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赤ちゃんが卒乳する時のバストケア方法

赤ちゃんが卒乳時にバストケアは必要?

妊娠や出産を機に、女性の体は大きく変化していきます。

赤ちゃんの栄養源である母乳を分泌するバストも、妊娠中からどんどん変わっていきますよね。

そして卒乳をする時も、ママのバストに変化が起きるタイミングのひとつ。

 

妊娠~産後は母乳の出がよくなるように、マッサージなどのバストケアを頑張っていたママは多いでしょう。

一方で卒乳する際はその時期や方法、赤ちゃんの心のケアばかりに目が向き、自身の体のことは後回しにしてしまいがち。

しかしママがつらい思いをしたり体調を崩したりしないためにも、授乳開始時と同様、卒乳時にもバストケアが重要なのです。

 

そこで今回は、赤ちゃんが卒乳時のバストケアについてご紹介します。

卒乳時のバストケアの基本を知り、トラブルのないスムーズな卒乳完了を目指しましょう。

 

赤ちゃんが卒乳時にバストケアが必要な理由

赤ちゃんが卒乳する時の状況やママのバストの状態は、人それぞれです。

計画的な卒乳もあれば、完全に赤ちゃんの意思に任せ、卒乳するのを待つこともありますよね。

 

赤ちゃんが母乳を飲む回数が自然と少なくなり、トラブルもなく気がついたら卒乳をしていた場合は、特にバストケアが必要ないこともあります。

しかし計画的な卒乳では、卒乳を決意したからといってママの母乳の分泌は急には止まりません。

 

授乳を止めても今までと同じように母乳を作り続けるので、おっぱいがパンパンに張って痛みを伴ったり、吐き気や頭痛を感じたり、ひどくなると乳腺炎になったりしてしまいます。

そういったトラブルを防ぐためにも、卒乳時にはバストケアが大切になるのです。

 

赤ちゃんが卒乳する時のバストケア方法

赤ちゃんが卒乳時のバストケアで重要なのが「もう母乳を作らなくても良い。」ということをママ自身の体に覚えてもらうこと。

そのためには、適切なタイミングで搾乳をしたり冷やしたりといった、セルフケアが重要です。

 

卒乳前からのバストケアについて、段階的にまとめてみました。

 

【卒乳前~】

まずは卒乳に向けて、授乳回数を減らしていきましょう。

授乳回数が減れば少しずつ母乳量も減っていくため、卒乳後のケアも楽になりますよ。

 

【卒乳当日】

今までしていた授乳を止めると、母乳が溜まって張りを感じるでしょう。

卒乳当日から3日程度は最も張りが強く、大変かもしれません。

 

すぐに搾乳したいと思ってしまいますが、ママの体は搾った分だけ必要だと認識し、どんどん母乳を作ってしまいます。

反対に母乳が溜まっている状態が続くと、分泌がゆるやかになるのです。

そのためつらくても、ある程度そのままにしておきましょう。

 

張ってはいるけれど我慢できる、または張りを感じない場合、2日~3日はなにもしない方がいいようです。

少し冷やすと分泌を抑えられ、痛みが和らぎますよ。

 

あまりにつらい時は、卒乳直前の授乳回数を超えない程度に搾ってみましょう。

搾りすぎたり頻回にやりすぎたりすると、また母乳の分泌を促進してしまうため「痛みが和らぎ少し楽になる程度」がポイントです。

 

【卒乳から3日~】

卒乳から3日~4日を過ぎると張りのピークが落ち着き、少しずつ母乳の生産量も減ってきます。

搾るのも1日に1回から様子を見て張りを感じた時にし、毎日しなくても良い程度になるでしょう。

 

その後は搾る間隔を数日に1回、1週間に1回、2週間に1回と、徐々に延ばしていきます。

あまり痛みや張りを我慢しすぎるとトラブルの原因になるので、無理のないようにしてくださいね。

 

【卒乳から1ヶ月~】

張りを感じることもなくなって母乳もほぼ出なくなる時期ですが、1ヶ月はだいたいの目安であり、個人差があります。

2週間で母乳が出なくなるママがいれば、1ヶ月以上かかるママもいるため、焦らず体の様子に合わせてバストケアを続けましょう。

 

母乳が残ったままになっているとトラブルを引き起こすこともあるので、張りを感じなくなってからも、しばらくはときどき搾ってみてくださいね。

搾っても母乳が出なければ、無事に卒乳の完了です。

 

【卒乳後は下着でのバストケアも】

卒乳後のママのバストは妊娠前より肉質が柔らかくなり、流れやすくなっています。

以前とはサイズが変わり、ボディラインの変化も気になりますよね。

 

卒乳後は頑張ったご褒美と今後のバストケアを兼ねて、下着を新調するのもおすすめです。

授乳の必要がないので好きなデザインの下着が選べ、気分転換にもなりますよ。

 

赤ちゃんが卒乳時のバストケアの注意点

今回はセルフケアの方法をご紹介しましたが、誤った方法や自己判断は、症状を悪化させる恐れがあります。

痛みがひどかったり乳腺炎の可能性があったりする時は、すぐに母乳外来などに相談してくださいね。

 

また順調に進んでいても心配や不安がある場合は、専門家に経過をみてもらうと安心ですよ。

 

まとめ

赤ちゃんが卒乳する際は、ママ自身のバストケアにも注目してみましょう。

しっかりとケアをすることで乳腺炎などを防ぎ、ママがつらい思いをすることも少なくなります。

 

またトラブルなくスムーズに卒乳完了できれば、授乳の思い出がより大切で、愛おしい時間だったと感じるかもしれません。

今まで頑張ったママのバスト、心を込めてケアをしてあげてくださいね。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

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