働くママの「働く理由」は様々
一昔前は、「男は外で仕事、女は家庭を守る」というのが普通でしたが、現代では共働きをする家庭も増えてきました。
しかし、ママが働くというのは、仕事と育児、そして家事をこなさなければならず、その苦労は並大抵のことではありません。
毎日へとへとに疲れ果てて、子どもを寝かしつけながらママも一緒に眠ってしまう…そんなことも珍しくはないでしょう。
なぜそこまで大変な思いをしても、ママは頑張って働くのでしょうか。
今回は、そんな働くママの「働く理由」について、様々な意見をまとめました。
働くママの働く理由①お金のため
【子どもにお金がかかる】
子育てには、想像以上にお金がかかります。
子どもが赤ちゃんのうちは、ミルク代やおむつ代、そしてベビー用品くらいの支出で、大した額に感じないかもしれません。
しかし、子どもが成長するにしたがって、どんどんとお金はかかってきます。
幼稚園・保育園~小学校の時期は、毎年のようにサイズアウトする衣服はもちろん、習い事などの費用もかかってきます。
そして中学・高校へ進学すると、部活動の遠征やユニフォームなどの活動費用、学習塾や予備校などの教育費がかかります。
さらに、大学へ進学となると、より一層お金は必要となるものです。
「将来、子どもの選択肢を『お金がないから』という理由で狭めたくない」という考えのママは多いようです。
【家のローン返済】
子どもが生まれると、戸建てやマンションなど、家を購入する家庭が多いですよね。
そこで気になるのが、月々のローン返済。
一般的に30年以上のローンは、家計の支出のうちの大部分を占めている家庭が多いのではないでしょうか。
「家を買ってしまったから、働かないわけにはいかない」というママは多いようです。
【パパの一馬力では不安】
パパが一家の大黒柱として一馬力で働くことに、不安を感じるママも多くいます。
今は健康で毎日働くことができたとしても、ある日事故に遭ったり病気になる可能性はゼロではありません。
共働きであればどちらかが働けなくなったとしても、収入がゼロになって困ってしまう…ということはなくなります。
自分たちだけでなく子どもも養っていかなければいけないことから、ママとパパ2人で働いていることを安心と感じるママは多いようです。
働くママの働く理由②会社・仕事が好き
【会社や仕事に愛着がある】
「妊娠する前から勤めている会社や仕事に愛着があるから働きたい」というママも多くいます。
仕事内容はもちろんのこと、会社の福利厚生や人間関係など、その理由は様々。
大変なことももちろんあるけれど、自分が楽しく毎日仕事ができる環境は大切にしたいですよね。
【働いている自分が好き】
家事や育児は、「やって当たり前」「できて当然」と思われがちですよね。
しかし、仕事はそれらと異なり、自分が頑張った分だけしっかりと評価をしてもらえるのでやりがいを感じられるといったママもいます。
そんな仕事を一生懸命頑張っている自分が好き、と感じているママも少なくありません。
働くママの働く理由③社会との繋がり
【「社会との繋がり」が欲しい】
お金や仕事内容も大切ですが、何よりも「社会との繋がり」を求めて働いているママもいます。
「働くということで、自分が社会の一員になれるような気がする」と感じるママも少なくないようです。
確かに家にずっといると、社会から取り残されたような感覚になってしまうこともあるかもしれませんね。
【専業主婦は向いていない】
子どもを生んでしばらくの間は、家に赤ちゃんと2人で過ごすことになるママが多いと思います。
今まで働いていたママにとって、ずっと家にいるというのは初めての経験であることも。
1日家にいると、家族以外の誰とも会話をすることがなく1日が過ぎていきます。
たまのことなら気楽に感じるかもしれませんが、それが毎日続くとなると孤独感を感じるママもいるようです。
また、専業主婦となると、毎日決まった家事をする繰り返しで、日々の変化を乏しく感じることもあるようです。
産休・育休期間での専業主婦の体験を経て、「私は専業主婦には向いていないな」と実感することもあるかもしれませんね。
【「ママ」以外の自分の居場所が欲しい】
ママは、家にいる時は「母」であり「妻」であります。
しかし、ママだって一人の女性であり、人間です。
時には「ママ」以外の自分の居場所が欲しいと感じ、働いているママも多くいます。
働きに出れば、「ママ」ではなく「〇〇さん」と呼ばれ、自分を一人の個人として見てもらえます。
そこに自分の居場所や価値を感じるママもいるようです。
まとめ
働くママが働く理由は人それぞれ。
今回紹介した理由以外にも、各家庭によって様々な理由や事情があることと思います。
しかし、ママは仕事以外にも育児や家事もこなさなければなりません。
それらの両立が難しく、ママに大きな負担がかかるようならば、無理は禁物。
パパに相談をして、働き方や家事育児の方法を見直すようにしてください。
ママ一人がすべてを背負う必要はありません。
パパと協力しながら、どのような方法がベストなのか、家族に合った方法を探していってくださいね。