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赤ちゃんは蕎麦をいつから食べられる?

赤ちゃんは蕎麦をいつから食べられる?

日本人にはなじみのある蕎麦は栄養価も高く喉越しが良いので、好きという方は多いのではないでしょうか。

そんな蕎麦ですが、「蕎麦アレルギー」という言葉もあるように、やっぱりアレルギーが気になりますよね。

 

離乳食初期から取り入れることの多いうどんとは違い、蕎麦は早くても1歳頃を目安にしましょう。いつから大丈夫、という明確な基準はありませんが、できるだけ遅い方が良いでしょう。なぜ蕎麦の場合は、早く食べさせるのは控えた方が良いのでしょうか。

 

【蕎麦を赤ちゃんの時に食べない方が良い理由】

赤ちゃんの離乳食で注意したいのがアレルギーですよね。代表的なものとして

・小麦

・卵

・牛乳

などが挙げられます。このような食べ物アレルギーの中でも特に、蕎麦アレルギーは重症になりやすいため、注意が必要です。

蕎麦アレルギーはどんな症状?

蕎麦アレルギーは食べてすぐに症状が出るのではなく、数分〜数時間経ってから出る場合が多いようです。

症状としては

 

<皮膚>

・腫れ

・かゆみ

・発疹

 

<呼吸器>

・ゼイゼイという呼吸困難

 

<消化器>

・吐き気

・嘔吐

・下痢

 

などが挙げられます。中でももっとも注意したいのがアナフィラキーショックです。蕎麦は少量でもアナフィラキーショックを起こしやすいことで知られています。

 

【アナフィラキーショックとは】

発症後に短時間で全身まで症状が広がってしまうアレルギー症状のことです。先ほど挙げた皮膚、呼吸器、消化器など全身にわたり症状が現れます。

このアナフィラキーショックによって血圧が低下し、意識障害や命にかかわることまで引き起こしてしまいます。

 

【アレルギーの症状が出た場合の対処法】

アレルギーの症状が出た場合は、ほとんどは薬を使用します。

 

・抗ヒスタミン薬などのアレルギーを抑える薬

・気管拡張薬などの呼吸が楽になる薬

・ステロイド薬などの炎症を抑える薬

 

また、アナフィラキーショックを起こしている場合は迅速な処置が必要なので、できるだけ早く受診しましょう。アナフィラキーショックの場合はアドレナリン注射での治療が必要です。

 

【はっきりとした症状が出ない場合】

数時間経ってもはっきりとした症状がなくても、アトピー性皮膚炎や慢性蕁麻疹の原因として食物アレルギーを疑う場合もあります。

 

その場合は、疑わしい食品を2〜4週間完全に除去して経過観察します。母乳の場合はママも同じように、疑わしい食品を除去することが必要です。その後症状が改善するかどうかによって、経過をみるのをやめたり他の治療をする場合もあります。

初めて蕎麦を食べる時の注意点

初めて蕎麦を食べる際にはどのようなことに注意したら良いのでしょうか。

 

【まずは一口だけ】

他の食材と同じように、初めて食べさせる時は一口だけにしましょう。蕎麦一本分をとり一口大に切ったものから食べるようにします。

1日目で症状が出なかったら、翌日は2口試すと良いでしょう。

 

初めて食べさせる蕎麦を茹でる場合、他の食材と茹でるのではなく、蕎麦だけ茹でて作るようにしましょう。また、アレルギー症状が出てしまっても対処できるように、病院の診療時間内にしましょう。

 

【食べてすぐ〜数時間は様子を見る】

アレルギー症状は食べてすぐ発症する場合もあれば、数時間経ってから現れる場合もあります。他の食材と同じように、またはそれ以上に注意して様子を見る必要があります。食べてすぐから数時間後まで、体の変化に注意して見るようにしましょう。

 

【必ず家庭で】

初めて蕎麦を食べる際は、必ず家庭で行いましょう。外食や保育所などでもし食べる機会があっても、初めての場合は外で食べるのは控えましょう。

蕎麦以外にも注意したい関連食品

蕎麦自体にもざるそばやかけそばなど色々な種類がありますが、そのような麺の状態であれば赤ちゃんに間違って食べさせることはないのではないでしょうか。気をつけたいのはそのような麺の状態ではなく、それ以外の状態やそば粉などが使われた食べ物です。

どのような関連食品に気をつけたら良いのかみていきましょう。

 

・冷麺

・そば粉

・五穀米、雑穀米

・蕎麦茶

・そば粉を使ったメニュー(ガレット/そば粉で作られたパン)

・そば粉を使ったお菓子(そばぼうろ/そば粉のクレープ/シフォンケーキ/クッキー/そばもち/そば粉のパンケーキなど)

・外食の際に注意したい蕎麦の茹で汁

・蕎麦の湯気

 

このように、そば粉を使ったお菓子など、見かけは赤ちゃんでも食べやすそうなものが多いので注意が必要です。

また、外食でうどんと蕎麦を同じ鍋で茹でているお店もあるので、外食の際は特に気をつけましょう。

まとめ

 日本人にはなじみのある蕎麦は栄養価も高くヘルシーなので、体には良さそうですよね。

うどんのように赤ちゃんの離乳食期から食べさせたくなるかもしれません。ですが、「蕎麦アレルギー」という名前のとおり、アレルギー食品として注意が必要です。

 

蕎麦アレルギーを発症してしまうと、軽度の場合は皮膚の炎症で収まりますが、アナフィラキーショックを引き起こし重篤化することもあります。初めて食べる際や、麺の状態以外でも気をつけるようにしましょう。

この記事を書いたライター

おがわ みなみ
おがわ みなみ

関西在住で一児の母です。 子育てをしながら仕事も両立したいと思い、在宅ライターを始めました。 日々、子供と楽しく暮らせるよう工夫することが大好きです。 新米ママやプレママさんのお役に立てるような記事をお届けします。よろしくお願いします。

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