夫婦で子育ての価値観の違いはある?
夫婦2人の大切な子ども。
どのように子育てしようか、ママとパパは色々と考えますよね。
そんな時、夫婦で子育ての価値観が違う、合わないと感じる時はないでしょうか。
夫婦といえど、それぞれ違う人間。
育ってきた環境も違うので、当然、価値観も違ってくるのは当然のことかもしれません。
しかし、違うからといって、そこで対立していては子育てが前に進みません。
価値観が違うところから、どう歩み寄ればいいのか、擦り合わせていけばいいのか考えていきましょう。
子育ての価値観の違いを感じる時は?
具体的にどのような時に、価値観の違いを感じる夫婦がいるのでしょうか。
【教育方針の違い】
まず大きな価値観の違いが出やすいのが、教育方針。
全く同じ学歴、経歴を持っている夫婦は少ないですね。
どのような習い事をさせるかというところから、どのような進路を進ませたいかなど、教育方針は子育ての中心的な考えです。
夫婦両方に強い思いがあったり、逆に片方には全く関心がなかったりする場合、価値観の違いで衝突しやすいかもしれません。
【基本的なマナーの違い】
食事、挨拶、人間関係、金銭感覚など、基本的なマナーについては、社会的なルールはありますが、大人でも少しずつ育ってきた環境によって、違うことがあります。
どちらが当たり前と思っていたマナーを子どもに身につけさせるのか、価値観が大きく違う場合は、言い合いになってしまうかもしれませんね。
【叱り方】
子どもを叱るとき、どういうことが基準で叱るのか、どんな口調で叱るのかについても夫婦で割れやすいところです。
叱る、叱らないの許容範囲は夫婦でも違うことが多いので、擦り合わせておかないと、パパはこんな時に甘やかすけれど、ママは怒る…などと子どもが混乱してしまうかもしれません。
【接し方】
子どもへの接し方についても、夫婦で差が出る場合もあります。
スマホやテレビを見ながら、合間に子どもと接する…
泣いたらママ任せ…
など、「子どもとはこう向き合ってほしい、接してほしい!」と考えていることと反対の接し方をされると、イライラとしてしまうことがあるかもしれません。
接し方についても、夫婦それぞれに価値観があるので、擦り合わせておいた方がいい点と言えるでしょう。
夫婦で子育ての価値観が違うときの対処法
夫婦の子育ての価値観が違うとき、お互いがお互いに価値観を主張してばかりでは、対立する一方です。
夫婦がお互いに、どのように対処していくといいでしょうか。
【お互いの価値観は認め合う】
まずはお互いの価値観を認め合うことが大切です。
自分には自分の考え方があるのと同じように、相手にも相手の考え方があります。
それを頭ごなしに「間違っている」と否定するのではなく、「そんな考え方もあるのか」と受け入れることから、認め合いは始まります。
そして、相手の価値観のいいところを探してみましょう。
自分の価値観とは違うけれども、子どもには合っているかもしれない、子どものためになるかもしれないという点が見つかるかもしれません。
【基本方針は同じにしておく】
価値観の違いはあるのは仕方ありませんが、基本的な子育て方針は対話しながら、同じにしておく必要があります。
そうでなければ、事あるごとに夫婦で対立し、子どもを混乱させてしまうからです。
子育てに対する価値観は、基本的には全てが「子どものため」のもの。
子どもに幸せになって欲しい、スクスク育って欲しいと願う気持ちであるのは、夫婦共に同じはずです。
【子どもの意思も尊重する】
そして子どもが成長してきたら、子どもの意思も尊重することも大切です。
子どもも1人の人間で、子ども自身の価値観が育ってきます。
夫婦がどれだけ子どものことを考え、決めたとしても、子どもの価値観によってはその通りにいかないことはもちろんあります。
子どもには子どもの人生があり、どの人生を選択するのは子ども自身だということも、子育ての価値観を擦り合わせる際には、夫婦で話しておきましょう。
【子どもの前での対立はNG】
価値観の違いがあればあるほど、対立がひどく、夫婦喧嘩に発展してしまうことが多いでしょう。
しかし、その夫婦喧嘩は子どもの前でしないこと。
子育ての価値観の違いでの夫婦喧嘩は、子どもが「自分のせいで喧嘩をしている」と感じてしまいやすいです。
話し合いは冷静に、相手の意見も認めつつ、自分の意見も伝えながら、じっくりと擦り合わせしていきましょう。
まとめ
夫婦で子育ての価値観が違うというのはよくあることです。
価値観は、生まれ持ったものもありますし、これまでの経験や養ってきた感性などから出来上がります。
大人になると、なかなかその価値観を曲げられなくなってしまいがちですが、夫婦で対立してばかりでは、子育てが前へと進みません。
お互いの価値観、考え方をまずは聞き、良いと思ったところを受け入れながら、夫婦2人で新しい子育て方針を生み出していくのはどうでしょうか。