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抱っこ紐を使用時の転倒事故

抱っこ紐を使用時に転倒するのは珍しくない

抱っこ紐を使うことで、赤ちゃんを抱っこしつつもママの両手が自由に使えます。

お出かけや家事をする時などにも大活躍のアイテムですが、一方で抱っこ紐を使用している際に生じる事故も複数報告されています。

 

中でも、気を付けたいのが赤ちゃんを抱っこしたママが転倒するという事故です。

実際に、抱っこ紐を使用している時にバランスを崩したり、転倒しそうになったりしたことがあるというママもいることでしょう。

抱っこ紐を安全に使うために気を付けたいポイントとは、どんなことがあるのでしょうか。

 

抱っこ紐を使用時に転倒事故が起こる理由

抱っこ紐を使っている時に転倒事故が発生するのには、以下の理由が挙げられます。

 

【足元が見えにくく躓きやすい】

抱っこ紐を使用していると、ママは足元の様子がほとんど分からなくなってしまいます。

そのため、ちょっとした段差や障害物、冬場では滑りやすい道にも気が付きにくくなり、転倒してしまうことがあります。

 

【バランスが取りにくい】

抱っこ紐を使うと楽と感じるかと思いますが、実際はママの体の前側に数キロの負担がのしかかっている状態です。

実感がなくても、抱っこをしていない時よりもバランスは保ちにくくなっています。

万が一バランスを崩し転びそうになっても、ママの力では体を支えきれないこともあるのです。

 

【赤ちゃんが思わぬ動きをする】

赤ちゃんの動きが活発になってくると、体をよじるなど思わぬ動きをすることもあります。

赤ちゃんの重さに勢いも加わるため、ママはバランスを崩してしまうことがあるのです。

 

【荷物をもっていると支えにくい】

抱っこ紐を使っていると両手が空くため、荷物を持つというママもいるかと思います。

中には抱っこ紐を使いつつ、重たいマザーズバックも持っているという頑張り屋のママもいますよね。

しかし、荷物で手が塞がってしまうと、とっさの時に体を支えることが難しくなり、母子ともに怪我に繋がるリスクが高まります。

 

抱っこ紐を使用時に転倒すると重症化しやすい

万が一、抱っこ紐を使用時に転倒してしまうと、赤ちゃんもママも怪我が重症化しやすい傾向があります。

 

【赤ちゃんが抱っこ紐から投げ出されることがある】

転倒時に、赤ちゃんが抱っこ紐から投げ出されてしまう危険性があります。

赤ちゃんにダイレクトに地面と接触する衝撃が加わってしまい、大変危険です。

 

【ママの体重がかかることがある】

抱っこ紐から投げ出されなくても、ママが上手く受け身を取れないと、赤ちゃんにママの体重や衝撃が加わってしまうことがあります。

圧迫され、体の骨が折れてしまうということも考えられます。

 

【転倒すると頭からケガをしやすい】

抱っこ紐を使用時に転倒すると、赤ちゃんの体よりも頭から地面にぶつかっていきやすいです。

赤ちゃんの頭の骨は未熟なので、打ちどころが悪いと脳に衝撃が加わり、重症化することもあります。

 

【ママも受け身が取りにくい】

転倒時、抱っこ紐を使用していることから、ママ自身も受け身が取りにくくなっています。

咄嗟に赤ちゃんをかばうこともあるため、ママも大怪我に繋がりやすいのです。

 

抱っこ紐を使用時に転倒しないために

抱っこ紐を使用していると普段よりも転倒しやすい状態です。

少しでも転倒を予防できるよう、心がけたいポイントがあります。

 

【抱っこ紐を正しく使おう】

抱っこ紐を正しく使わないと、ママの体におかしな力が加わることも。

 

・バックルは正しく止まっているか

・赤ちゃんの位置は低すぎないか

・腰ベルトは腰骨の上にあるか

・赤ちゃんが苦しい様子はないか

・赤ちゃんの体とママの体が密着しているか

 

これらを確認し、正しい使い方をしましょう。

 

【歩きやすい靴を履こう】

抱っこ紐を使用する際は特に、靴選びは気をつけたいですね。

ヒールやサンダルは避け、できれば歩き慣れたスニーカーを、冬場は滑りにくいブーツを履くようにしましょう。

 

【荷物を持たない工夫をしよう】

抱っこ紐を使っているママは、身動きがとりやすくなるように荷物を極力持たない工夫が必要です。

パパがいる時にはマザーバッグを持ってもらったり、ベビーカーがあるのでしたらそちらに荷物を付けたりするといいいですね。

 

【抱っこをする時は低い位置から】

赤ちゃんを抱っこ紐に装着する際は、バランスを崩しやすい体勢をとります。

立ったまま付けると特にバランスが取りにくく、転倒するとケガにも繋がりやすくなります。

 

赤ちゃんを抱っこする時は低い位置で抱っこ紐を装着し、しっかりバックルを留めたのを確認してから立ち上がるといいでしょう。

立ち上がる時も、壁や近くの物に捕まりながら体を支えると転倒予防になります。

 

まとめ

抱っこ紐の使用時に転倒すると、赤ちゃんだけではなくママも大怪我に繋がってしまうことがあります。

転倒しないための対策をし、安全に便利に抱っこ紐を活用していきたいですね。

 

抱っこ紐は正しく使いつつ、ママの足元は歩きやすいような靴を履くように心がけましょう。

また、抱っこ紐を使っている時にはママがバランスをくずしやすくなっているため、少しでも身軽に動きやすくなれるよう工夫したり、パパにも荷物を持ってもらったりするようにしたいですね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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