夜泣きで夫婦喧嘩は赤ちゃんへ悪影響
赤ちゃんの夜泣きは、生後7ヶ月頃から始まることがあり、何をしても泣き止んでくれない赤ちゃんにママやパパが寝不足になってしまうこともあります。
ときには、「うるさい!早く泣き止ませてよ」と仕事で疲れているパパから心無い言葉を言われてしまうことも。
ひどいときは、お互いのストレスが溜まり、夫婦喧嘩になってしまうこともあるでしょう。
ところがこのような夫婦喧嘩は、赤ちゃんを余計に不安にさせてしまうこともあり、夜泣きが治まるどころかさらに悪化してしまうこともあります。
夜泣きがつらいのは、ママもパパも同じこと。
つらいからこそ、夫婦一丸となって乗り越えることが大切でしょう。今回は、そんな夜泣きが原因で起こる夫婦喧嘩を予防する方法についてご紹介します。
夜泣きがきっかけの夫婦喧嘩はなぜ起こる?
夜泣きがきっかけで夫婦喧嘩が起こることは決して珍しいことではありませんが、一体なぜ夫婦仲が悪くなってしまうのでしょうか?
【理由①夫婦間で感覚のズレが生じるから】
夜泣きのつらさを分かって欲しい・協力して欲しいというママと、「仕事で疲れているから寝かせてよ」というパパとの間に溝が出来てしまうことで、夫婦喧嘩が勃発してしまうことがあります。
育児に対するママとパパとの感覚のズレが生じているのかもしれません。
夜泣きは何が原因で起こるのか、はっきりとした原因がわかっていないもの。
それを簡単に泣き止ませることができないから、世の中のママたちは悩み苦しんでいるんですよね。
少しでもパパの理解があると、ママのつらさも変わって来るかもしれません。
【理由②寝不足によるイライラが溜まっているから】
人は寝不足の日が続くと、集中力が衰えたり心の余裕がなくなったりしますよね。
イライラしやすくなったり、相手の話を聞けなくなったりするでしょう。
毎日の寝不足がイライラさせ、注意力や理解力さえも衰えさせてしまうことで、いつも以上に相手を思いやる気持ちがなくなってしまっているのかもしれません。
夜泣きによる夫婦喧嘩を予防する方法
ではどうしたら、夜泣きによる夫婦喧嘩を防ぐことができるでしょうか?
以下を参考に、夫婦で話し合いながらつらい時期を乗り越えていきましょう。
【予防策①パパにも夜泣きについて理解してもらう】
普段、仕事で家を空けることの多いパパの場合、育児に対して消極的だったり、ママに比べて知識不足だったりするでしょう。
・夜泣きとはどういったものなのか?
・夜泣きが続くとママはどんなに大変なのか?
などについて、パパにも少し理解してもらえるといいかもしれません。
ただし、夜泣きが始まってお互いイライラしているときに話をしても、ただの喧嘩になってしまうだけ。
ですから、夜泣きについて理解してもらうのは、日中、パパもママも落ち着いて話せるタイミングがいいかもしれませんね。
ママの話を信じてもらえない場合は、一緒に小児科や支援センター等へ出向き、パパも専門家からの話を聞くといいでしょう。
【予防策②パパにも協力してもらう】
夫婦喧嘩が起こるくらいまでママもパパも精神的肉体的に追い詰められてしまっている状態は、あまり好ましくありませんね。
特にママは、言葉も話せない赤ちゃんのお世話にかかりきり。
常に緊張感のある状態ですから、夜泣きで寝不足だとそれだけで冷静さを欠いてしまうことも。
ですから、夜泣きに限らず、日ごろから育児家事を1人で担うママの負担が軽くなるようにパパにも協力してもらうようにしましょう。
・パパが休日で家にいるときは、赤ちゃんのお世話を積極的にやってもらう
・普段はパパがやれる家事を積極的にやってもらう
・パパ自身のことは、ママに頼らず自分でやる
など、育児だけでなく家事も積極的に行い、「間接的に」ママの育児をサポートするのもおすすめです。
育児や家事はママだけのものではありません。
夫婦で協力し合い、お互いを思いやることが大切ですから、赤ちゃんの夜泣きで夫婦喧嘩をしてしまわないよう、一度夫婦で話し合ってみてくださいね。
【予防策③寝室を別にする】
どうしても寝ているパパに気を遣ってしまい、夜泣きする赤ちゃんのお世話にストレスを感じてしまう場合は、夫婦喧嘩になる前に、寝室を別にするというのも1つの選択肢です。
育児中に夫婦別々で寝る家庭は、珍しいものではありません。
「パパのいびきがうるさくて…」
「夜泣きする赤ちゃんにイライラするパパを見ているのが嫌だから…」
「早く泣き止ませないと!とプレッシャーになるから…」
など、様々な理由から寝室を別にした方がママが「気が楽」というケースもあるんですよ。
まとめ
赤ちゃんの夜泣きは、毎晩続くこともあり、ママも精神的に参ってしまいますよね。
寝不足は、イライラしたり冷静さを失ってしまったりするので、夫婦喧嘩の原因になりやすいものです。
しかし、イライラして夫婦で怒鳴りあっても赤ちゃんの夜泣きは改善されません。
それよりも、お互い協力し合ってつらい時期を乗り越えることの方が大切です。
ママもパパも笑顔でいられる…そんな環境が赤ちゃんの精神的な安定にもつながるのではないでしょうか。
今回ご紹介した夫婦喧嘩の予防策を参考に、赤ちゃんの夜泣きを乗り越えましょう。