「保育園に行きたくない」には理由がある
赤ちゃんを保育園に預けて働くママにとって、わが子が楽しく保育園に通えているかどうかは、とても重要なポイントですよね。
楽しんで登園してくれているのなら、ママも安心して働くことができるでしょう。
しかし、なかには「保育園イヤ~!」と泣いて行きたくない意思を訴える子も。ママとしては、泣いて嫌がる子を保育園に預けなければならず、少し後ろめたい気持ちになりますよね。
保育園に行きたがらない理由は、その子によって様々。たとえ小さな赤ちゃんでも、何かしら「イヤ」と思える理由があるんです。
そこで今回は、保育園を行きたがらないときに考えられる理由と対処法についてご紹介します。しっかりわが子の様子を見て、なぜ保育園に行きたくないのか?理由を探りましょう。
行きたくない理由①寂しい・不安
赤ちゃんが保育園に行きたくない理由の1つには、ママと離れる不安や寂しさがあります。
これまでずっと一緒だったママと離れ、慣れない環境、知らない先生や友達と過ごすわけです。当然、寂しい・不安といった感情がこみあげてくるのは当然のことですよね。
毎朝必ず登園時に泣いてぐずってしまうと、ママとしてはつらいでしょうが、赤ちゃんが徐々に保育園に慣れ、心から楽しいと思えるようになれば少しずつ落ち着いていくので、様子を見ながら対処していきましょう。
【対処法】
毎朝登園時に泣いてぐずる赤ちゃんを見ると、ママも「預けるのはかわいそうかな?」と不安な気持ちになりますよね。しかし、この不安な気持ちは赤ちゃんにも伝わってしまいます。
まずはママ自身が、保育園は楽しいところ!先生やお友達と遊べて素敵な場所!という気持ちを持つことが大切です。赤ちゃんと毎朝別れるときも、必ず笑顔でいましょう!
また、担当の先生に、赤ちゃんが人見知りや甘えん坊なタイプであるなどを伝え、適切な対処をしてもらえるよう相談するといいと思います。
赤ちゃんが、保育園の先生を信頼できるようになれば不安な気持ちは解消されていきます。特に環境の変化に敏感な子は、慣らし保育を丁寧に行うなど工夫するといいかもしれません。
行きたくない理由②嫌な友達がいる
1歳前後の赤ちゃんだと、おもちゃの取り合いから友達トラブルになることもありますよね。お互いまだ言葉で意思疎通ができないため、つい手が出てしまうこともあるでしょう。
過去にされた嫌な経験から、保育園に行きたくないと思ってしまっているかもしれません。
同様に、友達だけでなく先生との相性が関係していることも…。先生から強い口調で叱られたことがキッカケで、先生を怖がるようになることもあります。
【対処法】
保育園でのトラブルが考えられる場合は、どのように過ごしているか?何かトラブルがなかったか?担当の先生に聞いてみましょう。
もし苦手な友達がいるようであれば、保育の際に注意して見てもらうようひと言伝えておくといいかもしれません。
行きたくない理由③生活リズムの乱れ
早寝早起きができず、朝起きて保育園に行くのを嫌がる子もいます。眠さから、ぐずってしまうこともあるでしょう。
保育園に通う前は好きな時間に寝起きしていた子もいるかもしれませんが、登園時間が決められている保育園はそうもいきませんね。
【対処法】
生活リズムの乱れが原因の場合は、今一度普段の生活習慣を見直すことが大事!働き出すと、ママもなにかと忙しいとは思いますが、早寝早起きを心がけ、赤ちゃんが十分な睡眠をとれるよう配慮してあげてくださいね。
年末年始やゴールデンウィーク明けなど、連休明けは特に注意しましょう。すっかり乱れた生活リズムのまま、また保育園がスタートすると登園渋りが再開してしまうことがあります。
行きたくない理由④体調不良
保育園に行きたくない理由には、体調不良ということも考えられます。
特にまだ言葉で自分の想いを訴えることのできない赤ちゃんは、ママが体調の変化に気づいてあげることが大切です。
【対処法】
働くママの朝は、とても忙しいもの。
しかし、わが子の体調不良のサインを見逃しては大変ですよね。無理に登園させても、結局はお迎えの電話がかかってきてしまいます。
まずは毎朝の検温を欠かさないようにし、朝食を食べた量や顔色なども確認しましょう。
保育園は様々な感染症が蔓延しやすいため、ママが気付かないうちに病気にかかっていることもあります。
まとめ
保育園に行きたくないと訴えるには、赤ちゃんなりの理由があります。単にママと離れるのが嫌なのか、嫌いな友達がいるからなのか、眠くて行きたくないのかなど様々です。
一体なぜ、保育園に行きたくないと泣くのか、まずはその原因を確かめ、赤ちゃんが楽しく通えるようにママがサポートすることが大切です。
それには、保育園と家庭との連携が必要!送迎時などコミュニケーションをとりながら、小さな赤ちゃんの心のケアをしてあげてくださいね。
もちろん、ママだけでなく、パパの協力も大事です。「保育園に行きたくない」とぐずる赤ちゃんを安心させてあげましょう。