赤ちゃん風邪の治りかけの時
赤ちゃんは生後6ヶ月くらいからママの胎内でもらった免疫が薄れるため、今までよりも風邪を引きやすくなります。
ですが個人差がありますので、よく風邪を引く赤ちゃんもいればたまにしか引かない赤ちゃんもいるでしょう。
また、赤ちゃんの風邪には様々な症状があり、治り方もその都度異なります。
そのため、いつ治ったのか少し分かりにくい場合もあるかもしれません。
大人とは違って、赤ちゃんは自分で「治った」と教えてくれることは難しいですよね。
治りかけかな?と感じた場合でも十分に気をつけて過ごしたいものです。
そこで今回は、赤ちゃんの風邪の治りかけの時の過ごし方について解説していきます。
赤ちゃんの風邪はどれくらいで治る?
風邪の症状は様々なので、治りかけは見極めも難しいですよね。
一般的に、赤ちゃんの風邪はだいたいどれくらいで治るものなのでしょうか。
【発熱は3日程度】
風邪の症状で一番早く気づくのが発熱ではないでしょうか。
発熱が始まり、やや遅れて鼻水、そして咳を伴うこともあります。
風邪の症状の場合の発熱だと、3日程度で治る場合がほとんとです。
しかし稀に5〜6日ほど続く場合もあります。その場合は受診をしましょう。
【鼻水や鼻詰まりは1週間程度】
ほとんどの場合が発熱の症状から始まり、続いて鼻水や鼻詰まりの症状が現れ始めます。
始めはサラサラとした透明な鼻水ですが、しばらくすると粘っこくなり黄色っぽくなります。
その後に咳を伴うこともあり、1~2週間程度で自然に治っていきます。
風邪の治りかけの時の過ごし方
もうそろそろ風邪が治りかけかな?と感じたらどのように過ごせば良いのでしょうか。
【安静にする】
風邪の治りかけの時期でも、安静にする方が早い回復につながります。
この時期に無理をさせると、発熱がぶり返すことも。
赤ちゃんなので思うように安静にしてくれない、という場合もあるかもしれません。
できるだけご自宅で過ごし、赤ちゃんと遊ぶ際も興奮させ過ぎないようにすると良いでしょう。
【入浴】
発熱時には入浴を控えていた赤ちゃんも多いのではないでしょうか。
治りかけの時期であれば入浴自体は問題ないでしょう。
ただし入浴後に体を冷やさないよう、室温や衣類に気をつけるようにしましょう。
【離乳食は消化に良いものを心がける】
離乳食を始めている赤ちゃんの場合は、早期回復のため、栄養価が高く消化に良いものを使うよう心がけましょう。
例えば、おかゆ、うどん、すりおろしたりんご、ポタージュスープなど、月齢や離乳食の進み具合に応じて柔らかくして食べさせましょう。
逆に控えたいものとしては、脂っこいもの、冷たいもの、食物繊維が豊富な食材などが挙げられます。
風邪の治りかけの時でもまだ体が本調子ではないため、胃腸に負担のかかるものや刺激のある食材、調味料は使用しないようにしましょう。
また、食欲がない場合には無理をせず、まずはしっかり水分補給することを心がけましょう。
【登園や外出】
保育園に登園している赤ちゃんや、お出かけが必要な場合もあるかもしれません。
保育園に関しては風邪の症状によって異なりますが、朝に熱が下がって機嫌が良く、いつも通りの食事が取れているなら登園しても良いでしょう。
ただし、特に必要のないお出かけに関してはできるだけ控え、症状が全て治まり体力が十分に回復してからのほうが良いでしょう。
【処方薬は止めても良い?】
思ったよりも風邪の症状が早く治った場合、処方薬を飲ますのをやめても良いのか迷いますよね。
基本的には、自己判断で薬をやめさせることは避けましょう。
菌が残っていて症状がぶり返したり、重たくなったりする場合もあるためです。
もしくは、どのような状態になったら処方薬をやめても良いのか、受診の際に先に確認しておくのも良いでしょう。
赤ちゃん風邪の治りかけの際の注意点
風邪がやっと治りそうになると、ママも一安心ですよね。
そのような時期でも、いくつか注意しておきたい点がありますのでおさえておきましょう。
【風邪ではない可能性も】
風邪が治りかけたと思ったら、別の症状が現れる場合もあるかもしれません。
風邪以外で気になる症状が出てきた場合には、受診の際に確認するようにしましょう。
【家族間でうつらないように注意】
風邪の治りかけの際でも、まだ体の中にウイルスが残っている可能性があります。
風邪のほとんどは接触感染によってうつるので、治りかけの際でも引き続き注意が必要です。
家族間での感染予防としては、
・大人はマスクする
・こまめに手洗いうがい
・快適な室温と湿度を保つ
などを心がけるようにしましょう。
まとめ
赤ちゃんが風邪を引くと心配になりますよね。
風邪の治る時期には個人差があり、症状の出方や順番も様々。
風邪の治りかけの時期でも、元気そうに見えてもまだ体が完全に復活しているわけではありません。
治りかけの時期に無理をさせると、またぶり返してしまう可能性もあります。
家庭内感染には引き続き注意して、ゆっくり過ごすようにしてくださいね。