授乳中はテレビを消す?つけたまま?
テレビは生活に欠かせないものです。
特に見ていなくても、家にいるときはずっとつけている、というママもいるでしょう。
授乳のときも、つけっぱなしにしていることが多いのではないでしょうか。
しかし助産師などに教わったように、授乳の際は「静かな環境で、しっかり赤ちゃんと視線を合わせて。」というのが基本。
授乳中はテレビも消した方が良いか、悩んでしまいますよね。
そこで今回は、授乳中のテレビについて考えてみました。
授乳中はテレビを消した方が良いのか?またテレビが与える影響や、授乳中に見る際の注意点などについてご紹介します。
授乳中にテレビは消した方が良い?
授乳中のテレビは赤ちゃんやママにとって良くない影響を与えることもあるため、やはり一般的には消した方が良いようです。
またテレビではなく、スマートフォンも同様。
調べものをしたり赤ちゃんの写真を撮ったりと、スマートフォンを常に持っているママも多いはずです。
なんとなく手持無沙汰になる授乳中は、つい見てしまいますよね。
できれば、授乳中のスマートフォンも控えた方が良いといわれています。
しかし赤ちゃんのお世話に忙しいママは、なかなか自分の時間が取れません。
授乳中にぼんやり見るテレビやスマートフォンが、ほっと一息つける時間というママもいるでしょう。
月齢の小さな赤ちゃんとの生活は家で過ごすことが多くなるため、世の中のことを知るのに大切な情報源でもありますよね。
そのため「絶対に良くない!」とは言い切れないのも事実です。
完全に断つというよりは程度を考え、上手に付き合えると良いですね。
授乳中のテレビが与える影響
授乳中にテレビがついていると、どのような影響があるのでしょうか?
【赤ちゃんが授乳に集中できない】
テレビの音や光が気になって、赤ちゃんが授乳に集中できなくなります。
生後3~4ヶ月頃には遊び飲みがはじまるため、余計に気が散るかもしれません。
【コミュニケーションが減る】
授乳は赤ちゃんの食事だけでなく、コミュニケーションの時間でもあります。
ママと見つめ合って授乳することで赤ちゃんの心は安定し、親子の絆も強くなるようです。
ママがテレビばかり見ていると、赤ちゃんと視線が合いにくくなりますよ。
【授乳姿勢が崩れやすい】
まだ授乳に慣れない時期は、テレビを見ながらだと授乳姿勢が崩れがちです。
赤ちゃんも飲みづらくなるうえ、肩こりや腰痛、乳首の痛みを引き起こすことも。
【オキシトシンの分泌に影響がある可能性がある】
出産後のママは「オキシトシン」という、母乳を作るのに欠かせないホルモンの分泌が増加します。
オキシトシンは赤ちゃんが乳首を吸う刺激や、赤ちゃんとの触れ合いでより分泌されるようです。
テレビを見ながら授乳をすることで、オキシトシンの分泌に影響があるといわれています。
【赤ちゃんの落下の危険性】
授乳中にじっとしている赤ちゃんばかりではありません。
テレビに気を取られているとママの反応が遅れ、赤ちゃんが落下する危険もあります。
またスマートフォンの場合、ウトウトしながら見ていて、赤ちゃんの上に落としてしまう可能性も。
【ママの気を引こうと乳首を噛む赤ちゃんも】
自分のことを見てくれないママの気を引くために、乳首を噛む赤ちゃんもいるようですよ。
ママが画面に夢中になっているときに、赤ちゃんは寂しそうにママの顔を見つめているかもしれません。
赤ちゃんからのサインに気づけないのは、悲しいですよね。
授乳中のテレビの注意点
授乳中はテレビを消す方が良いですが、必ずしもそうはいかないことも。
まずは自分のなかでルールづくりをし、少しずつ試してみてはいかがでしょうか。
【赤ちゃんの気が散るようなら消す】
テレビがついていても授乳に問題がないのなら、ママの息抜きにもなるため、そのままでも良いかもしれません。
しかし赤ちゃんが音や光が気になって授乳に集中できないなら、思い切って消してくださいね。
【集中しすぎない】
ママがテレビばかりに気を取られていると、赤ちゃんの些細な変化にも気がつけません。
常に赤ちゃんに気を配りテレビに集中しすぎないことが、安全のためにも重要です。
【授乳中は音を小さめにする】
授乳中にテレビをつけておくなら、音は小さめを心がけましょう。
小さな音なら気になりづらいかもしれません。
また授乳中は赤ちゃんもリラックスしているため、いきなり大きい音がするとびっくりしてしまいます。
【コミュニケーションを忘れない】
授乳は、コミュニケーションの時間でもあることを忘れないでくださいね。
ママにとって授乳=テレビにならないよう、注意したいものです
【正しい姿勢を意識する】
テレビに夢中になって姿勢が崩れないよう、気をつけましょう。
まとめ
テレビをつけたまま授乳をすることは、必ずしも悪いことではありません。
しかし良くない影響もあるため「なんだか赤ちゃんが集中してくれず、授乳がうまくいかない。」と感じた際は消すのがおすすめです。
授乳は1日に何度もするため、何回かに1回は意識して消すことからはじめても良いでしょう。
授乳は今しかできない赤ちゃんとのコミュニケーション方法。
後悔のないように、しっかり楽しんでくださいね。