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離乳食にそうめんを使うのはいつから?
暑い夏にしっかりと冷やして食べるはもちろん、寒い冬の日も温めて食べればとてもおいしいそうめん。
ゆで時間も短く、日持ちもするため常備している家庭も多いのではないでしょうか。
そんなそうめんは、離乳食初期から食べることができます。
おかゆから少し気分を変えたいときや、冷凍のストックを切らしてしまったときなどに大活躍しますよ。
しかし、そうめんと言えば冷やして麵つゆにつけて食べるといった食べ方しかイメージできないママも多いかもしれません。
そこで今回は、離乳食にそうめんを使う時のポイントと、レシピについてご紹介します。
離乳食にそうめんを使う時のポイント
【①小麦アレルギーに注意】
そうめんの主な原材料は小麦です。
小麦は、三大アレルゲンのうちの1つなので、赤ちゃんに初めて食べさせる時は注意が必要です。
初日は1さじ、そして日ごとに1さじずつ増やしていき様子を見ましょう。
【②茹でる前に細かく折っておくと便利】
そうめんは1本が長いため、赤ちゃんに与える際は細かく切ってあげます。
特に離乳食初期では裏ごしをするため、長いままのそうめんでは調理に不向きですから、茹でる前に細かく折っておくようにしましょう。
もちろん茹でた後に細かく刻んでも良いのですが、茹でた後はそうめんが熱かったり、包丁についてなかなか取れなくなってしまうため、茹でる前に折っておくのがおすすめです。
しかし、そうめんをそのまま両手で持ってパキっと折ると、バラバラに飛び散りやすく、その後の掃除も大変です。
そこでおすすめなのが、ふきんでそうめんを包んでから細かくする方法です。
以下で手順をご紹介します。
1、大きめの清潔なふきんに半分に折ったそうめんを入れる
2、そうめんが外に出ないように包む
3、机や作業台のヘリなど固いところに当て、しごくようにこすりつける
4、バリバリと音が鳴ったら、細かく砕けている証拠!
この方法だと、簡単にそうめんを細かくすることができ、細かくなったそうめんが、飛び散ることも少ないので楽ですよ。
ポリ袋などに入れて手でつぶす方法もあるのですが、そうめんの断面によってポリ袋が破れてしまうこともあるのでふきんがおすすめです。
【③茹でた後しっかりと流水で洗う】
そうめんには塩分が含まれています。
茹でた後はザルにとり、しっかりと流水でもみ洗いをすることである程度の塩分は落とすことができます。
少し手間に感じますが、大人用のそうめんを離乳食に使う際は必ず塩分を落とすようにしてくださいね。
【④ベビー用そうめんを活用しても】
ベビー用のそうめんを活用しても良いでしょう。
ベビー用のそうめんは、もともと細かく折ってあり、塩分も不使用なのでとても便利です。
また、そうめんそのものにほうれん草やかぼちゃなどの野菜が練りこまれているものもあります。
【⑤茹でたそうめんは冷凍可能】
茹でたそうめんは冷凍保存が可能です。
流水で洗った後、粗熱を落として製氷皿などで小分けにして凍らせておけば、使いたい分だけ取り出せて時短にもなりますよ。
離乳食初期:しらすそうめん
【材料】
そうめん(15g)、しらす(3g)、水(適量)
【作り方】
1、茹でて塩抜きしたそうめんを裏ごししてペースト状にする
2、しらすは塩抜きし、すりつぶす
3、1に2を乗せて完成
炭水化物とたんぱく質をとることのできるレシピ。
そうめんとしらす、どちらも冷凍保存が可能なので、ストックをしておけば忙しい時の時短レシピにもなります。
離乳食中期:ささみとキャベツのそうめん
【材料】
そうめん(30g)、ささみ(1/3本)、キャベツ(1/8枚)、だし汁(適量)、水溶き片栗粉(適量)
【作り方】
1、そうめんは細かく折って5分ほど茹でて塩抜きをする
2、キャベツはみじん切りをして、だし汁で柔らかくなるまで茹でる
3、ささみは筋をとり、細かく叩いてすりつぶす
4、2に3を加えて火が通ったら1も加える
5、水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成
1品で炭水化物、たんぱく質、野菜をとることができるレシピです。
昼食時など、ぱっと済ませたいときにもおすすめですよ。
離乳食中期では、食べやすいようにとろみをつけてあげましょう。
離乳食後期:そうめんのおやき
【材料】
そうめん(20g)、ノンオイルツナ缶(小さじ1)、ほうれん草(葉の部分を3枚)、卵(1/2個)、バター(少々)
【作り方】
1、ほうれん草は柔らかく茹でて、水気を絞りみじん切りする
2、ノンオイルツナ缶は、熱湯をかけて塩抜きする
3、そうめんは細かく折り柔らかく茹でて、塩抜きをする
4、すべての材料を混ぜる
5、スプーンですくい、バターを溶かしたフライパンに置いて焼いたら完成
手づかみ食べが楽しくなってくる離乳食後期にぴったりなそうめんおやき。
卵は片栗粉で代用することもできますよ。
離乳食完了期:具沢山にゅうめん
【材料】
茹でたそうめん(30g)、鯛(15g)、人参(1cm)、ブロッコリー(小房1つ)、だし汁(大さじ2)、醤油(数滴)
【作り方】
1、鯛は茹でてほぐす
2、人参は角切りにし、ブロッコリーはつぼみ部分を細かく切ってやわらかくなるまで茹でる
3、1、2と茹でたそうめんにだし汁を合わせて醤油を数滴垂らして完成
バランスのとれた具沢山のにゅうめんレシピです。
材料はレシピの通りでなくても、冷蔵庫にある野菜や肉、魚でも代用できます。
まとめ
つるつるとした食感のそうめんは、赤ちゃんにも人気の高い食材です。
日ごろのレシピがマンネリ化してきた時や、ちょっと手を抜きたいときになどにもおすすめですよ。
大人用のそうめんの下処理が手間に感じる場合は、ベビー用そうめんを活用すれば時短になります。
ぜひ、赤ちゃんにおいしいそうめん料理を楽しんでもらってくださいね。