https://www.babys-care.net/life/

赤ちゃんのお食い初めはいつ行う?

お食い初めはいつ行うもの?

日本の伝統的な赤ちゃんのためのイベントの1つに、赤ちゃんの「お食い初め(おくいぞめ)」があります。

これは、赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにと願いを込めて行う儀式です。

しかし、「お食い初めっていつやるの?」「どの時間帯にすればいいの?」などといった、いつ行うものなのか疑問を持つママやパパも多いのではないでしょうか。

今回は、お食い初めを行う時期、時間帯について、一般的な例をまとめました。

 

お食い初めって何?

お食い初めの目的は、赤ちゃんがこれからの人生で食べ物に困ることがないようにと願い、食事の真似をさせるという儀式です。

まだ赤ちゃんは実際には食べ物を食べることはできませんが、箸やスプーンを口元に運ぶ動作をするのが特徴です。

「食べ初め」や「箸祝い」とも呼ばれることがあります。

 

赤ちゃんのお食い初めの祝い方

 

【お食い初めの風習の始まり】

お食い初めの風習は平安時代から始まったとされ、当時の貴族社会で赤ちゃんの成長を祈る行事として行われていました。

その後、庶民にも広がり、地域ごとに特色ある祝い方が生まれました。

一部地域では「一升餅」や「歯固め石」を使った儀式が加わることもあり、赤ちゃんの健康や丈夫な歯を願う意味が込められています。

 

お食い初めはいつ行うのが良い?

お食い初めを行う時期は、一般的には赤ちゃんが生後100日目頃、つまり生後3ヶ月頃が目安とされています。

この時期は「百日祝い(ももかいわい)」と呼ばれ、赤ちゃんがここまで無事に成長したことを家族でお祝いする風習が昔からありました。

その際に行うのが、「お食い初め」です。

 

ただし、地域や家庭の習慣によっては、生後110日目や120日目に行われることもあります。

重要なのは日程そのものよりも、家族みんなが揃い、赤ちゃんをお祝いする気持ちを共有できることです。

 

【計算方法のポイント】

赤ちゃんの生後100日目を計算する際には、赤ちゃんが生まれた日を「0日目」としてカウントすることが多いです。

例えば、以下のように計算します。

 

・1月1日生まれの場合 → 100日目は4月10日

・6月15日生まれの場合 → 100日目は9月23日

 

ただし、家庭や仕事の都合などで、100日に厳密に合わせる必要はありません。

週末や祝日など、家族が集まりやすい日に調整するのも一般的です。

 

お食い初めを行う時間帯は?

お食い初めを行う時間帯について、特に厳密な決まりはありませんが、家族が集まりやすい お昼時や夕方 に行う家庭が多い傾向にあります。

特に、昼食や夕食の時間帯に合わせると、家族みんなが食事を楽しみながら赤ちゃんの成長をお祝いする雰囲気が作りやすくなります。

 

【避けた方がいい時間帯】

午前中はお食い初めの準備に時間がかかることが多く、赤ちゃんの授乳やお昼寝のタイミングと重なることもあるため、比較的避けられることが多いようです。

そのため、余裕を持たせた午後から夕方にかけての時間帯が選ばれることが一般的です。

手作りでお祝い膳を準備する場合、朝から慌ただしくならないよう、前日に下ごしらえを済ませておくと、当日余裕を持って進められます。

 

また、お食い初めは赤ちゃんが主役となる儀式ですので、赤ちゃんの生活リズムに合わせることが何より大切です。

赤ちゃんがぐずりやすい時間帯や、お昼寝の時間帯を避けるとスムーズに進行します。

赤ちゃんの疲れを最小限に抑えるために、十分な睡眠を取らせた上で、授乳やおむつ替えを済ませてからスタートするのが理想です。

 

【家族の都合に合わせた時間を考えよう】

「お食い初め」にはママやパパの両親や兄弟を呼ぶ場合もあるでしょう。

そんな時は家族の都合にも合わせて、時間を決めていくといいですよ。

例えば、 遠方から来る家族がいる場合は、交通機関の時間や到着・帰宅のスケジュールを考慮しましょう。

 

また、最近ではプロの写真撮影を依頼する家庭も多く、撮影スケジュールに合わせて時間を調整するケースもあります。

自然光がきれいな午後の早い時間に撮影を行い、その後に儀式を行うといった流れも人気です。

 

さらに、赤ちゃんの笑顔や儀式の様子を動画や写真に残したい場合は、赤ちゃんが最もリラックスしている時間を選ぶと良いでしょう。

そのためには、普段の生活リズムを把握し、無理のないスケジュールを組むことが重要です。

家族全員がリラックスして参加できるように、柔軟に時間帯を決めることが成功の鍵となります。

 

まとめ

お食い初めは、生後100日目頃を目安に行われる日本の伝統行事で、赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにと願いを込めた儀式です。

実際に行う時期や時間帯には厳密な決まりはなく、家族が集まりやすい日程や赤ちゃんの体調に合わせて柔軟に調整しましょう。

特に、赤ちゃんがご機嫌でいられる時間帯や、家族が一緒にリラックスして過ごせる時間を選ぶことで、スムーズで楽しいひとときとなるでしょう。

 

何よりも大切なのは、家族全員が赤ちゃんの成長を祝福し、温かい気持ちでその瞬間を共有することです。

赤ちゃんと家族にとって最適な形でお食い初めを楽しんでください。

この記事を書いたライター

おかだ うみ
おかだ うみ

2人の男の子を育児中のママライター。うどん県出身、お蕎麦の美味しい北陸在住。趣味はカフェ巡り、キャンプ、音楽鑑賞。子どもたちとの些細なできごとを100%楽しめるような毎日にしたい!と日々模索中。その中で学んださまざまな情報をお届けできたらと思っています。

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php