お散歩を始める時期
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ免疫力が低く、体力もないため、少しずつ外に出る準備をしてから本格的なお散歩デビューとなります。
一般的に、1ヶ月健診で母子ともに健康に問題がなければ、外出できるようになります。
外出できるようになっても、赤ちゃんの皮膚はまだ弱いため、まずは外気浴から始めます。
「外気浴」とは、戸外の新鮮な空気や明るい陽光を浴びて、皮膚や気道の粘膜が刺激され、気温の変化に適応する体を作るために行うものです。
外気浴をするときは、赤ちゃんの弱い肌や目に、直接強い日差しが当たらないように気をつけましょう。
まずは、天気の良い暖かい時間を選んで、お部屋の中で窓を開けて外気に触れたり、ベランダやお庭に出て外気を浴びたりします。
徐々に外の空気に慣れていき、外気を浴びる時間を長くしていくことで、お散歩へ行く準備ができていきます。
お散歩をするメリット
お散歩をすることで、外の世界に触れられるため、赤ちゃんの五感を刺激して成長を促します。
初めて見る世界に脳や様々な神経をフル回転させることでしょう。
そして、疲れた赤ちゃんは夜ぐっすり眠り、睡眠時間が長くなります。
昼夜逆転している赤ちゃんは、生活リズムを整えるためにも、日中のお散歩は効果的です。また、お散歩をすることで、赤ちゃんの皮膚や呼吸器に抵抗力がつき、強くなります。
これまで家の中にばかりいた赤ちゃんとママが、お散歩をすることで、気分転換にもなるでしょう。
ゆっくりお散歩しながら、赤ちゃんに声かけをすれば、親子の絆を深めていけるというメリットもあります。
お散歩する時間帯と場所
赤ちゃんとのお散歩は、ベビーカーや抱っこひもを使って行きましょう。
散歩する時間の長さやママの体力によって、抱っこひもかベビーカーで散歩するか決めるようにすると良いです。
基本的に、日差しの強い午前11時~午後2時の間を避け、午前中か夕方の時間帯にお散歩をするようにします。
赤ちゃんの生活リズムを崩さないように、授乳や離乳食の時間やお昼寝の時間とは別の時間帯を選んでお散歩すると良いでしょう。
最初は、近所を一周するなどの近い距離から始め、徐々に距離を延ばしていきます。慣れてきたら、近所の公園まで足をのばし、園内で休憩するのも良いでしょう。
毎日お散歩に行かなければならない訳ではありません。
赤ちゃんの機嫌がよく、ママの体調が良いときを選んで、無理なくお散歩を楽しみましょう。
お散歩をする際の持ち物
徐々にお散歩に慣れてきたら、お散歩する時間も長くなるでしょう。
30分ほど散歩をする予定のときは、赤ちゃんに何が起こるかわかりませんので、以下のものを準備しておくと安心です。
・ おむつ交換に必要なもの
・ 飲みものやおやつ
・ 帽子や着替え
・ バスタオルやおくるみ
・ 母子健康手帳と保険証
・ 夏は紫外線防止対策、冬は寒さ対策