赤ちゃんの人見知り・場所見知りって?
赤ちゃんは生後6ヶ月から9ヶ月頃になると、人見知りや場所見知りをする子もでてきます。
この人見知り、場所見知りをするのは、赤ちゃんにとってよくあることなのですが、具体的にどのようなことなのかご存じでしょうか。
今回は赤ちゃんの人見知り、場所見知りってどんなもの?という点について紹介していきます。
赤ちゃんの人見知りとは
まずは赤ちゃんの人見知りについてです。
赤ちゃんの人見知りの特徴としては、次のようなものがあります。
・生後6ヶ月頃から始まる
・期間は赤ちゃんによって異なるが、長いと2歳頃まで続く
・ママやパパ以外から話しかけられた時に固まる、泣いてしまう、離れられなくなる
・ママやパパ以外でも平気な場合もある
・パパにも泣いてしまうことも
などです。
【人見知りの原因は?】
赤ちゃんが人見知りし始めるのは、まず視力と認知能力が発達してきたという成長の表れでもあります。
人の顔を見分けられるようになり、ママやパパ以外の人を見ると、驚いて不安になったり、ママやパパを泣いて求めたりするのです。
また、急に近づいてきた、急に抱きあげられたなど、相手に予想外の行動をとられた時は大人も怖いですよね。
そのような場合も人見知りして、激しく泣くことがあります。
その他、赤ちゃんを抱っこしているママやパパが緊張していたり、怖がっていたりする場合も、その感情が赤ちゃんに伝わり、赤ちゃんが人見知りで泣いてしまうということもあるようです。
【大人の人見知りとの違い】
大人も人見知りするという人もいますが、赤ちゃんの人見知りとは少し違います。
大人の場合は初めて会う人との接し方が分からない、コミュニケーションをとるのが苦手などということから、黙り込んでしまうという人見知りが多いかもしれません。
しかし、赤ちゃんの場合は知らない人が怖い、けれど興味はあるという場合に、泣いてしまうことが多く、好奇心旺盛であるほど、人見知りが激しくなる傾向にあるようです。
また、大人の人見知りはその人の個性でもあるため、「治そう」と思わなければ治りませんが、赤ちゃんの人見知りは時期的なものです。
成長すると、赤ちゃんの時期のような人見知りは見られなくなります。
赤ちゃんの場所見知りとは
場所見知りは、その名の通り、場所に対して人見知りのような行動をとることです。
・生後6ヶ月頃から始まる
・初めて行った場所に泣いてしまう
・場所を嫌がって抱っこから降りない
・嫌がって部屋に入ろうとしない
などの特徴があります。
【場所見知りの原因は?】
場所見知りの原因は、人見知りと同じく、「不安」からくるものだと考えられています。
視力も発達し、いつも過ごす部屋を認識し始めることから、いつもと違う場所、雰囲気を怖がり、泣いてしまったり、嫌がったりします。
また、場所見知りもママやパパが緊張、不安がっている場所には、一緒に怖がって泣いてしまうこともあります。
その他、場所の場合は普段過ごすよりうるさい、大きな音がする、聞いたことのない音が出たなどということからも、怖がって近づきたがらないというケースもあるようです。
人見知り・場所見知り対策は?
人見知りも場所見知りも、様々な面が成長しているという証です。
また更に成長すると、人や場所に慣れたり、気持ちを切り替えることができるようになったりするので、人見知りも場所見知りも減っていくことが多いです。
しかし、人見知り・場所見知りの程度は赤ちゃんによって異なります。
あまりにも毎回ひどく泣くようなら、人に会わせるのも、どこかへ出かけるのも大変で疲れてしまいますよね。
そんな時はどのような対策なら有効でしょうか。
【一番の対策は安心させてあげること】
人見知り、場所見知りともに、一番の対策は赤ちゃんを安心させてあげることです。
会った人に泣いてしまった時には抱っこして「大丈夫。ママの大好きな友だちだよ。」などと声をかけ、気持ちを落ち着かせてあげましょう。
場所見知りの際には、大好きなおもちゃを持参したり、新しいおもちゃで赤ちゃんの気を引いたりしてみるといいかもしれません。
ホワイトノイズといって、赤ちゃんが安心する音を聞かせてあげるという対策をしているママもいるようです。
【今だけと割り切ること】
人見知りや場所見知りをする赤ちゃんに、
「人見知りをしてしまって相手に嫌な思いをさせてしまうかも」
「場所見知りをして、周りに迷惑をかけてしまう・・・」
などとママやパパが不安に思うと、更にその気持ちが赤ちゃんに伝わって、不安な気持ちが増えてしまうことがあるかもしれません。
人見知りや場所見知りは成長とともに頻度や程度が少なくなっていき、やがてしなくなることがほとんどです。
今だけと割り切って、周りに迷惑をかけない場所であればOKなど、気持ち大らかに捉えてみるのもいいでしょう。
まとめ
人見知りと場所見知りは赤ちゃんの視力や認知能力の成長によるものです。
成長とともにしなくなるものなので、人見知り・場所見知りしている時には安心させてあげ、時期的なものだと割り切って、赤ちゃんと過ごすようにしましょう。