授乳中にそのまま寝てしまう赤ちゃん
赤ちゃんが授乳中にお腹がいっぱいになってしまい、そのまま寝てしまうのは珍しくありません。
授乳は、赤ちゃんにとってそれほど安心するものなのでしょうね。
しかし、ゲップも出さずに授乳中に寝てしまうのは、吐き戻しなどが心配になる側面もあります。
ゲップをさせようとすると赤ちゃんの目が覚めてしまい、その後に眠らなくなってしまうということも。
授乳中に赤ちゃんがそのまま寝てしまった時、どのように対処をすればいいのでしょうか。
気を付けたいケースなども一緒に見ていきましょう。
授乳中に赤ちゃんがそのまま寝た時はどうする?
授乳中に赤ちゃんがそのまま眠ってしまった時、起こしてゲップを出してあげるべきか、寝かせておいたらいいのか悩ましいところです。
どのように対処をしたらいいのでしょうか。
【無理に起こさずそのまま寝かしつけてもいい】
母乳、ミルク育児に関わらず、もし授乳中に赤ちゃんが眠ってしまった時には、できればゲップは出せるのが理想です。
しかし、ゲップを出そうにも起きてくれなかったり、起きたら機嫌が悪くなってしまい、そのまま眠れなくなってしまったりすることもあります。
授乳で疲れているママにとっては、大きな負担になるかもしれませんね。
授乳中に赤ちゃんがそのまま寝た時は、基本的に無理をせずに寝かせても構いません。
ただし、授乳後にゲップを出していないということは、ゲップと一緒にミルクを吐いてしまう可能性があるため、赤ちゃんの様子をしっかり把握しておくなど、次のような注意が必要です。
<吐き戻しがないか様子を見る>
ゲップが出なかった場合でも、空気はオナラで排出されるので、心配はありません。
吐き戻しをしないか様子は見る必要がありますが、ゲップが出た場合でも吐き戻すことはあるので、いつもと同じように様子を見る必要があります。
授乳中にそのまま寝るようなことがあっても、特に吐いたりしないようでしたら、無理に起こさず寝かせてあげてもいいでしょう。
<寝たままゲップを出したい時は>
吐き戻しがないようでしたら、そのまま寝ても構いませんが、赤ちゃんが吐くようでしたら、やはりゲップは出してあげたい時は、寝てしまった赤ちゃんを優しく縦抱き抱っこし、無理なくゲップが出せるように背中をさすってあげましょう。
上手くできれば、眠ったままゲップが出せるかもしれません。
通常のゲップの出し方と同じように5分ほど様子を見て、ゲップが出るまで擦ってあげてみてください。
授乳中にそのまま寝る赤ちゃんの気を付けたいケース
授乳中にそのまま寝てしまっても特に問題が無いという赤ちゃんもいる一方、やはり気を付けてもらいたいケースもあるので、確認しましょう。
【授乳量が少なく体重が増えない】
授乳中にそのまま寝ることがあったとしても、赤ちゃんの体重がしっかりと増えているようでしたら、特に心配する必要はありません。
しかし、ミルクをほとんど飲まずに、すぐに赤ちゃんが寝てしまうようでしたら、お腹が空くだけでなく成長にも影響がないか心配です。
体重の増え方を確認し、伸びがあまり良くないようでしたら、医師や助産師などに相談の上、どのように飲ませるといいかアドバイスをもらって対策をしていきましょう。
なお、母乳育児の場合はあまり飲まなくても量を気にせず、赤ちゃんが飲みたい時に飲ませるという方法でも構いません。
体重の増加には、十分注意して成長を見守っていきましょう。
授乳中にそのまま寝る赤ちゃんを起こしたい時
少し起こして、もう少し飲んでもらいたいと思う時はどう起こせばいいでしょうか。
赤ちゃんの手足をこちょこちょしたり、頬を優しく刺激したりすると、目を覚まして授乳を再開できることがあります。
赤ちゃんの授乳の体勢を変えてあげるのもいいかと思います。
まとめ
赤ちゃんが授乳中にそのまま寝てしまうのは、よくあることです。
起こしてゲップをさせたらいいか悩ましい所ではありますが、普段から吐き戻しが無いようでしたらそのまま寝ていてもいいでしょう。