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赤ちゃんの卒乳後の栄養

赤ちゃんの卒乳後の栄養って?

赤ちゃんが母乳やミルクを卒業した後は、食事から必要な栄養をしっかり摂ることが重要だと言われています。

これまで母乳やミルクを通じて得ていた栄養素を、食事だけで摂取していかなければならなくなるからです。

しかし、急に「食事だけで必要な栄養を補うなんて、どうすればいいの?」と悩む方もいるでしょう。

バランスの取れた食事を作るのも簡単ではありませんし、赤ちゃんの成長に合わせた食事という点でも難しいところですよね。

 

今回は卒乳後の赤ちゃんの栄養面について、まとめました。

バランスの良い食事のポイントについても紹介するので、参考にしてみてください。

 

卒乳後に意識したい栄養素

卒乳後は、母乳やミルクから得ていた栄養を、食事から摂取するようになります。

特に意識して摂取させたい栄養素を以下に紹介します。

 

【鉄分】

鉄分不足は貧血の原因となり、赤ちゃんの発育や免疫力にも影響を与える可能性があります。

特に成長が著しい赤ちゃんの時期には、しっかりと鉄分を補うことが重要です。

しかし、卒乳後は不足しやすくなることが多いです。

 

レバー、赤身の肉、魚、大豆製品、ほうれん草などの鉄分を多く含む食材を意識的に取り入れましょう。

また、鉄分の吸収を助けるビタミンC(柑橘類、ピーマン、トマトなど)も一緒に摂取すると効果的です。

 

【カルシウム】

赤ちゃんの骨の発育には、カルシウムの十分な摂取が不可欠です。

牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品、小魚や大豆製品などを積極的に摂取しましょう。

カルシウムの吸収を促進するビタミンD(鮭、卵黄、きのこ類)もあわせて摂ると良いでしょう。

 

また、カルシウムを効率よく吸収するためには、適度な日光浴も効果的です。

 

【ビタミン類】

ビタミンA、B群、C、Dなどは、赤ちゃんの成長や免疫力を高めるために必要です。

色とりどりの野菜や果物、卵、魚などをバランスよく取り入れましょう。

 

特にビタミンB群はエネルギー代謝を助け、ビタミンAは視力や免疫機能の向上を助けます。

また、ビタミンCは鉄分の吸収を助けるだけでなく、風邪の予防にも効果的だと言われています。

免疫力を強化するためにも、毎日の食事に積極的にビタミン類を取り入れるのがおすすめです。

 

【タンパク質】

タンパク質は筋肉や内臓などの成長に必要な栄養素です。

肉、魚、卵、大豆製品などを適量摂取できるようにしましょう。

特に魚にはDHAやEPAといった脳の発達に役立つ脂肪酸も含まれているため、週に数回は魚を取り入れると良いでしょう。

 

【炭水化物と脂質】

エネルギー源となる炭水化物(ご飯、パン、麺類)や良質な脂質(オリーブオイル、アボカド、ナッツ類)も適量摂るのがおすすめです。

エネルギー不足になると、集中力や体力の低下につながります。

 

卒乳後の食事のポイント

卒乳後の食事は、紹介したような栄養素を意識して摂ることも重要ですが、しっかり「食べる」という習慣を赤ちゃんにつけてあげることも大切です。

以下の食事のポイントも意識してみてください。

 

【1日3食+補食を意識する】

赤ちゃんの胃はまだ小さいため、1日3食の食事だけでは栄養が足りないこともあります。

補食(おやつ)として、果物やヨーグルト、チーズ、おにぎりなどを取り入れると良いでしょう。

食事を作る時には、「1食で全ての摂りたい栄養素を盛り込まなければ!」と考えるのではなく、「1日トータルで栄養が摂れていればOK」と考えましょう。

少し食事作りが楽になるかもしれません。

 

【手づかみ食べを取り入れる】

赤ちゃんが自分で食べる意欲を持てるように、手づかみで食べられる食事を用意するのも良い方法です。

柔らかく煮た野菜や小さなおにぎりなどを取り入れると、食事の楽しさを学ぶことができます。

 

【濃い味付けを避ける】

塩分や砂糖の摂取量が多くなると、将来的な健康リスクにつながる可能性があります。

できるだけ薄味にし、素材の味を楽しめる食事を心がけましょう。

 

【食べる環境を整える】

テレビを消し、家族と一緒に楽しく食事をすることで、食事への興味を引き出します。

食事の時間を規則正しくすることで、生活リズムも整います。

 

【水分補給】

また、卒乳後は水分補給をこまめにするように意識してください。

水分なら何でもいいわけではなく、ジュースや甘い飲み物は控えめにし、できるだけ水や麦茶などで水分補給をするのがおすすめです。

また、スープや果物からの水分摂取も積極的に行い、脱水を防ぎましょう。

 

赤ちゃんは汗をかきやすく、脱水のリスクもあるため、こまめな水分補給を意識することが重要です。

特に暑い時期や体調がすぐれない時には、意識的に水分を与えるようにしましょう。

 

まとめ

卒乳後は、母乳やミルクから補っていた栄養を意識した食事を心がけることが大切です。

鉄分、カルシウム、ビタミン類、良質なたんぱく質を意識しながら、赤ちゃんが食べやすい食事を取り入れましょう。

また、水分補給をこまめに行い、脱水を防ぐことも重要です。

卒乳後の食事を通して、赤ちゃんがさまざまな食品に親しみながら、健康的な成長を遂げられるよう温かく見守りましょう。

この記事を書いたライター

おかだ うみ
おかだ うみ

2人の男の子を育児中のママライター。うどん県出身、お蕎麦の美味しい北陸在住。趣味はカフェ巡り、キャンプ、音楽鑑賞。子どもたちとの些細なできごとを100%楽しめるような毎日にしたい!と日々模索中。その中で学んださまざまな情報をお届けできたらと思っています。

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