赤ちゃんの離乳食完了期の進め方
赤ちゃんも、いよいよ1歳!
1歳が近くなってくると、本格的に離乳を意識した献立も増えるかもしれません。
生後5~6ヶ月に始めた離乳食も、もう半年も経ったこの頃になると積極的に食べるようになったという赤ちゃんも多いのではないでしょうか。
個人差はまだまだ大きいですが、今までは大人がサポートしたり、手づかみ食べがほとんどでしたが、スプーンやフォークを使い始める赤ちゃんがほとんどです。
【離乳食完了期の進め方】
離乳食完了期はちょうど1歳から1歳半までの期間にあたります。
1歳半を過ぎると、今度は幼児食と呼ばれる食事に進んでいきます。
離乳食完了期に進むタイミングとしては
・スプーンやフォークに興味を持ち使おうとする
・コップを使って一人で飲めるようになった
・手づかみ食べに慣れてきた
このような傾向が見られたら、始めるようにしましょう。
離乳食後期から、大人と同じ1日3回の食事を始めている方も多いでしょう。
完了期も引き続き、大人と同じ時間帯で食事をして、たのしい団欒の時間にしてあげてくださいね。
1歳頃の離乳食完了期の献立
離乳食後期から3回食を始めた赤ちゃんは、そろそろ食事のリズムに慣れてきたのではないでしょうか。
食べる量も増えてきて、大人と同じ食材で作る献立も増え、少し楽になってくる頃でもあります。
ですが、離乳食には大きな個人差がありますし、食べる量がなかなか増えない赤ちゃんも。
1歳になったからといっていきなり量を増やすのではなく、アレルギーに気をつけながら色々な食材に挑戦したり、少しずつ品数を増やすなど工夫していきましょう。
【1歳頃の献立スケジュール】
大人と同じ1日3回の食事で、3回の食事だけで足りない場合は、朝と昼におやつとして補食を取り入れましょう。
目安のスケジュールとしてはこちらを参考にしてみてください。
朝7:00 離乳食1回目
10:00 おやつ
12:00 離乳食2回目
15:00 おやつ
18:00 離乳食3回目
卒乳に進めそうな赤ちゃんは母乳やミルクの量を減らし、ほとんどの栄養を離乳食から摂るよう意識した離乳食作りにしましょう。
続いて、この時期におすすめな献立例をご紹介いたします。
<ひじきとコーンの炊き込みごはん・大人と一緒に>
①ひじきを水で戻す
②米1合・ひじき大さじ1・にんじん少し・コーン大さじ3・白だし小さじ1を入れて普通に炊く
③少し柔らかめの炊き込みごはんが完成
<肉も野菜もたっぷりポトフ>
①鶏モモ肉を食べやすい大きさに切り、また、好きな野菜を一口大に切る
②にんじん・じゃがいも・玉ねぎ・キャベツ・ブロッコリー・缶詰のコーン・鶏モモ肉とコンソメ顆粒・水を濃くならない分量で入れる
③沸騰したら豚ひき肉を少し入れ、さらに煮込んで完成
<りんごと豆乳のフラン・他の果物でもおいしい!>
①豆乳とりんごの煮汁それぞれ大さじ2、片栗粉小さじ1を小鍋に入れて火にかける
②とろみが出るまでよく混ぜる
③器に盛り、フリージングしたリングをレンジ加熱して上に飾ったら完成
1歳半頃の離乳食完了期の献立
1歳半になると、さらに成長し動き回るので食べる量も増える子どもがほとんどです。
ただし、まだ一度に摂取できる食事の量は限られていますので、1回の食事の量をいきなり増やすのではなく、おやつなど2回の補食が必要です。
【1歳半頃の献立スケジュール】
もうすっかり食べるのに慣れているのではないでしょうか。
今まで品数が少なかった赤ちゃんも、一汁二菜を心がけて栄養バランスにも気をつけていきましょう。
色々なことに興味を持つ時期なので、なかなかじっと食べてくれない日もあるかもしれません。
飽きないように、毎日同じような献立にするのではなく、少しずつ新しい食材を増やしていくのもおすすめです。
<白菜のカレー・大人は別鍋でカレールーを>
①白菜と玉ねぎをみじん切りにして鍋にかける
②とろとろになったら肉類を入れる
③火が通ったら子供用のカレー粉とケチャップで味をつけて完成
<スイートポテトサラダ>
①さつまいもを焼き芋にする
②合挽きミンチを沸騰したお湯に入れ熱を通し湯切りする
③ミックスベジタブルをレンジで加熱する
④焼き芋の皮をむきフォークで潰す
⑤粗熱を取ったすべての食材を合わせる
⑥ヨーグルトとマヨネーズを入れて混ぜ冷やしたら完成
<ひんやり簡単トマトゼリー>
①ボウルにゼラチン1袋を入れ熱湯を注ぎよく混ぜる
②トマトジュースを200ml入れよく混ぜる
③4等分にして冷蔵庫でよく冷やして完成
まとめ
離乳食完了期は、いよいよ本格的な離乳でもあり、卒乳を考えている方も多いのではないでしょうか。
1歳半にもなると、もう赤ちゃんからは卒業し、自分で食べられるようになったり量も増えるため、より成長を感じるのではないでしょうか。
離乳食完了期の次は幼児食へと進みます。
その幼児食をスムーズに始めるためにも、離乳食で栄養バランスに気をつけるのはもちろん、楽しい食事の時間になるように、これからも工夫していきましょう!