになければ、ご自身で用意してアルバムのように保存するのもおすすめです。

 

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お宮参りの小物の付け方

熨斗扇子の熨斗袋についている麻の紐を伸ばし、他の小物も結びつけて、産着に取り付けます。ちょうど赤ちゃんを抱っこした人の背中に小物がくる形です。

熨斗扇子、でんでん太鼓、犬張子、お守り袋、誕生記の順番で繋げていきます。

紐銭は、金封に穴を開けたら赤や白の水引で紐につければOKです。紐銭は場所が足りなくなるほどたくさんつけている家庭も多いので、場所はあまり気にしなくても大丈夫でしょう。

 

お宮参りの小物を用意するなら?

お宮参りに必須ではないものの、様々な願いや思いが込められている小物をご紹介いたしました。せっかくなら写真映えもするので、ぜひ小物も用意してみてください。

 

【レンタルで用意する】

産着もレンタルであれば、小物も一式貸してもらえることが多いようです。呉服屋さんでも、写真館でもお参りに小物を使いたいと言えば、誕生記や紐銭以外はレンタルできるでしょう。面倒なく華やかな見た目になり、フル装備できるのでとても簡単ですね。

 

 

【購入する】

レンタルもいいですが、セット販売されているもので3,000円くらいから購入もできます。誕生記や犬張子を、その子のためだけに用意してあげられます。ネットで簡単に購入できるのでチェックしてみてください。

 

まとめ

お宮参り当日は、ママや赤ちゃん双方の体調にも気をつけなければなりませんし、何かとバタバタするものですよね。小物など忘れやすいものは早めに用意しておくと安心でしょう。

縁起を担ぐお宮参りの小物のように、昔ながらの慣習などの意味を知ると今も昔も子を大切に想う気持ちは変わらないものだと感じます。

お宮参りの小物で縁起も担ぎつつ、赤ちゃんの成長と健康を祈るお祝いを楽しんでくださいね。

 

この記事を書いたライター

小西ちさと
小西ちさと

2歳、小5、小6の三児の母で、正しい体の使い方のインストラクターをしています。 小さな命と向き合うママは不安や心配がたくさんですよね。少しでもママの不安や疲れに寄り添い、解消できるような記事を目指しています。

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