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離乳食でシチューを与える時のポイント

赤ちゃんの離乳食にシチューを!

シチューはレトルトの離乳食でもよく見かけるメニューです。

具だくさんで食べ応えもありますし、赤ちゃんにママの手作りの味でも食べさせてあげたいと考えていることかと思います。

 

離乳食期の赤ちゃんが食べるシチューですが、大人と同じ味付けのものは食べられないので、注意が必要です。

赤ちゃんはいつからシチューが食べられるのか、調理のコツやレシピなど、与え方のポイントを詳しく見ていきましょう。

 

離乳食のシチューはいつから食べられる?

シチューは、赤ちゃんが離乳食後期(9~12ヶ月頃)から食べることができます。

レトルトの離乳食のシチューの商品でも、離乳食後期から食べられるものがほとんどです。

 

ただし、シチューに使っている具材自体は離乳食中期(7~8ヶ月)からでも食べられるものが多いので、ミルクや牛乳を使ったシチュー風の味付けでしたら中期からでも食べることができます。

(なお、詳しいレシピは、後程紹介します。)

 

【大人と同じ味付けは離乳食が完了してから】

シチューは、大人も食卓でおいしく食べられるメニューですが、離乳食期の赤ちゃんは、大人と同じものは食べることができません。

大人のシチューには、小麦粉やバター、コンソメ、塩、胡椒が多く入っており、油分、塩分、糖分が高いためです。

 

赤ちゃんが大人と同じシチューを食べられるのは、離乳食が完了して幼児食に移行した、1才過ぎ頃が目安となります。

小さなお子さんには大人用のシチューの食感が重く感じてしまうこともあるため、食べ始めたばかりのうちは牛乳で少し薄めてあげると、食べやすくなりますよ。

 

離乳食のシチューの調理のポイント

離乳食でシチューを作る時のポイントを紹介します。

 

【大人から食材を取り分けよう】

離乳食で作るシチューも、大人が食べるシチューとほとんど同じ食材を使っています。

そのため、大人のシチューを作る際に、煮込んだ具材を取り出して味付けを変えれば、離乳食用のシチューにも使えます。

大人がシチューを作った日には、赤ちゃんも同じメニューにしてあげるといいですね。

 

 

【使うお肉に気を付けよう】

赤ちゃんの離乳食で使うお肉は、鶏のささみ肉鶏むねひき肉が食べやすく、おすすめです。

または、ツナなどでアレンジして作ることもできます。

食べることに慣れてきたら、大人から取り分けた鶏もも肉を細かくして、食べさせてあげてもいいですね。

豚肉を使う場合は、離乳食後期(生後9~11ヶ月)ごろから食べられます。脂身を取って与えるようにしましょう。

 

ちなみに、シチューによく使われるベーコンですが、塩分や脂肪分が高いため、離乳食期は避けた方が良いでしょう。

また、シーフドは、弾力がある食材や、繊維質が固い食材も含まれており、赤ちゃんが食べると誤飲に繋がる危険性があります。

アレルギー食材も含まれているため、離乳食期は避けるようにしましょう。

 

 

【レトルトも活用しよう】

シチューの味にまだ慣れ親しんでいない赤ちゃんも、おいしく食べることができる、レトルトのシチュー。

お出かけの時やママが忙しい時に活用してみてください。

また、粉末状のホワイトソースを使えば、ママの手作りでも簡単にシチュー風の味付けができるので、活用してみてください。

 

離乳食期の赤ちゃんのシチューレシピ

 

【野菜のミルク煮込み】

ミルクや牛乳を使った味付けで、離乳食中期からでもおいしく食べられるシチュー風のメニューです。

 

《材料》
・野菜(人参、じゃがいも、玉ねぎなど大人のシチューから取り分け)…合わせて30gほど

・鶏ささみ肉…10g

・調理酒…大さじ1

・小分けの粉ミルク100ml…1包(もしくは牛乳100ml)

・片栗粉…小さじ1/2

・塩…少量

 

《作り方》

① 煮込んだ野菜は、赤ちゃんが食べやすい大きさに料理用のはさみを使って切ります。

② 鶏のささみ肉の筋を取ります。

③ 鍋にささみ肉が浸かる位のお湯を沸騰させ、調理酒とささみを入れて、再び沸騰したらすぐに火を止めます。そのまま10分、鍋に蓋をして蒸らします。

④ ③の粗熱が取れたら手でほぐし、大きいようならはさみで切りましょう。

⑤ ①と④を鍋に入れ、水100mlほどで煮込みます。温まったらミルクを溶かします。牛乳を使う場合は、水ではなく牛乳で煮込んでください。

⑥ 火を止め、水でといだ片栗粉でとろみをつけます。お好みで、塩をほんの少量だけ入れて味を調えてもいいでしょう。

 

 

【手作り離乳食シチュー】

ホワイトソースを手作りした、本格的な離乳食シチューです。

多めに作って1食分ずつ小分けにし、冷凍ストックしてください。

 

《材料》

・野菜と肉(人参、じゃがいも、鶏肉など大人のシチューから取り分け)…合わせて100gほど

・玉ねぎ…100g、食べやすい大きさに切っておく

・無塩バター…20g

・牛乳…200g

・小麦粉…大さじ2

・粉末のベビーコンソメ…大さじ1と1/2

 

《作り方》

① フライパンにバターを溶かし、玉ねぎを炒めます。

② 玉ねぎに火が通ったら、小麦粉を加えます。

③ 木べらで混ぜながら牛乳を少しずつ加え、とろみがつくまで混ぜます。

④ 鍋に取り分けた野菜、肉、水300ml、コンソメを入れて火にかけます。

⑤ ④が沸騰したら③を加え、弱火で5分煮込んで完成です。

 

まとめ

離乳食期では大人と同じシチューは食べられませんが、ママが離乳食用に作ったシチューや、レトルトの離乳食のシチューでは、食べることが来ます。

離乳食でも大人と同じ食メニューを食べられると、赤ちゃんも嬉しくなることでしょう。

ぜひ、赤ちゃんにもシチューを作って食べさせてあげてくださいね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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