生後5ヶ月のママが抱える授乳の悩み
生後5ヶ月になると、赤ちゃんの様子を見ながらそろそろ離乳食の準備をはじめる時期です。
はじめるタイミングに個人差はありますが、離乳食を食べる姿を楽しみにしているママもいるでしょう。
生まれて以来毎日続けていた授乳にも、少しだけ変化が訪れます。
1日の授乳回数も5~6回程度になり、だんだんと夜にまとまって寝てくれたり、授乳のリズムが整ってきたりするのもこの頃の特徴です。
意思もはっきりしてきて、自分で欲しいだけ飲んだら切り上げてくれるなど、赤ちゃんの成長に伴って授乳が楽になることも。
しかし授乳には、それぞれの時期に違った悩みがあるものです。
今回は、生後5ヶ月の赤ちゃんのママの授乳の悩みをご紹介します。
悩み1.授乳リズムが整わない
生後5ヶ月を過ぎると昼夜の区別がつくようになり、生活リズムが整ってくる赤ちゃんが多いようです。
それに伴って授乳の間隔も一定になり、毎日だいたい決まった時間に授乳をするようになります。
一方でまだ授乳のリズムが安定せず、周りと比べて心配になるママも。
授乳の間隔が整わないと離乳食もスタートしづらく、外出のタイミングにも気を使いますよね。
【対策】
一般的には、授乳のリズムは生後3~4ヶ月頃から定まってきます。
もちろん個人差が大きく、5~6ヶ月になっても定まらない赤ちゃんもいるため、あせらなくても大丈夫。
しかし授乳リズムが整うと、赤ちゃんのお腹が空くタイミングが把握でき、ママにとってメリットが多いのも事実でしょう。
まずは毎日の生活を一定にして生活リズムを整えると、自然と授乳にもリズムができてきますよ。
以下のような方法を試して、リズムをつくってあげましょう。
・起床時間を一定にする
・朝は起きて昼は遊び、夜は静かに過ごしてメリハリをつける
・だいたいの時間を決めて同じ時間に授乳する
・決まった生活パターンにする
・授乳時間以外で泣いたら違う方法であやす
生活が一定になれば、授乳も一定のリズムに落ち着いてきます。
いきなり変わると赤ちゃんのストレスになる場合もあるため、無理のない範囲で少しずつ進めてみると良いですよ。
悩み2.添い乳をやめたい
赤ちゃんを母乳で育てるママのなかには、一緒に横になったまま授乳する「添い乳」で寝かしつけをしているママもいるでしょう。
起き上がらなくても授乳ができるため、ママも休むことができ、夜間の授乳が多い低月齢の頃は便利ですよね。
しかし赤ちゃんが生後5ヶ月を迎えると以下のような理由から、そろそろ添い乳で授乳しながらの寝かしつけをやめたい、と思うママが増えてきます。
・添い乳なしで寝付いてくれなくなる
・ママ以外が寝かしつけできない
・虫歯の原因のひとつとなる
・卒乳や断乳を視野に入れて
・夜中に何度も添い乳をするのが負担になる
生後5ヶ月は離乳食がスタートする時期でもあるため、夜しっかり寝るようにし、生活リズムを整えたいですよね。
本格的に習慣化してしまう前に、授乳しながらの寝かしつけから違う方法へ変えてみましょう。
【対策】
添い乳をやめるには、添い乳以外の寝かしつけ法を見つける必要があります。
赤ちゃんにぴったりの方法を見つけるために、いくつか試してみるのも良いでしょう。
・手を繋ぐ
・抱っこ
・おっぱい以外の入眠アイテムを用意する
・添い寝
・トントン
・パパに寝かしつけを代わってもらう
どのやり方を選んでも、最初は大泣きで寝てくれず、赤ちゃんもママもつらい思いをするかもしれません。
泣いておっぱいを求める姿にママは心が折れそうになりますが、おっぱいがなくても寝れるようにしてあげるのも、ママの愛情です。
乗りこえれば、朝までぐっすりと寝てくれるようになる可能性もありますよ。
悩み3.離乳食後も母乳やミルクをいつも通り飲む
すっかり慣れてきた授乳も、離乳食をはじめるとまた戸惑ってしまいますよね。
離乳食をぱくぱく食べてくれるのは嬉しいですが、その後の母乳やミルクも変わらず飲んでいると、飲みすぎが心配になるママがいるようです。
【対策】
生後5ヶ月は離乳食がはじまったばかりで、栄養の中心はまだ母乳やミルク。
離乳食の後は母乳なら欲しがるだけ、ミルクならいつもと同じ200~220㎖をあげるのが基本です。
体重が成長曲線から外れるほど急に増えたり、離乳食後の授乳の後に吐いたり、下痢をしたりといったことがなければ、飲みすぎの心配はないでしょう。
それが原因で太ってしまうこともないため、基本的には欲しがるだけあげてくださいね。
2回食になれば、離乳食後のミルクだけ少し減らしていきます。
まとめ
生後5ヶ月になると授乳の間がしっかり空く赤ちゃんも増え「授乳で1日が終わってしまう」という感覚も薄れてきます。
離乳食をはじめる時期でもあり、今までの授乳に変化が訪れるタイミングです。
まだまだ授乳自体は続きますが、母乳やミルク以外で栄養や水分を摂取するようになると思うと、気が楽になるママもいるかもしれませんね。