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離乳食にぶりを使う時のポイント

ぶりを離乳食で使えるのはいつから?

冬に旬を迎えるぶり。

赤ちゃんの離乳食が進んでくると、様々な食材を食べて、味に慣れていきたいですよね。

ぶりが離乳食に使えるようになるのは、離乳食後期の生後9ヶ月以降となっています。

 

ぶりは、体を形成するたんぱく質が豊富な食材ですが、他にも鉄分やビタミンD、赤ちゃんの脳細胞に良いとされるDHAや血液をサラサラにしてくれるEPAなどが含まれる食材です。

旬の時期にはぜひ、ぶりも食べさせてあげてくださいね。

離乳食でぶりを取り入れるポイントやレシピなど、確認していきましょう。

 

離乳食にぶりを使う時のポイント

離乳食にぶりを使う時には、気を付けたいポイントがいくつかあるので、押さえておきましょう。

 

【霜降りをする】

ぶりは、青魚特有の臭さが感じられる魚です。

ぶりの切り身は塩を振って20分ほど置いておき、軽くお湯にくぐらすことで、臭みを取ることができます。

大人の料理の時と同じように、塩降りをしてしっかり臭みを取ってから料理してあげましょう。

 

【脂が多い部分は使わない】

大人が食べる分には、脂がたくさんのっているぶりはおいしいものです。

しかし、赤ちゃんにとっては脂質が多いと食べにくくなってしまうことも。

赤ちゃんに与える時には、なるべく脂が少ない背の部分を使ってあげるようにしましょう。

 

【アレルギーのような症状が出ることも】

青魚であるぶりは、赤ちゃんにかゆみやじんましんなどの、アレルギーのような症状を引き起こす原因になることがあります。

これは、ぶりを常温で放置してしまうと「ヒスタミン」という成分が増えてしまうので、それを口にすることが原因で引き起こされる可能性があるものです。(冷蔵保存でも長く保存していると増えてきます)

 

離乳食には新鮮なぶりを使用し、できるだけ速やかに加熱調理しましょう。一度作られてしまったヒスタミンは、煮ても焼いても減ることはありません。

 

【冷凍方法に気を付ける】

ぶりは、冷凍保存ができる食材です。

きちんと茹でて身をほぐし、使いやすいように小分けにして冷凍すると便利です。

解凍する際は常温解凍は避け、冷蔵庫でゆっくり解凍するか、凍ったまま電子レンジや鍋に入れて調理をして使いましょう。

 

なお、ぶりは生魚の状態で冷凍保存することも可能です。

素早く解凍できるよう、小さな切り身にしておくか、刺身をラップで個装して冷凍しておくのが望ましいです。

冷蔵庫で解凍したらすぐに調理するようにしてください。

 

ぶりを使った離乳食レシピ

離乳食後期(生後9ヶ月以降)になったら食べられる、ぶりを使った離乳食レシピを紹介します。

 

【ぶり大根】

大人がおいしく食べられるぶりの定番料理から、離乳食分を取り分けをして作ることができるレシピです。

 

《材料》

大根、ぶり(大人の材料から各適量取る)、出汁(適量)

 

《作り方》

1.大根は皮を剥いて切り、米のとぎ汁で柔らかくなるまで下茹でする。茹で上がったら軽く洗う。

2.ぶりは塩を振って、水分が出てくるまで20分ほど置いておく。その後、水で洗い流す。お湯にくぐらせて霜降りをする。

3.ここで大根とぶりを大人の分から取り分け、出汁で煮る。ぶりは小さく切っておくと、火と味が通りやすくなります。沸騰したら弱火にし、ぶりが柔らかくなるまで煮込む。

4.味が物足りないようでしたら、3で砂糖と醤油を少量加えてもいいでしょう。

 

【ぶりの照り焼き】

こちらもぶりの定番料理。

ぶりの刺身を使った、赤ちゃんが食べやすい調理の仕方を紹介します。

 

《材料》

ぶりの刺身(2切れ)、出汁(大さじ3)、醤油、みりん、酒(各小さじ1/2)

 

《作り方》

1.刺身のぶりを沸騰したお湯に入れ、火が通るまで弱火で煮込む。

2.出汁、醤油、みりん、酒を混ぜておく。

3.小鍋に2を入れ、ふつふつして来たら1を入れて、タレを絡める。

 

 

【ぶりのハンバーグ】

手づかみでも食べられる、ぶりを使ったハンバーグです。

余った分は冷凍保存が可能です。または、大人のおかずやお弁当に使っても。

 

《材料》

ぶり(100g)、絹ごし豆腐(1パック150g)、人参や玉ねぎなどの野菜(少量)、醤油(小さじ1)、片栗粉(大さじ1)

 

《作り方》

1.豆腐をキッチンペーパーで包み、500wの電子レンジで1分半加熱する。お皿を乗せてしっかり水切りしておく。

2.ぶりは塩を振って、水分が出てくるまで20分ほど置いておく。水で洗い流し、お湯にくぐらせて霜降りをする。

3.ぶりを茹でて身をほぐす。

4.野菜を煮込む。柔らかくなったら食べやすいように細かく刻む。

5.豆腐、ぶり、野菜を混ぜる。醤油で味付けをし、片栗粉を混ぜる。

6.赤ちゃんが食べやすい大きさのハンバーグの形に丸める。

7.フライパンに油を熱し、ハンバーグを焼いて完成。

 

まとめ

栄養豊富で、赤ちゃんにも食べさせてあげたいぶり。

魚特有の臭みがあるため、しっかり下処理をしてから調理し、おいしく食べられるようにしたいですね。

また、常温でしばらくおいたぶりは、アレルギーのような症状を引き起こす可能性も。

赤ちゃんの離乳食に使う際は、気を付けて取り入れていきましょう。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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