離乳食で枝豆はいつから使える?
夏に旬を迎える枝豆。
冷凍のものも販売されているので、1年中手に入りやすい食材ですよね。
そんな枝豆は、いつから離乳食として使用できるのかご存じですか?
枝豆を離乳食として使用できる時期は、離乳食中期からです。しかし、枝豆を鞘から取り出して、そのままあげてもよいのかなど悩むこともあるでしょう。
そこで今回は、離乳食に枝豆を取り入れる際の注意点や離乳食期別のレシピを紹介するので参考にしてみてください。
離乳食で枝豆を使用する際のポイント
枝豆は、離乳食中期から使用することができます。
しかし、月齢によって与え方が異なるので枝豆を使用する際のポイントを詳しくみていきましょう。
【少量から与える】
枝豆は、大豆になる前に収穫したものです。そのため、大豆アレルギーを発症する可能性があります。
豆腐を与えてみて、何もなければそこまで心配はいりませんが、初めて与える際は小児科の開いている午前中に与えるといいでしょう。
数時間経ってからアレルギー症状が出ることもあるので、しばらく様子を見ておきましょう。
【大きさに注意する】
枝豆は、表面がつるつるとしているのでそのまま与えると誤嚥の危険があります。
奥歯が生えて、しっかりと咀嚼できるようになる53歳ごろまでは、しっかりと下ごしらえをしましょう。
離乳食中期:薄皮を取り除いて、裏ごしをする
離乳食後期:薄皮を取り除いて、潰して与える
離乳食完了期:薄皮を取り除いて、細かく切って与える
【塩抜きする】
また、売られているお惣菜の枝豆や冷凍の枝豆は産毛の下処理の際に、塩揉みをしていたり大人用の味付けをするために塩茹でされている可能性があります。
赤ちゃんには味が濃すぎる可能性があるため、離乳食で与える際は茹でる前の枝豆を購入するか、冷凍の枝豆は塩抜きをしましょう。
枝豆をボウルなどに入れ、水に10分~15分漬けるだけで塩抜きできるので簡単ですよ。
離乳食期別おすすめの枝豆レシピ
離乳食の時期別におすすめの枝豆レシピを紹介します。
【離乳食中期:枝豆とさつまいものミルク煮】
離乳食初期からアレンジ次第で離乳食中期以降も楽しめるレシピです。
1.さや付きの枝豆を耐熱容器に入れてふんわりラップをかけてチンする(さつまいもも同様にしてください)
2.水で冷やしながら皮と薄皮を取り除き茹でる
3.1のさつまいもをマッシュする
4.2を裏ごしする
5.鍋にお湯を入れて粉ミルクを溶かし3と4を混ぜ合わせる
月齢が大きくなったら、さつまいもを角切りにし、粉ミルクを牛乳豆乳に変更するのもいいですね。
また、粉チーズをかけてアレンジもおすすめですよ。
【離乳食中期:枝豆のポタージュ】
彩りも鮮やかで見た目も楽しめるレシピです。
1.枝豆は薄皮を取り、じゃがいも、玉ねぎは皮をむいてひと口大に切っておく
2.鍋に1と水を入れて柔らかくなるまで煮る
3.ミキサーに2と牛乳や豆乳を入れてよく混ぜる
4.3を鍋に戻し入れてひと煮立ちさせる
大人でもおいしく食べられて、冷やしてもおいしいです。暑い夏にもおすすめですよ。
【離乳食後期:枝豆のおやき】
手づかみ食べにおすすめの枝豆レシピです。
1.じゃがいもの皮をむき、ひじきは水で戻しておく
2.枝豆はすり潰し、コーンとしらすは細かく刻んでおく
3.じゃがいもをマッシュして、1.2.3と片栗粉を入れてしっかり混ぜる
4.3をフライパンで焼く
栄養たっぷりで、余った分は冷凍保存も可能です。醤油を付けると大人でもおいしく食べられますよ。
【離乳食後期:枝豆パンケーキ】
枝豆が苦手な子どもにおすすめのレシピです。
1.豆腐をペースト状になるまで混ぜる
2.枝豆を茹でて、薄皮を取り裏ごしをする
3.ホットケーキミックス、1.2と牛乳(豆乳)を混ぜ合わせる
4.フライパンにバターを溶かし入れ、3を焼く
朝食、おやつにおすすめです。余った分は冷凍保存も可能です。
【離乳食完了期:枝豆ハンバーグ】
大人もおいしく食べられる枝豆レシピです。
1.にんじんはみじん切り、枝豆は茹でて薄皮を取って裏ごしする
2.豆腐をボウルに崩し入れ、1を入れてよく混ぜる
3.深めの小鉢にラップを敷き、2を入れて茶巾のように包む
4.3を数カ所爪楊枝で穴をあけてレンジでチンする
5.鍋にかつおだし、醤油、砂糖を入れて少し煮る
6.5に片栗粉を入れてとろみをつける
大人と同じものを食べたがる子どもにおすすめですが、あんかけで火傷をする可能性もあるので、適温かどうか確かめてからあげてくださいね。
【離乳食完了期:枝豆の炊き込みご飯】
栄養たっぷりの枝豆レシピです。
1.ひじきは水で戻して、にんじんは細切りにしておく
2.枝豆は茹でて、薄皮を取り細かく刻んでおく
3.炊飯器に米、鰹節、鶏ミンチ、1と2を入れて炊飯する
ご飯が炊けたら、しっかりと混ぜてから与えてくださいね。
大人もおいしく食べられるので、子どもと一緒に食べられるのも嬉しいですね。
まとめ
枝豆には、タンパク質やカリウム、ビタミンCも含まれている食材です。
1年中手に入りやすく、きちんとした処理をすれば離乳食中期から食べさせることができます。
今回紹介した枝豆のレシピを参考に、離乳食に取り入れてみてくださいね。