夜泣きはどのくらい放置しても良いの?
赤ちゃんは泣くものと分かっていても、毎晩となるとストレスになりますよね。
成長やその日の出来事などが影響して起こるとも言われていますが、明らかな原因がなくても起こる夜泣き。
個人差はありますが、1歳前後で少しずつ夜泣きが減っていくと言われています。
一時的なものとはいえ、毎晩対応するのは大変です。
少しくらい放置しても大丈夫なのでは?と考える方も多いのではないでしょうか。
今回は夜泣きをどれくらい放置しても良いのか、について解説していきます。
夜泣きは放置しても良いの?
そもそも夜泣きは放置しても良いのでしょうか。
夜泣きが始まると、すぐに泣き止ませようとして抱っこをしてあやすなど対応してしまう方もいるかもしれません。
すぐに対応するのではなく、少しの間なら様子を見ても大丈夫な場合もあります。
放置しても大丈夫か否かについて、夜に赤ちゃんが泣く原因から判断してみると良いでしょう。
【赤ちゃんが夜に泣く原因】
まず、赤ちゃんが夜に泣くのには様々な原因が考えられます。
例えば、
・寝言で一瞬泣いた
・おむつが気持ち悪い
・眠りが浅くて目が覚めそう
・眠りと眠りの間
・お腹がすいた
・興奮している
・暑い、寒いなどの不快感
・物音で起きた
・体調が悪い
などがあります。
赤ちゃんが夜泣いて泣き止まない時、まずどれに該当するか少し考えてみましょう。
また、大人と同じように赤ちゃんもレム睡眠とノンレム睡眠があり、寝ている間に繰り返しています。
ただし赤ちゃんの場合はその周期が短いため、夜中に頻繁に起きて泣いてしまうことも。
まだ眠たいのに脳だけは覚醒してしまい、さらにそこに別の原因が重なり夜に泣いてしまうことに繋がっていることも考えられるでしょう。
ただし、明らかに体調が悪そう、寝る前から体調が悪い、などの場合は放置せず対処するようにしましょう。
【完全にほったらかしはNG】
「放置」の認識自体、人それぞれかもしれません。
赤ちゃんの夜泣きの場合、放置といっても完全にほったらかしをしても良い、というわけではありません。
赤ちゃんの夜泣きが始まったら、まずは状況を確認しましょう。
お腹が満たされている、おむつもきれい、部屋は十分に暗く暑さ寒さの対策もできている、痒そうところ、痛そうなところがない、体調が悪いわけではない、しんどそうではない、などの確認をしてから、しばらくの間様子を見守るようにしましょう。
どれぐらい放置しても大丈夫?
少しの間その場を離れる場合、どれぐらいなら大丈夫なのでしょうか。
目安としては、10−15分程度、ただしその際も完全にほったらかしにするのではなく、近くで見守ってあげるようにしましょう。
夜泣きが続きあまりに辛いと感じる場合は、赤ちゃんの身の安全が確保された上で目の届く範囲内で少し離れたところに移動するなど気分転換をしてみるのも良いですね。
夜泣きを放置する際の注意点
夜泣きを放置する際の注意点についてみていきましょう。
【赤ちゃんの身の安全を確保してから】
赤ちゃんの状況を確認した上で、少しの間その場を離れることは問題ありません。
ただし、泣いている勢いで寝返りをしたり、寝ぼけて起き上がったりすることもあるかもしれません。
ママが少しの間離れても大丈夫なように、赤ちゃんが落下や窒息などしないよう寝具やベッドの環境も確認しておきましょう。
【長時間放置しない】
長時間泣き続けると、むせたり鼻水が出たりなど他の症状をきたす可能性もあります。
少しだけと思っていても、親がそのまま寝てしまったということがないようにタイマーをかけるなど離れる時間もあらかじめ決めておくと良いかもしれません。
夜泣き対策としてやってみると良いこと
赤ちゃんの時期は夜泣きがあるのは自然なこと。
ですが、数ヶ月、毎晩続くとなると辛いですよね。
【生活リズムを整える】
1歳くらいになれば自然と夜泣きも減っていきます。
少しずつ生活リズムを意識していきましょう。
月齢によっては難しい場合もありますが、朝は決まった時間に起きて夜は毎日同じ時間にベットに入れるよう、まずは調整していきましょう。
【就寝環境を見直す】
眠る前に、赤ちゃんにとって心地よく眠れる環境かどうか確認をしましょう。
夜にテレビの光が漏れたり外の音や声が聞こえたりするようであれば、遮光や遮音カーテンに付け替えるのも一つの手です。
部屋が明るすぎないか、静かな環境か、寝具が清潔か、暑すぎ寒すぎないかなど、一度就寝環境を見直してみるのも良いでしょう。
まとめ
夜泣きはいつか終わるものですが、毎晩数ヶ月続くとなると辛いですよね。
特に原因もなく泣き続けることもあります。お母さんの対応が悪いわけではないので、決してご自身を責めないようにしましょう。
夜泣きはすぐに対応した方が良い場合もあれば、少しの間であればその場を離れても良い場合もあります。
夜泣きが始まったらまずは様子を確認するようにしましょう。
赤ちゃんの状況を確認し、安全が確保されていれば少しの間放置、つまり様子の見守りをしても大丈夫です。
夜泣きの対応を続けるのは大変なので、時には気分転換をしてストレスにならないようにしていきましょうね。