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赤ちゃんは冬も寝汗をかく?原因と予防法

赤ちゃんは冬でも寝汗をかく

寒い冬の時期は、大人だと厚手の布団を掛けて寝ることも多いですよね。

しかし、大人と同じような感覚でいると、赤ちゃんは冬でも寝汗をかいてしまうことも…。

寝汗による不快感が、夜泣きにつながることもあるため、注意が必要ですね。

 

今回は、そんな冬に起こる赤ちゃんの寝汗の原因と対策についてご紹介します。

 

赤ちゃんの睡眠の質を上げる環境とは?

 

赤ちゃんが冬でも寝汗をかく原因

なぜ赤ちゃんは、気温の低い冬の時期でも寝汗をかくのでしょうか。

まずはその原因から見ていきましょう。

 

【原因①赤ちゃんは寝汗をかくことで体温調節をしているから】

冬の時期は、寝室に暖房を使用したり、厚手の布団を使ったりして寒さ対策をしますよね。

赤ちゃんの場合、まだ体温調節機能が未熟なため、周りの温度の影響を受けやすいとされています。

そのため、室温が上昇すれば赤ちゃんの体温も上昇し、いつの間にか寝汗をびっしょりかいてしまうことがあるのです。

 

寝冷え対策に…と、寝室を暖め過ぎたり、布団をかけ過ぎたりすると、かえって赤ちゃんの体に熱をこもらせてしまい、寝汗をかく原因になるので注意しましょう。

 

【原因②赤ちゃんは新陳代謝が良いから】

大人に比べ、新陳代謝の良い赤ちゃんは、とても汗っかき。

なんと大人の2倍もの汗をかくとも言われています。

 

特に寝入りばなに体温が上昇しやすく、汗をかくことが多いため、寒さ対策のために暖かくし過ぎると、汗でシーツやパジャマがびっしょり…ということもあるでしょう。

 

赤ちゃんの寝汗は悪いこと?

赤ちゃんが寝汗をかくこと自体は、決して悪いことではありません。

寝汗をかくことで、体内にある熱を放出しようとしているだけなので、過剰に心配する必要はないでしょう。

 

ただし、気を付けたいのは寝汗をかいた後のこと。

放っておくと、風邪を引いたり、汗疹など肌荒れを引き起こしたりする原因にもなるので注意が必要です。

 

赤ちゃんが冬にかく寝汗を防ぐには?

では、赤ちゃんが冬にかく寝汗を防ぐにはどうしたらいいでしょうか。

以下を参考に、赤ちゃんが寝る部屋の環境を整えてあげましょう。

 

【予防策①温度と湿度を調節する】

寝室の温度と湿度を調節し、赤ちゃんが心地よく眠れる環境をつくってあげましょう。

 

理想的な冬の室温は、20~25℃。

湿度は、40~60%程度です。

 

温湿度計などを活用し、調節してあげてください。

 

ただし、室温を温かくしようと、1日中暖房をつけっぱなしにするのは避けましょう。

使用する暖房器具にもよりますが、空気が乾燥しやすくなったり、室温が上昇し過ぎてしまうことがあります。

 

【予防策②布団をかけ過ぎない】

寒い冬の時期は、厚手の布団を使いたくなりますが、赤ちゃんの場合は、暑いからと言って自分で布団を払うことが難しいため、布団のかけ過ぎに注意しましょう。

 

保温性の高い軽めの掛け布団を1枚使うか、ベビー用の毛布などを使い、なるべく室温で調節するようにしてください。

足をバタバタさせて布団を蹴り飛ばしてしまう赤ちゃんは、スリーパーなどを活用し、寝冷え対策をするのもおすすめです。

 

赤ちゃんの冬布団の選び方は?

 

【予防策③保温性の高いパジャマを着用する】

冬の時期のパジャマは、モコモコと厚着をさせるのではなく、保温性の高い素材のものを着せるようにしましょう。

フライス素材やキルト素材など、柔らかく肌触りのよい素材がおすすめです。

肌着の上に長袖のパジャマという組み合わせで十分ですよ。

 

足が冷えるからと靴下を履かせることも必要ありません。

赤ちゃんは足の裏から熱を放出させるので、靴下を履かせると体内にこもった熱を放出できず、寝汗の原因になるので注意しましょう。

 

赤ちゃんが冬に寝汗をかいたら?

様々な予防策をとっていても、寝汗をかいてしまうことがありますよね。

そんなときは、赤ちゃんが安心して眠れるように対処してあげてください。

 

【寝汗の対処法①汗を拭き取る】

寝汗をびっしょりかいたときは、しっかり汗を拭き取り、赤ちゃんが風邪を引いたり、汗疹を引き起こしたりしないようにしましょう。

 

特に冬場は気温が低いため、寝汗をかいたままでいると体が冷えてしまうことがあります。

タオルなどで優しく汗を拭き取ってあげましょう。

 

【寝汗の対処法②汗をかいたら着替えさせる】

汗でびっしょりシーツやパジャマが濡れてしまった場合も、速やかに交換しましょう。

寝ている赤ちゃんを起こしてまで着替えさせるのはかわいそうな気がしますが、濡れたままのパジャマでいると、体が冷えてしまうので体調不良の原因になります。

 

赤ちゃん自身も不快で目覚めてしまうことがありますので、サッと着替えさせてくださいね。

あらかじめパジャマと肌着の袖を通しておくと、もたつかずに着替えさせることができますよ。

 

また、汗取りパッドを活用するのもおすすめです。

背中に入れておけば、汗をかいてもパッドを取り除くだけなので、赤ちゃんを起こさずに対処することができます。

 

まとめ

赤ちゃんは大人と違って冬でも夏でも寝汗をかきます。

室温や湿度を調節したり、寝具などに気を付けたりして、赤ちゃんが快適に眠れる環境を整えてあげましょう。

この記事を書いたライター

たけだ あおい
たけだ あおい

東京都出身、埼玉県在住。 現在、パートにて事務職の仕事をしながら、在宅ライター、幼稚園児の娘の母と3つの顔を持っています。 毎日ちょっぴり反抗期の娘の子育てに奮闘中!! 働くママという目線から、同じように子育てに悩み、楽しんでいるママたちのためになる情報をお届けしたいと思っています。

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